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進撃の巨人 ああ勘違い!?神か悪魔かエレンの正体考察 エルヴィンとの対比編【最終回ネタバレ】

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進撃の巨人、エレンの正体考察。今回は第2回。
第1回はエレンへのムカムカで荒ぶってしまいましたが、2回目の今回はエレンとエルヴィン、2人の共通点とその違いについて、そしてエレンがずっと黙ってた理由メインの考察です。

↓1回目はコチラ

進撃の巨人 ああ勘違い!?神か悪魔かエレンの正体考察 本当の非情な決断編【最終回ネタバレ】

個人的な感想を交えた考察です。
思ったことを好き勝手に書いてるので、そりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
139話最終回時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。

エレンとエルヴィン、2人の共通点

エレンは『さらわれた少女を救うため』と『もっともらしい理由』を掲げて、『自由を奪った』人さらいをめった刺しにし。
それから数年後、今度は『島を救うため』と、これまた『もっともらしい理由』を掲げつつ、ヒストリアやフロックを利用し、サシャや兵団上層部、ハンジさん、大勢の島民を殺しておきながら、実際は『自分の自由のため』に進撃してました。

この辺はエルヴィンに似ていて、エルヴィンもまた『人類のため』と『もっともらしい理由』を掲げつつ、実際は『自分の夢』のために戦い、そのために仲間を大勢死なせました。

でもエルヴィンは、最後は『子供のころからの自分の夢』を捨てて、大人として、調査兵団団長として、責任と自由の翼を背負って人類や仲間のために心臓を捧げる選択をしたわけでして。

進撃の巨人80話[ 諫山創 ]

進撃の巨人80話[ 諫山創 ]

一方エレンは子供のまんま、『非情な決断』は出来ねーわ最後の最後まで『自分の自由のため』に進撃したあげく、ツケを仲間とミカサに支払わせる進撃のヒモ野郎でした。このヘタレ野郎め。

その部分に関してはエルヴィンと真逆。たとえるなら『本音を一切語らず現場から逃走して地下室行っちゃったエルヴィン』がエレンで『そのエルヴィンをハリセン持って追撃するリヴァイ』がアルミンといったところでしょうか。これはフロックもドン引き。

フロックは『調査兵団に間違って入った』って言ってたけど、エレンも『間違って入った』と思う。だって『お前がしたいことはなんだ?』って聞かれた回答が『調査兵団に入ってとにかく巨人をぶっ●したい』だったもんなぁ……

進撃の巨人18話[ 諫山創 ]

進撃の巨人18話[ 諫山創 ]


カルラママが『調査兵団なんてやめて!』って必死に止めていたのは、『人類の自由のために自分の自由を捧げる組織』だったからなわけでして。

そりゃあカルラママは『お前に自由の翼を背負う資格はねぇ』って意味で止めてたわけじゃあないだろうけど、だからと言って『自分の自由』のために『人類の自由』を踏みつぶすような子になって欲しいとも思っていなかったと思うよ……
これは入団を認めたリヴァイも責任を感じてそう。(入団さす以外に選択肢はなかったんだけど)

エレンとエルヴィン、2人の違い

さて、エルヴィンには、背中を押してくれる『責任感ある大人のリヴァイ』がいたから自由の翼を背負って死ぬ選択が出来たわけですが、エレンには、すべてを捨てて『トンズラしようぜ☆』と言ってくれる『無責任な子供のミカサ』が夢の世界にしかいなかった。

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


エレンが子供すぎたせいでミカサがしっかり者にならざるを得ず、その結果、無責任に『逃げよう』と言ってくれる『子供』でいられなかったという皮肉。エレンがミカサを大人にしたんや……(そしてミカサのせいでエレンがいつまで経っても子供のままだったとも言える)

そしてアルミンが『他の方法はないか探そう!』と言ってくれた時にはもう手遅れだし、エレン本人は『止めに来なくてもやってました』とヤベーことを言ってるし。
それにしても、なんでエレンは『未来の記憶』のことをずっと黙ってたんでしょう?

本音を言ったエルヴィンとリヴァイのやさしさ

これはもう、本人が言った通り『どうしても地鳴らしをしたかったから黙ってた』としか思えないんですよね……かつて104期ユミルがクリスタに『なんで私に助けを求めない?』って言ってた時と同じ。

進撃の巨人 40話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 40話[ 諫山創 ]


『ダズを救う気のなかった』クリスタ同様、エレンも『人類を救う気なんてなかった』から、アルミン達には何も言わず、自分一人でやろうとした。残念なことに、本人にその自覚がなかっただけで。

エルヴィンがリヴァイに本音を語ったのは『死んでった仲間達』のためと『人類を救う』ため。そのためには『地下室に行きたい』という自分の『迷い』や『子供の頃からの夢』を断ち切らなきゃいけなかった。

進撃の巨人 80話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 80話[ 諫山創 ]


そうじゃなきゃ、ここで『本音』を語る必要はなかったはずなんですよ。もしエルヴィンが『他人に非情で自分に甘々』なクソ野郎なら、『本音』なんて語ってる場合じゃない。
一か八か敗走して次回に賭けるもいいし、なんならリヴァイを騙してでも地下室に行く『もっともらしい理由』を考えることで頭はいっぱいになってたはず。

しかし本物の『非情な決断が下せる強い指導者』でもあったエルヴィンは、そんな『甘っちょろい無責任な選択』は許せなかった。だから『本音』を吐き出し、リヴァイが『背中を押せる状況』を作った。
そしてその想いを汲んだリヴァイも、もはや選択肢はないはずなのに、わざわざ『自分が選択した』かのように『俺は選ぶぞ』と言ってくれた。

進撃の巨人80話[ 諫山創 ]

進撃の巨人80話[ 諫山創 ]


リヴァイのほうも、『選ぶぞ』なんて言う必要はなかったと思うんですよね……リヴァイが『他人に非情で自分に甘々』な人なら、エルヴィンに『死んでくれ』って言うだけでよかったんですよ。(『自分に甘々なヤツが調査兵団に入るか!』という問題は度外視するとして)

でもそれだと単に『エルヴィンの望む言葉を言ってあげただけ』になっちゃう。たとえるならエルヴィンが用意したカンペに書かれてる言葉をそのまま読むみたいなもん。
それって『リヴァイの意思』はどこにもない、無責任なことじゃないの?

