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進撃の巨人138話『長い夢』感想と考察 行ってらっしゃいエレン。ミカサの悔いなき選択

進撃の巨人アイキャッチ

進撃の巨人138話『長い夢』感想と考察。今回はミカサの『行ってらっしゃい、エレン』。
リヴァイ兵長のも入れるつもりだったんだけど、思ったより長くなったので分割しました。そちらは次回。

個人的な感想を交えた考察や予想です。
思ったことを好き勝手に書いてるので、そりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2021年3月の138話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。

1話の『行ってらっしゃいエレン』がついに来た

もうじき最終回だし、130話のハンジさんとかファルコあたりの記憶がいい加減来るのかと思いきや、まさかの『行ってらっしゃい』がここで来ました。

進撃の巨人1話[ 諫山創 ]

進撃の巨人1話[ 諫山創 ]


来るとしても最終回かと思ってたよ……まさかの『夢の記憶を夢で見た』という……
たしかにマーレに行ってそのまま駆け落ちした設定なら、ミカサの髪が長くても別におかしくはないな。『マーレの戦争終わって2ヶ月後』ということは、タイミング的にタイバーさんがレベリオで演説してる頃の設定の模様。
進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


じゃー130話の記憶の断片と1話の夢はやはり『同じもの』であり、エレン的にそれを『実体験』したのが今回の138話。じゃあ、130話時点で『まだ未来』の記憶がやっぱ混じってたってことか。
進撃の巨人130話[ 諫山創 ]

進撃の巨人130話[ 諫山創 ]


『あの景色を……』は子供エレンの『自由だ!』のことだと思うんだけど、『すべてはこの先』って、138話のミカサを目指してたのかな……

エレンは夢から覚めて『すっげー長い夢見てた気がする』、ミカサは夢の世界に行ってから『長い夢見てた気がする』っての、エレンとミカサの対比になってるね。

進撃の巨人1話[ 諫山創 ]

進撃の巨人1話[ 諫山創 ]


もしかして『未来の記憶』って『ヒストリアの手にキスした時に見た』んじゃなくて、『1話のこの時点で全部見てた』のかなぁ……だから一番最後に見たミカサの『行ってらっしゃい』から『エレンの物語』が始まった?

つまりヒストリアの手にキスした時に見たのは『未来の記憶』見た時の『過去の記憶』を思い出しただけってこと? 礼拝堂の地下でヒストリアと接触した時にもグリシャ食べた時の『過去の記憶』を思い出してたし。(別にどっちでもいいんだろうけど)
でもエレンの『未来の記憶』ってグリシャ経由で見てるはずなんだけど、最後の『行ってらっしゃい』に関しては、まるでミカサがエレンに記憶を送ってるみたいだな……

それにしても、1話の記憶と130話の記憶が口元だけなのは、エレンが最後に見たのが『ミカサの口元』だったからなんだなぁ……

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

ミカサの夢とエレンの夢

それにしても138話って、『ミカサの夢』ですよね?
『あの時、こう言ってあげればよかった』という後悔や『私はエレンと静かに暮らせるだけでよかった』という願望が『形のある夢』として出てきたのか?

でも138話のミカサの夢が、1話と130話の『エレンの未来の記憶』にも登場してるってことは、『まったく同じ夢』を『エレンも一緒に見てる』ってことジャン……
これって『記憶改竄』じゃないの? それとも『ミカサの夢』にエレンが介入してるの?
ミカサちゃん、今までにないほどズキンズキンしとるけど、この『頭痛』の正体って、『始祖パワー』でも送られてんの?

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


でも『アッカーマンは記憶改竄不可』のはず。つまり『これは記憶改竄じゃない=始祖パワーじゃない』ってことだよな……そもそも、『始祖パワー』に必要なジークもお亡くなりになったし。

じゃあこれ、『進撃パワー』ってこと?

グリシャの証言通りなら『進撃の巨人』の能力は『未来の継承者が過去継承者に記憶を送る』で、ミカサが見てる夢は、エレンが送ってきた記憶というか、『願望』を形にしたものなの?
ということは『アッカーマン』と『進撃の巨人』は何かしら関係あるってこと?
でもそれだと兵長は? ってなるよなぁ……じゃあ『アッカーマンの血筋』とか『アッカーマンはどうやって作った』とかは関係なさそう。むしろアッカーマンって『始祖の巨人』から作られたんじゃあ……(次回詳しく)

ということは、怪しいのは東洋側の血。そっちの血の作用で、頭痛という形でなんか影響でも受けてんのだろうか? 知らんけど。
122話の時に考察したけど、ミカサのご先祖様、ユミルちゃんみたいになんかヤベー生物に接触してない? それが理由で壁内に閉じ込められたん?
それとも、過去の進撃の継承者となにか関係があったのか……
もし、ミカサの頭痛の原因が『東洋の血』と『進撃パワー』の合わせ技で、それを送っている(ミカサの中の記憶を引き出している?)のが『未来のエレン』なら、『ミカサの頭痛』ってエレンからミカサへのメッセージなの?

