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烏は主を選ばない アニメ19話 涸れた井戸 毒され雪哉と菩薩の梓【感想と考察】

烏は主を選ばない アイキャッチ

『烏は主を選ばない』、今回はアニメ19話『涸れた井戸』の感想と考察となります。馬酔木の毒パワーすげー。

  • 個人的な感想と考察です。考えるだけなら自由だ!
  • 現時点で原作は2巻までしか読んでいません。アニメ14話以降のお話は完全に初見なので、心優しい原作勢の方はあたたかく見守ってあげましょう

治平の手紙の謎

前回、吊されてた治平ですが、手紙があったようで。
要約すると、

  • 購入した涸れ井戸に神頼みで酒を注いだら、たまたまそこにいた言葉をしゃべる猿と出会い、人間の骨をゲットしました
  • 薬師に人骨売ったらめっちゃお金になり、たびたび貢ぎ物と引き換えに人間の骨をもらうようになりました
  • しかし相手方の要求がどんどんエスカレート。村を襲わせる手引きをするようになりました
  • 若宮さまと雪哉登場でこりゃヤバイと、娘置いて逃げました

え? 長束さま、これまるっと信じちゃうの?
もしやあなた……ピュアピュアハートの素直な子???

雪哉「相対的に僕がひねくれてるみたいじゃないですか」

手紙の矛盾

なんか、手紙が出てきたことで『これにて治平の件は終了。あとは猿』みたいな雰囲気になってますが……

アニメ 烏は主を選ばない 19話 涸れた井戸

アニメ 烏は主を選ばない 19話 涸れた井戸

妙だな。
手紙に書いてあることがすべて本当なら、小梅ちゃんちは『お金持ち』になってなきゃヘンじゃん。
なのに実家はボロのまま。小梅ちゃんも着物に手足とボロだった。『仙人蓋で得たお金』はどこ行ったんだよ……
垂氷や桜花宮でも、与えられた仕事をせっせとこなしてたし、『父の代わりに働いていた』ってのは本当だと思う。

それに治平が八咫烏を連れ去って生け贄に捧げたっていうのも、小梅ちゃんの言うとおり、そんな大それたことが出来る人には見えない……むしろ、びびって逃げそう。
まあ、視聴者とちがって、雪哉達は治平とは死体になってからしか会ってないから、これはしゃーないけど。

それにしても、この世界の薬師は、『謎の白い欠片』を見ただけで『これは人間の骨!』ってわかるもんなんか……

治平を●した犯人は?

治平の●され方から『治平を●したのは地下街の人』『朔王にしてやられた』と言ってたけど、ホントだろうか……
だって彼らは『信頼』を何よりも大事にするんでしょ?
雪哉と若宮さまは、朔王に筋を通したよ?

『通した筋』を『利用して返す』のが地下街のやり方だって言うんなら、『信頼が大事』ってのは嘘だったってことになっちゃう。
それに手紙には『しゃべる猿』のことが書かれていたけど、地下街にとっても、本当に重要なのは治平ではなく『しゃべる猿』じゃないの?

治平を●すにしたって、元凶である『しゃべる猿』を引きずり出してからでは……なのに治平だけ●して、『あとは中央でやれ』って、なんか中途半端……
手ぇ出すんなら、最後まで手伝うのが筋やろがい!

治平の死体を晒したワケ

では、もしも地下街の人らが犯人じゃないとして、真犯人にとって治平を●す理由があるとすれば、やっぱ『口封じ』だよね。
ところが『自白の手紙』なんてものがあったら、『口封じ』の意味がなくなってしまう。それに前回も書いたけど、死体を人目に晒す理由は?
犯人がそこまでマヌケじゃないなら、『自白の手紙』は犯人にとって『都合がいいもの』でなくてはいけない。
つまり『自分(達?)を追う者に手紙を読ませること』が目的だったから、死体を派手にさらす必要があった?

手紙の内容だけ見ると『猿と組んだ治平の単独』的な内容になってる。
どこぞのピクシス指令じゃないけど、『上手な嘘のつき方』とは真実を混ぜること。
『井戸の底で猿に会ったのはホントだった』というのは、若宮さまが確認してくれたけど、『治平単独』は『嘘』じゃないの?
じゃあ小梅が共犯か、と言われると、それも怪しい。小梅ちゃんのボロボロの手足は『お金持ち』には見えない。

おそるべし馬酔木の毒

今回、『目の下にほくろのある女の売人』の話が出てきて、雪哉がちょい暴走しちゃったね……
疑われて泣いちゃう小梅ちゃんにも、まったく動じず疑い続けるし。
でも、アツフサンやあせびん経験後じゃあそーなっちゃうのもわかる。わかるよ……!

アニメ 烏は主を選ばない 13話 烏に単は似合わない

アニメ 烏は主を選ばない 13話 烏に単は似合わない

あせびん「まあ、なんということでしょう……」

だけど、『すべての八咫烏を守ること』が若宮さまの使命なのに、その側にいる雪哉が、保護対象であるはずのすべての八咫烏を『疑う』ようになっちゃ、守ることが出来ねぇんだよ……!

