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アニメ『チ。-地球の運動について-』第10話 知 感想と考察 前向きオクジーとバデーニの悲しき過去

チ。-地球の運動について- アイキャッチ

アニメ『チ。-地球の運動について-』の感想と考察。今回は第10話『知』です。

  • 個人的な感想を交えた考察です。考えるだけなら自由だ!
  • 完全に初見となります。心優しい原作勢は、あたたかく見守ってあげましょう

9話から10話の時系列

あれほどネガティブだったオクジーくんが、読み書きを勉強したり、ちょっとは未来に対して前向きになったようで何より。地頭は良かったんだろうなぁ……
にしても、『食事と寝床を提供する』とは言っていたけど、家畜小屋のほうがもーちょいマシでは……?

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

文句も言わずにここで暮らすオクジーくん、昔はもっとひどいトコに住んでたってこと……???

それにしても、前回、『金星の形を確認した直後にピャスト伯は死んだ』と思っていたけど、あれは数か月先のシーンだったの?
今回の冒頭で、オクジーくんが読み書きできるようになってて、バデーニくんも『ここ数ヶ月のことを~』なんて言ってたし、その後で、

図書館が臨時閉館→本発見→ピャスト伯が亡くなった

って話してたし。
金星確認直後に亡くなったんなら、ピャスト伯の本が何ヶ月も野ざらしになってたってことになっちゃうもんなぁ……

時系列はこんな感じか

  1. 金星の形を確認(前回9話)
  2. オクジー、ヨレンタに文字を教わる
  3. 数か月経過
  4. バデーニ、納屋で研究開始(今回10話冒頭)
  5. ピャスト伯死去(前回9話ラスト)
  6. 5の翌日、図書館臨時閉館でガッカリクラボフスキ、ピャスト伯が落とした本発見
  7. ピャスト伯の訃報がオクジー達にも伝わる

まぎらわしいよ……

前向きオクジー

オクジーくんが勉強してると知ったバデーニくんだけど、知識人は学ぼうとする人がいたら喜ぶもんだと思いきや(ヨレンタとか)、バデーニくんは逆なんだね……まあたしかに、誰もが情報発信出来る今の時代、バデーニくんの『みんな読み書き出来るとゴミ情報があふれかえる』というのは最高に皮肉が効いてる。
しかし『身分』を持ち出して『学びたい』という人の気持ちを否定するのは傲慢すぎるよバデーニくん……
あなた前回、この世に前向きになったオクジーくんに『それが知るということだ』なんて言ってたクセに!

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

『えぇ……?(困惑)』と思いはしても、怒らないオクジーくん、やさしいのか、『まあ、たしかにその通りだよな』と納得してしまったのか。
なにしろバデーニの言葉って、ちょっと前まで『オクジーが思ってたこと』でもあるもんな……

でも自分が『やらないため』の言い訳として使うならともかく、人から言われるとムカツクもんだと思うけど。

キレて出て行ってもいいのに、それでも居続けるの、行くアテがないとか、地動説の完成を見届けたいとかもあるんだろうけど、なんだかんだでバデーニのことは嫌いじゃないってことなのかな?
見てる側としては、オクジーくん怒ったりしないし、バデーニもバデーニで『誰に対してもその態度』を貫くもんだから、もはや『こういう生き物』として見てる気分……ここまで来ると『あーハイハイ』で逆に腹立たんわ。

バデーニに悲しき過去

さて、今回もしょっぱなから性格最悪なバデーニくんでしたが。
まあ、バデーニくんもいきなり今の性格になったんじゃなくて、過去になんかあったんやろなと思っちゃいましたが……

  • 出家前に通ってた私塾で出来た親友がいた
  • 親友に研究成果を盗まれた
  • 指摘したら逆ギレ&決闘を申し込まれる
  • その親友を返り討ち

まさかコルベにレポート盗まれたヨレンタと似たようなもんだったとは……(●し合いにならないだけヨレンタのほうがマシだった)
てっきり、顔の傷は教会のせっかんによって出来たもんだと思ってたよ。僧侶的には、そっちのほうが不名誉だったんかね?

いや、それはそれとして! 『ただの村人』にそこまで語ったことにわたしゃびっくりだよ!
ふつーは信頼関係が出来た相手に語る内容じゃね!?

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

じーさん、いきなりしゃべり出してびっくりしたわ!

聞かれたんで素直に答えた……? それとも、めっちゃしつこく聞かれたんで答えた??? 意外と本人は『隠すようなことじゃない』と思ってた?
どっちにせよ、聞き出した上、言いふらす村人、デリカシーゼロ……! ふつーは気になっても聞けねぇよ! 話早くて助かるけど!

それにしても、『人をあやめた』という点だけ抜き取って『やだー、コワーイ』と言ってる村人に対し、『辛かったろうに』とバデーニくんを思いやり、理解しようとするクラボフスキさん、めっちゃいい人……!
オクジーくんが昔、教えを請うた神父さんがこの人だったら、あそこまでネガティブにならんかったんやろうか……?

バデーニの心の傷

バデーニくん、これまで顔の傷を気にしてる様子はなかったけど、心の傷のほうが深すぎて、顔の傷なんか気にもならないのかな。
まあ、バデーニのキャラ的に『気にすること自体無意味だ』とか言いそうだけど。

村人が語ったバデーニの過去の話が本当だとすると、『決闘代行』なんて使わなかったってことになる。正々堂々しとるやん。
自ら決闘に出向いたってことは、売り言葉に買い言葉かもしれんけど、ホントに『親友』と思ってたってことかな? 出家したのも、ホントは親友の死を弔うため???
血の臭いに敏感だったのも、決闘の時のこと思い出すんかね?