頭痛の時に思い出してるのが幼少のヤベーエレンの記憶なのは、『これがオレの本性だ。だからもう関わるな』って突き放すためなの?
エレンが死んだと聞いたミカサが自暴自棄になった時にも頭痛を起こしてたけど、エレンが『死ぬな生きろ』ってエール送ってた?

進撃の巨人7話[ 諫山創 ]

進撃の巨人7話[ 諫山創 ]


エレンが2度目の巨人化で暴走した時ミカサを攻撃したのは、エレンの意識がなかったもんだから、シャイニングムカデくんが優位に立って『あ、こいつ未来でエレン殺しにくるヤツや! 殺しとこ!』だったのかなぁ。
アルミンがコゲミンになった時の頭痛は『一緒にアルミンを助けてくれ!』ってとこかな。
進撃の巨人83話[ 諫山創 ]

進撃の巨人83話[ 諫山創 ]


138話の幸せな夢は、シャイニングムカデくんの生存本能の影響を受けたエレンが『このままミカサが夢の世界に逃げてくれればこっちの勝ちや』という意味で送ったものなんだろうか。
でも同時に『夢の世界でもいいからミカサに幸せになってほしい』ってエレンの願望も含まれてそう。

人類が生きてると知ってガッカリしたエレン

エレンの目的は一貫して自由。
壁の外に出て『世界を自由に探検する』ことを夢見てたんですよね。

進撃の巨人3話[ 諫山創 ]

進撃の巨人3話[ 諫山創 ]


ところが壁の外に出てみたら人類が生きていて、すげぇ敵意を向けられていた。

壁の中で教わったとおり『壁の外の人類は滅びていた』んなら、自分はとっくに夢を叶えていたってことなんですよね……今頃、調査兵団の仲間達と海を渡って大陸を探検していたかもしれない。
エレンにとって『外の世界の人類』って、『自分を不自由にさせる存在』でしかなかったんですよ……

そりゃあこがれの外の世界がこんなんなら、滅びてくれてたほうがエレン的にはありがたかったよなぁ……

進撃の巨人131話[ 諫山創 ]

進撃の巨人131話[ 諫山創 ]


だけどそんな世界でも『夢』を見ることが出来るアルミンは、エレンには『遠くの存在』のようであり、『希望』でもあったんだろうか。

探検する夢が叶わない。しかも世界を滅ぼす記憶を見ちゃった。現実がそんなんなら、ミカサが見ている『夢の世界』に逃げ込みたいとも思うかも。

つまりこの駆け落ちワールドは、『ミカサの願望』ではあるけど、『エレンの願望』でもあったってこと?
エレンにとってのミカサって、存在そのものが『穏やかな日常の象徴』だったんだろうか。
すれちがっていたようで『願っていたものはまったく同じだった』なんて切ないな……いっそ逃げてたほうがよっぽどみんな幸せだったんじゃあってのがより切ない。

進撃の巨人14話[ 諫山創 ]

進撃の巨人14話[ 諫山創 ]


かつて見た『家の中で家族と過ごす穏やかな日常』の夢の中に、ちゃんとミカサもいるんだよなぁ。家の外にいるアルミンは、友達だけどあくまで『外の世界の住人』。だから眠り続けることで『排除』しようとした。
なんか『地鳴らし』で外の世界の住人『排除』するのと似てるかも。

そして138話の夢の世界のほうは『外の世界の住人』がいるけどまったくいない設定のようで……

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


ある意味こっちも『外の世界の住人』排除しとる。
ミカサがこの夢から覚めなければ、『外の世界』から逃亡し続けることになったんだろうね……

行ってらっしゃい。エレン

これまでのミカサといえば『帰ってきて、エレン』だったんだけど、今回は『帰って来て』ではなく『さようなら』でもなく『行ってらっしゃい』。
これって、ミカサがエレンに『自由』を与えた瞬間ですよね。

エレンはミカサのことを『奴隷』と言い、その象徴的アイテムがマフラーだった。まるで奴隷を縛り付ける鎖。

進撃の巨人112話[ 諫山創 ]

進撃の巨人112話[ 諫山創 ]


『マフラーを捨ててくれ』って、エレンがルイーゼに頼んでたわけですが、やっぱりエレンにとっては、これがミカサを縛り付ける鎖に見えていたのかなぁ。
ミカサも、エレンに『ずっと嫌いだった』なんて言われて、マフラー巻くのをやめた。でも腹には巻いていた。

アニ「腹巻きするのはOKなの?」
ミカサ「しまってただけだからセーフ!」

でも『奴隷を縛り付ける鎖』って、『鎖を持ってる側』もまた『奴隷に拘束されている』とも言えるんですよ。
つまりミカサもまた『エレンを縛り付ける鎖』になっていた。なぜなら『帰って来て』は『要求』。

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]


エレンの行動の根っこにあったのはすべて『仲間のため』だったわけでして。それってつまり、『仲間の存在』がなければ、エレンは最初からこんなことせずに済んだんですよ……(『地鳴らし』が『人を愛した結果』ってのは皮肉だよなぁ……)