しかし『俺は選ぶぞ(これは俺が望み、俺が選択したことだ)』がつくことで、『エルヴィンと共に仲間達の命を背負う』というリヴァイの決意表明になった。だから、なにがなんでも誓いを果たさなければ、リヴァイは一生自分を許せなかったでしょうね……

アルミンが言ってた『人間性を捨てる』の『人間性』って、他者への『優しさ』とか『思いやり』のことだとこれまで思ってたんだけど、実はまったく違って、自分自身への『優しさ(甘さ)』や『人間らしい弱さ』のことだったんじゃないかと思う。

進撃の巨人27話[ 諫山創 ]

進撃の巨人27話[ 諫山創 ]


『自分を犠牲にしてでも他者を思いやれる人』じゃなきゃ、こんな選択出来るわけねぇ……ホンマモンの強い人達だったよ……(;ω;)

何も言わなかったエレンとだまされたアルミン

一方で、ずっと本音を黙ってたのがエレン。

幼少のジークのように『相手が聞く耳を持たない』って『あきらめ』があったのならまだわかるけど、エレンの場合は『裏切った』と疑われるどころか『ジークに操られている!』と思われるくらい信頼されてたんですよ……
『未来の記憶』なんて突拍子もないことを言い出しても、アルミンやハンジさん達はもちろん、兵団上層部だってちゃんと聞いてくれたと思うよ……

本音を語るタイミングも、『地鳴らしなんてしたくない』と本気で思ってたんならとっくに話してたはずだし、『地鳴らし発動』は回避出来なかったとしても、どうせ記憶は消すんだから『地鳴らし発動してすぐ』でも良かったジャン……
ダメだろ。人類を救うにはどうすべきか……みんなに聞いたりする姿勢を一旦は見せとかないと。人を巻き添えにして殺しちゃあ……そりゃ悪い子だろ?

進撃の巨人 40話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 40話[ 諫山創 ]

なのにようやく真相をしゃべったのは、ラムジーくん達を踏みつぶし『自由だ!』をしてから。
つまりエレン的に『踏みとどまったり引き返せる時点でアルミン達に会うのはダメだった』。なぜなら、説得されちゃったら進撃やめるしかないから。なんて盛り上がらない最終回。
言い方変えると、進撃して『自由だ!』をやって満足して『もういーや』ってなったから、アルミンに本音ゲ●って楽になろうとしたんちゃうの? あんたって子は。

アルミン『辛かったよね』なんて同情するようなこと言ってるけど、それ本気で言ってるとしたら、あなた雰囲気にまんまとだまされてますよ……この雰囲気詐欺師め!(新たな称号)

進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]


『あいつだって辛いはず』と言ったライナーといい、ホント、みんなエレンに甘いんだから……そんなんだからこの子がつけあがるんです!(母ちゃんか)

その後も、まるで選択肢があるかのように『お前らは自由だ』なんて言っとるけど、ハンジさんが壮絶な死を遂げた後で、アルミン達に『エレンを●してでも地鳴らしを止める』以外の選択肢があるわけないジャン!

エレンに自覚があったのかどうかは知らんけど、これじゃあまるで『仲間達のエレンへの甘さ』につけこんで、ラムジーくん達を踏みつぶして『自由だ!』をやるのが最優先であり、止められるまでにちょっとでも多くの地表を平らにならしたかったんちゃうん……?(それで8割?)

進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]


でも説得されて地鳴らしするのやめちゃったら、エレンは死なず人類も救われるだろうけど、巨人は消えないんだよなぁ……この辺は次回。

さて、改めて比較すると、エレンとエルヴィンは『自分の夢のために進んでいた』っていうのは共通してるんだけど、『責任感』とか『最後の決断』に関してはまったく『真逆』ですね。
エルヴィンは『己への非情な決断が出来る勇気』と『大人の責任』をきちんと持ってる人だったけど、エレンは『非情な決断が出来ないヘタレ野郎』で『大人になれない無責任なクソガキ様』だった。

そりゃあエレンだって、時間をかけて大人に成長していればエルヴィンに化ける可能性もあったんだろうけど、子供のうちに『巨人パワー』を手に入れてしまったが故に『タイムリミット』が発生して、成長に必要な『時間』を失ってしまったのが悲劇だよなぁ……(フロックは青田買いだったな。青田のまま終わっちゃったけど)

やっぱ『子供』に『強大な力』を持たせるってアカン。問題なのは、その『強大な力』を渡すよう仕向けたのがエレン本人だったってことだけど……光るムカデくんに寄生されて意図せず巨人パワーを手に入れてしまったユミルちゃんは同情できるけど、エレンは同情しようにも同情しきれない……!

* * *

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ
次回はエレンのヘタレポイントとラムジーくんへの謝罪の意味、読者もフロックも勘違いしてたエレンの正体についてです。

↓次の考察はコチラ

進撃の巨人 ああ勘違い!?神か悪魔かエレンの正体考察 フロックの勘違い編【最終回ネタバレ】

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進撃の巨人 ああ勘違い!?神か悪魔かエレンの正体考察 本当の非情な決断編【最終回ネタバレ】

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