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

もしも逆に『親友』が決闘代行送り込んでたら、まあ『親友』は死んでないかもしれないけど、『親友』と思ってたのは自分だけで、向こうはこちらを『金でガチ消しに来た』ってことになるな……

まあ、本人同士で決闘したにせよなんにせよ、そもそもその『親友』、『研究を盗む』だの、決闘を『申し込む』だのしてる時点で、バデーニを『オレより格下(勝てる相手)』『こいつからは研究も命も奪っていい』と認識してたってことですよね……? それ、『親友』ですか……?

もしかして今のバデーニくんって、その『親友』そっくりだったりする?

バデーニくんが『されたこと』って、コルベみたいに『傲慢・他人は自分の踏み台・だけど外面はいい』って人がやるようなことじゃん……(『外面がいい』だけは当てはまらんけど)
差別的な態度も、自分が差別されてたってこと……?(悪口は自己紹介)
たまにいいこと言うのは、そっちが本来のバデーニくんだったんだろうか……

どっちにせよ、返り討ちにしちゃうくらい強かったんなら、バデーニくん、頭よし運動神経よし顔よし家柄よしの超人やん。テンション上がるとリバースして壁相手にボクシングしちゃうヘンな習性はあるけど。

臆病者のバデーニ

今回の話からして、バデーニのオクジーくんや周囲へのひでぇ態度や知識の共有を嫌うのは、『親友』のトラウマが原因の模様。オクジーくんのこと、別に嫌ってるわけでもないだろうに。
孤独を選ぶのも、『人を信じた結果自分がバカを見た』過去があるもんだから、そりゃ無理もないか……
『自分の心を守ってる』のかもしれんけど、同時に『臆病者』になっちゃったんだね。

そしてオクジーくんが知識つけることにケチをつけたのも、『研究を盗まれる心配』まではせんでも、『研究書を読める』ようになっちゃったら、オクジーくんも異端者になっちゃう危険があるからなぁ……だったら、『文字も読めない無知者』であってくれたほうが、オクジーくんは逃げ道が出来る。

一見、自己保身のように見えるし、実際そうなんだけど、オクジーくんの『逃げ道』はふさがないようにしてるの、バデーニくんなりの『やさしさ』だろうか。わかりにくいけど。

バデーニのやさしさ

『知識の共有が嫌い』と言ってたバデーニくんだけど、でも過去の偉人の書物やピャスト伯の資料から得られる『知識』は、まさに『知識の共有』じゃないですかね……? 前回、ヨレンタも言ってたな。
『自分は与えないけどお前が持ってるものはよこせ』はアカンよ。

オクジーくんの手記だって、なんて書いてあったのかは知らんけど、それだって『知識の共有』でしょうに。

ただオクジーくんに関しては、『人助けなんて無駄だ』『パンは増やせない』だのなんだの言ってたくせに、『知識を共有』した結果、パンを増やしてあげたり、なんだかんだで助けてるんだよね……浮浪者に何か依頼してたのは気になるけど。

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

何にせよ、オクジーくんが貧民にパン分け与えてるの知ってるとか、あなた『興味ない』みたいな態度しといて、ちゃんと気にして見てるじゃん。
それもう友達だよ……いや、むしろ母ちゃん?

【母ちゃんの習性】

  • 子供が興味を持ったものを危険だからと辞めさせようとする
  • 我が子をこき使う
  • 陰ながら見守る
  • たまには褒める
  • 口ではなんだかんだ言って助ける

オクジー「いや、こんなお母さんはちょっと……」
バデーニ「誰が母ちゃんだ」

地動説が完成した

今回、ついに『地動説が完成した』と言ってたけど、果たして本当だろうか……フベルトさんが一生を賭けて完成しなかったし、ラファウも『2、30年はかかる研究』なんて言ってたし。占星術師のおじいちゃんはいつ見つけてどれくらい研究してたんだろ……
でもって今は、『石箱を見つけて数ヶ月』って時点だよね?
いくらピャスト伯の資料を手に入れたとはいえ、早くね?

それに、以前は『完成させて公表する』みたいなこと言ってたはずだけど、どうやって?
もし『公表する』んなら、もはや地下通路なんて作る必要ないよなぁ……
ここからは、『地動説』は完成したけど『どう公表するか』という問題になるのだろうか?
はたまた、『完成はしたけど公表出来るシロモノじゃないどないしょ』とか?
クラボフスキさんが、ピャスト伯が落とした本を拾っていたけど、これもなんか影響しそうではある。

さて、後半、新キャラの新人異端審問官が出てきましたが、ハテ? そこのお若いの、もしやOPでお見かけしました?

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

アニメ チ。-地球の運動について- 第10話 知

OPの感じ、また主人公交代するんだろうなと思ってたけど、そろそろ……なのか?
久しぶりにノヴァク出て来たし、『死んで交代』はやめて差し上げて……!


それでは今回はこの辺で。
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次の考察はコチラ

アニメ『チ。-地球の運動について-』第11話 『血』 感想と考察 オクジーとノヴァク、代償の取り立て始まる?

前回の考察はコチラ

アニメ『チ。-地球の運動について-』第9話 きっとそれが、何かを知るということだ 感想と考察 臆病ピャストと勇気のオクジー

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