【烏は主を選ばない】外伝 ふゆきにおもう 第四話時点 感想と考察 ダメダメ雪正とけなげな冬木【前編】雪正の不幸の原因
『烏は主を選ばない』コミカライズ版の外伝『ふゆきにおもう』の第四話の考察です。雪正ァッ!
今回は前編。
第三話までの考察はコチラ
- コミック版の『【外伝】ふゆきにおもう 第四話』時点のものです
- 個人の感想です。効果には個人差があります
- 現時点で原作小説は2巻までしか読んでいません。予想や考察はすべてコミック版と原作2巻時点の情報を元にしたものなので、心優しい原作勢の方はあたたかく見守ってあげましょう
雪正ァッ!
冬木と梓、再会せぬまま終わるとは……
いや、それはそれとして雪正ァッ!
お前なに『かわいそうな被害者ヅラ』しとんねん……!(ブチギレ)
![烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第四話[阿部智里 / 松崎夏未]](https://asuhon.sakura.ne.jp/dshonki4120/wp-content/uploads/yatagarasu_fuyuki04_01.jpg)
烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第四話[阿部智里 / 松崎夏未]
というか、本人的には本気で自分のことを『被害者』と思ってそうなのが……ダメだこりゃ。(白目)
それにしてもこの雪正、相手を自分に都合よく見ることで真実から目を背けたり、その時のツラ構えといい、雪哉とそっくり……(悪いトコばっか似る)
まあ、言い分はわからんでもないけどね。そら北本家から縁談が来たら、周りは『ありがてぇ』って浮かれるわな……周りからの圧に、雪正も苦しかったと思うよ。
でもさぁ。なんでその『不満のぶつけ先』が、親父じゃなくて冬木に行くわけ?
冬木のこと、『自分を見下してる』って、そらあんたが『冬木を見下してる』からでは? もしくは、ホントは『冬木は悪くない』と気づいてはいたけど、自分を正当化させたかったんで悪意的に見ようとしてただけ?(『他人は自分を写す鏡』とはよく言ったもんで)
雪正にとって、この『望まぬ結婚』は、たしかに不幸だったかもしれない。
だけど、冬木が嫁に来たことで得られる『恩恵』はガッツリいただいたんだよね?
しかもその後、当初の予定通り、梓もちゃっかり嫁にしたよね?
『恩恵』を得た以上、嘘でもそこは、冬木に『いい顔』すべきじゃない?
なのに、怒りをぶつけるべき親父や本家にばかり『いい顔』して、『恩恵』をくれた冬木に『不満顔』をする。
筋通らないじゃん。
雪正の不幸の原因
そもそも親父が縁談に飛びついたの、『こいつ単体の力じゃ無理やな』って思われてたからじゃねーのー?(鼻ホジー)
で、『実際その通り』だったから『この状況』なんでしょー?(嫌味)
嫁さん(梓)に『実力で認められたいと思ってたのに邪魔された!』って語ってたけどさ。
![烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第四話[阿部智里 / 松崎夏未]](https://asuhon.sakura.ne.jp/dshonki4120/wp-content/uploads/yatagarasu_fuyuki04_02.jpg)
烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第四話[阿部智里 / 松崎夏未]
だったら『北家当主と北の方、直々に頭さげられた時』に、見事に突っぱねてみせろよ!
それが出来て初めて『おう、こいつは出来る漢だぜ!』って認められるんだよ……!
でも、そんなメンチ切る根性なかったんでしょ?