馬酔木の毒って強烈だなぁ……直接あせびと関わってなくても、『その光景を目の当たりにしただけの者』にまで影響が及ぶんだもん。視聴者も含めて。
恐ろしいのが『毒されている』という『自覚』を持てないこと。『自覚』を持てないから、雪哉には母上がのんきに見えてしまうんだろーなぁ……

アニメ 烏は主を選ばない 19話 涸れた井戸

アニメ 烏は主を選ばない 19話 涸れた井戸

その毒を浄化する梓さま、マジで菩薩すぎる。

疑われる小梅。本当の売人は?

さて、雪哉に仙人蓋の売人として疑われた小梅ちゃんですが、目の下のほくろの話になって『それ、私じゃない』との回答が。
あ、こりゃ、売人ってのは『ビンボーやーやーなの!』と出ていったかーちゃんやなと思ったらやっぱかーちゃんやった……(ほくろの位置って遺伝するん……?)

アニメ 烏は主を選ばない 19話 涸れた井戸

アニメ 烏は主を選ばない 19話 涸れた井戸

結局、問題の女売人は小梅ちゃんママみたいだね。栖合までの通り道である霜原に、この母ちゃんが住んでたんでしょ?
つーことは、治平は栖合に行く途中に女房の元に立ち寄って、人間の骨を渡したってことか。で、治平と小梅はそのまま栖合に向かい、2人が去った後で女房は薬屋さんに骨を売りに行った、と。

アニメ 烏は主を選ばない 14話 禁断の薬

アニメ 烏は主を選ばない 14話 禁断の薬

それにしても小梅ママ、姉妹に間違われるほど若いってどういうことなん……
『小梅は前妻の子でこの人は後妻』ならわかるけど、顔の特徴からして血縁……
小梅の年齢考えると、『本当に若い』というより『若く見せてる美魔女』ってことなんだろうけど、例の井戸の水飲んでたせい?(それだと、治平ももーちょい若々しくても……)

帰らなかった小梅ママ

それにしても、小梅ママこと初音は、どうして治平と小梅のところに戻らなかったんだろ?

初音は『お金がない』ことが原因で出てったんでしょ?

だけど治平が『井戸で猿と出会い、仙人蓋をもらった』ことで、お金を得た。つまり『原因』が解消された。
なら治平は、小梅のためにも、そのお金を持って女房に『帰ってきて』って願いに行ってもおかしくないと思う……猿にも『大事な女を喜ばせろ』なんて言われたし。

でも結局、初音は帰ってないんだよなぁ。

もしかして初音、元々は井戸の水目当てに治平と結婚した?
治平、気弱そうだし、お世辞にも若い女にモテるようには……(失礼)

初音的には、涸れた井戸に用はない。だけどお金だけは欲しい。
そこで『戻って欲しけりゃ仙人蓋をもっとよこせ』と、帰る気もないのに治平を脅したんやろか……?
治平は女房に帰ってきて欲しい一心で人間の骨を貢ぎ、それを売って出来た金は女房の懐に。だから小梅ちゃんはビンボーなままだったってオチじゃないだろな……

治平の手紙も、治平本人の字だったそうだけど、小梅ママが関与してたんなら『自分1人でやりました』的に書いてたのも筋が通る。
小梅ちゃんのことを思うと、治平的には『自分がすべての罪をかぶって、小梅のことは女房に任せる』という選択肢を取ることはそこまでおかしくない。(小梅への愛はあった……)
そして初音にとっても罪から逃れられて『都合がいい』。だから『小梅のために』と治平をそそのかして手紙を書かせ、その後で『口封じ』した?
治平にすべての罪を被せた上で死んでもらえば、次の矛先はお猿さんに向かって自分は安泰なわけだし……

●し方が地下街のやり方だったのは、●した人が地下出身だったのか、はたまた中央と地下の関係をこじらせたくて模倣したのか……
初音が超人でもなければ、女性一人で成人男性●して吊せるとは思えん。つまり仲間いるよね? 猿? はたまた同じ八咫烏?
微妙に顔隠してたのも『疑いの目が小梅に行ってくれりゃラッキー☆』なんて理由だったら、ガチもんの悪人だよなぁ……現に、雪哉は小梅ちゃんを疑ったし。(愛はあるんか?)

小梅と母親の関係

仮に初音が『事件とまったく無関係』だったとしても、あんまりいい母親じゃなさそう。別れた旦那が手配されてて、しかも娘のことも知られているのに、娘の身を案じて出て来るようなことはしなかったんでしょ?
小梅の行き先について、真赭の薄達も困ってたし。

小梅ちゃん、なんだかんだ言って、父親のことは好きだったと思うんだよね。
果たして、自らの意思で父親の元に残ったのか、母親が小梅ちゃんに『ついてくんな』と拒んだのか……
小梅ちゃん、梓さまの『うちにおいで』という申し出を断ったけど、お母さんのことは一切言わなかった。
『母親は無関係だから巻き込みたくない』というやさしさだったのか、過去に拒まれたからアテにしてなかっただけなのか……前者だったらけなげだけど、後者だったらかわいそすぎる……

こうして比べると、雪哉ってホント家族に恵まれてる。そら小梅ちゃんも『あんたにわかるもんか!』って言いたくなるよなぁ……

さて、次回はついに最終回っぽい。
今回登場したしゃべる猿は真の金烏と因縁があるようだけど、お猿さんに激おこしてた若宮さまが心配。


それでは今回はこの辺で。
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前回の考察はコチラ

烏は主を選ばない アニメ18話 外界 治平の末路とどうなる小梅【感想と考察】

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