烏は主を選ばない アニメ15話 生き残った少女 恐怖のお猿さんと働く若宮さま【感想と考察】
『烏は主を選ばない』、今回はアニメ15話『生き残った少女』の感想と考察となります。若宮さまがバリバリ働いてる……
- 個人的な感想と考察です。考えるだけなら自由だ!
- 現時点で原作は2巻までしか読んでいません。アニメ14話以降のお話は完全に初見なので、心優しい原作勢の方はあたたかく見守ってあげましょう
働く若宮さま
栖合の村でいきなり猿に襲われたとこから始まる15話。
若宮さまがフツーにつえぇ……いや、これまでも、しびれた状態で斬り合いやったり、十分強かったけど。
にしても、そんな毛むくじゃらで太い首、一太刀で落とせるもんなん……?
そして被害に遭ったのはこの家の住人だけと思いきや、
- 村人全滅
- 女子供は即・喰われる
- 男はバラバラ塩漬け
思ってたより被害がでけぇ……!
え? ここまでの被害が出たの、これが初めてなの?
これまでにも村壊滅なんてことがあったんなら、もっと大騒ぎしても……
それにしても、13話までは四家と宗家の内ゲバ感があったのに、ここに来て急に『山内の危機』になった……そして若宮さまがバリバリ金烏してる……!
若宮「最初からバリバリ働いてたぞ」
ちょっと前までうつけだの遊び人だの噂されてた人なのに、山内の危機に一番早く気づいて動いたり、四家を動かすために効果的なパフォーマンス(生首)したり、ビシバシ指示飛ばしたり、うーん、これは真の金烏……
ぶっちゃけ先代の今上陛下(若宮パパ)、やり方はどうあれ退位させといて正解だったと思う。アニメじゃ出番あんまなかったけど、原作とかコミック版とか見た限り、民の危機に先陣切って立ち向かってくれるイメージないもん……(失礼)
やはり怪しい小梅
栖合の住民全滅と言われる中、一人生き残った小梅ちゃんですが。
彼女の証言をまとめると、
- 13話で小梅ちゃんと一緒に荷車に乗ってた壺の中身はお酒
- 一緒にいたおっさんは父ちゃん
- 父ちゃんは商人で、栖合には商売のために来た
- 栖合に着くなり酒盛り宴会で、その後ぐっすり寝てしまった(一服盛られた?)
- 父ちゃんは娘を救うために小梅ちゃんを箱の中に押し込め、自分は犠牲になった?
うーん、小梅ちゃんが言ってることが全部本当であるなら、『かわいそうな女の子』ということになるんですが……前回を知ってる視聴者的には不信な点が多いのよね……
前回の考察でも書いたけど、14話時点で、小梅ちゃんとパパは『カタギではないなんらかのグループに所属してる』ような会話をしていた。
そして父ちゃんはそのグループを『抜ける抜ける詐欺』常連。
『酒を運んでた』ってのも怪しいなぁ……いや、本当に『お酒』だったとしても、それが本当に『安全なお酒』だったのかどうかまではわからんし。
一服盛られてたせいで寝てたっぽいけど、誰が? なんのために?
小梅ちゃん、雪哉達に『嘘は言ってない』のかもしれないけど、『すべてをしゃべったわけじゃない』のは確か。
小梅ちゃん、しっかり働いて『悪い子』ではなさそうだけど、『悪い子じゃなさそう』だからと言って『悪いことを一切していない』かどうかは別問題であってだな……
雪馬お兄ちゃんや梓ママンを始め、周囲の人、みんな小梅に同情的で疑う雪哉が悪者みたいだけど、アツフサンとあせびんを経験済みの雪哉、小梅を警戒して当然だった。
敦房&あせび『雪哉はワイらが育てた』
梓ママン的にも、小梅は不審者には違いないというのに、それはそれとして、『困っている一人の子供』として手を差し伸べるの、聖母すぎる……その辺はさすが、雪哉を理屈で手放すのではなく、情愛で手放さないことを選んだだけのことはある。
この人は『助けた後悔』より『助けなかった後悔』で苦しむタイプなんだろーなぁ。
お猿さんの謎
さて、烏から人に変身できる八咫烏の世界において、突然現れた謎のお猿さん。
不思議なのが、女子供は即・喰われたというのに、男はバラバラ塩漬けにされてたということ。
はたしてこれ『お猿さんがやった』と断定していいのだろーか?
『調理された→知性がある』と雪哉は解釈していたけど、その割に、お猿さんは若宮さまの問いかけには理解も反応も示さなかった。
『言葉を理解していない』のか、『言語が違う』のか、『耳が聞こえていない』のか……?
なんか襲いかかってきた時は無知性の狂暴な生き物って感じ。
でも、雪哉が生存者と思った猿の人、着物着てたんだよなぁ。
猿になって八咫烏襲った後、人間に戻ってわざわざ着物を着たってこと? 『着物を着る』ってことは、やっぱ知性はある?
この人、口に血がついてるし、猿になって人を襲って食った後、この姿になったってことだと思うんだけど。
それともこれ、お猿さんバージョンの羽衣なの……? 猿の毛皮みたいなの着てるし……
人から猿に転身したってのも、八咫烏とは別の種族ってことなんだろーか?
でも『別の種族』ってんなら、自分らと似た姿の相手を食ったりする? そら人類の歴史でも、異国の地から来た人が原住民虐殺とかはあったけど、『相手方の食糧を奪う』ことはしても、さすがに『原住民そのものを食う』まではせんやろ……
相手方がそれなりに文化を築いてたら、まずは交渉や交流では……お猿さん側も服着てたし、人に成りすまして入り込んだり、『文化も知性もなんもない種族』とは思えない……なのにやってることはかなり野蛮。
文化的なことといえば、人間時は着物着てたことと、死体をバラして塩漬け加工してたことくらい? でも塩漬け加工は、猿がやってるトコを見たわけではない……猿は●しただけで、加工は別の人がやった? でもなんのために???
お猿さんが八咫烏を食い殺すことで、なにかしらメリットがある人がいるの?
うーん、クッソ怪しいおっさんが『仙人蓋』のことでなんか暗躍してたけど、『猿に転身出来る別の種族が侵略してきた』というより、『ヤベー薬で知性を奪われた八咫烏の別の姿』って感じがする……
それでは今回はこの辺で。
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