最終的に縁談を受け入れたんだから。
冬木との縁談が『おいしい話』であることは事実だからね。無意識の本音では『拒むのが惜しい』と思ってたから受け入れたのに、でもそれを認めるのもなんか悔しいから、冬木に八つ当たりして『憂さ晴らし』してたんじゃないの?(疑惑の目)
冬木との縁談って、見方を変えれば、雪正にとって『自分の実力で郷長として認められるチャンス』でもあったと思うよ。だって突っぱねることが出来たら、『馬鹿だなー』と思われると同時に『強きもの(北家当主)に刃向かう我の強さがある』って証明にもなるんだから。
だけど北家や周囲に『いい顔』をしたかった雪正は、『ピンチ』を『チャンス』に変えることが出来ず、『試練』に敗北した『弱者』になった。
ぶっちゃけ、『冬木との結婚』が『不幸なもの』になったのは、『自分の意思』を貫く『強さ』がなかった雪正のせいだよ。
なのに、冬木を悪者にして、自分よりずっと年下の梓に『俺の辛さをわかって☆』って甘えるんですかー。ふーん。(辛辣)
けなげな冬木
雪正は冬木をずいぶん悪意的に見て、その根拠に冬木の発言をあげていた。
まあ『自分の実力で郷長として認められたい』と思っていた雪正にとって『出世に結婚や他人を利用しろ』ってのは地雷だったもんな……
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烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第四話[阿部智里 / 松崎夏未]
けどさ。女性にしてみりゃ、『夫から「好きじゃないけど上手に使えばいいやー」って思われる存在の嫁』って、そっちのほうが腹立つと思うけど。
冬木的には、割と早い段階で『雪正は自分のこと好きじゃない』と気がついて、だからこそ『出世のために私を使え』って発言が出たんじゃないかな……(なんなら『結婚ごり押しした』ってこと、知らなかっただけなんじゃあ……???)
雪正は自分のことばっか言ってるけど、冬木目線だと、
雪正どのはあたくしを好きじゃない
↓
なのにあたくしと結婚した
↓
出世のためにあたくしと結婚しただけだったんだ……
ってことじゃん。
お凌さま、『好きな人と一緒になれただけでも僥倖』なんて言ってたけど、『結婚した結果失恋した』んじゃ本末転倒……!
これ、かなりショックだと思うよ。浮かれた自分がバカみたいじゃん。
冬木ってプライドが高くて、バカは嫌いだけど『バカにされること』も嫌いな人のはず……
『出世の道具にされた』にもかかわらず、むしろそれを受け入れて、『自分を利用してくれ』と発言したわけでしょ?
なぜなら雪正が好きだったから。雪正の役に立ちたくて、甘んじて『出世の道具』に成り下がった。
それってむしろけなげじゃん。
ただ、雪正という男は、冬木が思っていたより幼稚な男だった。
この期に及んで、縁談を決めた親父達への『反発心』があって、『冬木の立場』になってモノを考えることが出来ずに八つ当たり。
お前が一番冬木を『見下してる』じゃねぇか!(ブチギレ)
肝心の、一番怒りをぶつけたい相手(親父)ノーダメ……!
冬木に足りなかったもの
そもそも、ホントに冬木が『他人を見下すヤな女』なら、葱ぼうずに喜ばねぇよ……! あんた知ってるでしょ!?(ブチギレ)
![烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第三話[阿部智里 / 松崎夏未]](https://asuhon.sakura.ne.jp/dshonki4120/wp-content/uploads/yatagarasu_fuyuki03_01.jpg)
烏は主を選ばない 外伝 ふゆきにおもう第三話[阿部智里 / 松崎夏未]
冬木も冬木で、そんな『合理的な考え方』ではなく、かわいく『情』に訴えること言えりゃあワンチャンあったかもしれないけど、冬木は媚び売ったりアホっぽく振る舞うことが出来ない子だから……このコミュ症め……!
『賢さ』ゆえに、『アホっぽい人(失礼)』との付き合いを避けて、経験値を稼がなかったのが災いしたな……嫁いだ後も『馬鹿は嫌い』と下女に意地悪に振る舞ってしまった結果、雪正から『見下す女』とさらに誤解を深めちゃったのかも……
『かわいそうな子』として見られるのも嫌うから、人を遠ざけちゃうし。
この状況、あせびちゃん様なら家ごと手玉に取ったろうに。冬木さまには大女優・あせびちゃん様力が足りない……!
あせび「すべては私のせいだったのですね〜! 私があなたを好きになってしまったがばかりにぃ~!」ヨヨヨ
(↑罪悪感に罪悪感で追い打ちをかけついでに相手を悪者に)
あせびなら、そらもーあっちゅー間に『かわいそうな姫様! 雪正さまひどい!』って家人たちイチコロよ。雪正、徹底的に追い詰められ、もちろん梓を嫁にすることも妨害され、いっそ骨抜きになったほうが楽になるね。
家乗っ取られたその後は知らん。(あせびちゃん様劇場・地獄の第二章開幕)
それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ
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