そんなエレンに『帰って来て』って言っちゃうと、また『仲間』のために自ら『不自由』になる選択を何度でも選んでしまう。それがエレン。
そのエレンを『自由』にするためには、自分の元から送り出してあげなきゃいけない。

最後の言葉が『行ってらっしゃい』なワケ

エレンを『自由』にするなら、『帰ってきて』はダメ。
送り出すんなら『さようなら』でもよくね? ってことになりますが、それだとミカサからエレンへの一方的な『お別れ』になっちゃうんですよね。
ミカサに『さようなら』されちゃったエレンは『帰るところを失う』ってことなんだよなぁ……エレンは『それでもいい』と思ってそうだけど、それはそれで寂しい。

でも『行ってらっしゃい』は『帰ってくること』が前提なんですよね。
メイドさんがお帰りのお客さまに『行ってらっしゃい、ご主人さま☆』と送り出すのもリピーターになって欲しいからですし。(何故メイドカフェで例える)

マフラーはエレンにとっては鎖だったけど、やはりミカサにとっては『エレンの優しさ』であり『美しい世界』の象徴だったと思う。

進撃の巨人7話[ 諫山創 ]

進撃の巨人7話[ 諫山創 ]


だからミカサは『マフラーを捨ててくれ(オレを忘れてくれ)』というエレンの願いを拒み、『忘れるなんてできない』と、自らの意思でマフラー巻いた。
進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


『エレンの優しさを捨てる=エレンの優しさを否定する』ってことだもんな……
ここでミカサが『はい。そうします』ってマフラーポイーしたら、ミカサはエレンを忘れてそのまま夢の国の住人になり、優しさを捨てられたエレンさんはガチモードに。アルミンと、足骨折・立体機動片方の兵長で戦うことになったんやろか……

ここでエレンが勝っちゃったら、エレンとユミルちゃんはまたしてもシャイニングムカデくんに支配され、地鳴らし続行・自由にはなれないままだったわけですやん。(ジーク抜きに壁巨人くん動くのかわからんけど)
これ、ミカサへの最終トラップだよね……

なんかここ、14話のトロスト区奪還作戦の時のエレンに似てるんですよね。
穏やかな夢の中で、このまま眠り続けていたかったけど『どうして壁の外に出たいの?』というアルミンの問いかけに『オレが生まれたからだ!』と覚醒した。
進撃の巨人14話[ 諫山創 ]

進撃の巨人14話[ 諫山創 ]


この時のアルミンは、最初は『巨人に母ちゃん殺された憎しみ』に訴えかけてたけど、効果がないと気づいて『自由を求める理由はなに?』という『問いかけ』に切り替えた。
進撃の巨人14話[ 諫山創 ]

進撃の巨人14話[ 諫山創 ]


ちなみにこの時のタイトルが『原始的欲求』。
ムカデくんが生きるために一生懸命なのってまさに原始的欲求だし、『苦しい状況から逃れたい(眠っていたい)』ってのも原始的欲求。だけど『生まれた意味を求めてなんかする』ってのは『原始的』というより『人間らしい』欲求。
ここ、エレンの中の『巨人』ではなく『人間』が勝った瞬間だと思うの。

しかしミカサはつよい子だった。
『このまま夢の国の住人になろうね』というエレンの誘惑を突っぱねて、自らの意思でマフラーを巻いた。

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


ついさっきまで『帰りたい』と願い、まさにその世界に逃げ込めるチャンスだったというのに、『これが私が生まれてきた意味だ!』と、エレンを自由にする選択をしたんだもんな……この強さはアッカーマンパワー関係ない。
進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


自分のことより『相手の願いを汲み取って叶えてあげる』って、究極の愛だよね……

最初から最後まで、ミカサにとって自分より一番大事だったのはエレンだった。
ミカサのエレンへの『行ってらっしゃい』は、訳すと『この残酷な世界から自由な世界へ行ってらっしゃい。でもいつでも帰ってきてね。この世界は美しいのだから』といったところでしょうか。つまり、帰るも帰らないも、選択は『相手の自由意思』に委ねられる。
『帰って来て』『さようなら』より、よっぽど相手に『自由』を与えてるよミカサ……(;ω;)

じゃあユミルちゃんが笑ってるのは、エレンが『やっと自由になれた』という安堵と『これが真実の愛なのね!』の感動かな。

ユミルちゃんがエレンに協力して地鳴らしおっぱじめたのは、シャイニングムカデくんの試練を乗り越え、解放してくれる人が現れるのを待っていたのか?
じゃあ、ユミルちゃんが2000年前から待ってたのって、エレンじゃなくてミカサや調査兵団やん。
ユミルちゃんは、ネオヒロイン、エレン・イェーガーさんを救ってくれるヒーローを待ちわびた妖精さんポジションやったんや……

* * *

それでは今回はこの辺で。
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次回はユミルちゃんがジークを振った理由とかリヴァイ兵長だよ!

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