ハリオのコーヒーミルのガラス瓶が割れたんで代用品を見つけた話
ハリオのセラミックコーヒーミルを使ってたんですが、いつの間にやら瓶の口の部分が欠けてたんですよね。
たぶんこんな欠け方してんのは、豆挽いた後、上のミル部分を外した際、粉落とそうとコンコン叩いてたからやろな……
そもそも静電気で縁に付いたり飛び散ってるのは豆の薄皮部分で、入れないほうがおいしく出来るらしいから、コンコンして無理に落とす必要はないんですがね。もったいなくてついやっちゃう。
それはさておき、これくらいなら大丈夫か……と思って使い続けてたんですが、ある日、コーヒーの粉の中に小さく輝くものが……
うん! 破片だね! まごうことなきガラスの破片!
まあ、フィルターでこされるんでコーヒーに入る心配はないんですが、やっぱ気分は良くない。
買い替えも考えましたが、上のミルの部分は問題ないわけだしなぁ……
ガラス瓶だけ別売りしてないか検索したけど、シリコン蓋くらいしか見つからんかった。
まあ、あったところで送料で高くなりそうだし……
というわけで、代用品を探すことに。
コーヒーミル・ガラス部分の代用品
代用品と言っても、とりあえず粉を受けてくれりゃあいいわけですよ。
究極、ミル部分をガッチリつかんで、直接フィルターの上でゴリゴリやるとかでもいいわけです。
難点は腕の筋力必須なのと粉飛び散る点でしょうか。(致命的問題)
そんなアホな話はさておき、とりあえず家の中にあるもので試してみましょう。
まずは適当な空き瓶
最初に目を付けたのが、ジャムの空き瓶。
並べてみると、ちょうど形が似てる。
ちなみに、成城石井のジャム瓶です。
個人的にはリンゴとマーマレードがお気に入り。あんなミカンの果肉がゴロゴロ残ったマーマレードは初めて見た。
いや、ジャムの感想はさておき、ジャムの瓶(290g入りのヤツ)ですが、ミルがちょうどはまるんですよね。
ジャム瓶の口径:6.5cm
ミルの瓶の口径:6.7cm
まあ、口径見てもわかる通り、はまるだけで締まるわけじゃないけど。
置いて回すより、手でしっかり抱えるようにしてゴリゴリ回したほうが回しやすいです。
持つときは落とさないよう注意。
でもこれ、元のガラス容器とジャム瓶じゃ、明らかにガラスの厚みちがうし、これも使い続けるうちに口周りから割れそうだな……
そんなことを思いつつ、第一の候補は無難にジャム瓶。口径さえあえば、別にどんなジャムの瓶でもOKです。
まさかのシンデレラフィット
このままジャム瓶でもいいかと思ったのですが。
うちにはフルーツ酢作る用に買ったガラス瓶もありまして。
今はお茶用にも使ってんですが(冷やしてからじゃないと注ぐ時こぼれるのが難点)、ふと、これも口のサイズ近そうだな……と気づく。
試してみた。
なんということでしょう。
ぴたりとはまってちゃんと締まるじゃありませんか。
これが……! シンデレラフィット……!
でもこれ、一人分の豆を挽くにはでかすぎるやろ。
『ちゃんと締まる』という点だけで見れば、代用品としては『あり』かもしれんけど。
ちなみに瓶自体はそんなに高価でもないし(6~700円程度)、果実酒の時期にはスーパーでもよく出回るので、手に入りやすいかな。
代用品として一番オススメなのはこちら
いくらちゃんと締まるにしても、果実酒の瓶はさすがにデカいよね。
というわけで、お出かけ中にふと、『あれ? これもサイズ合うんじゃね?』という瓶をふたつほど発見しました。(どっちも瓶の口径は6.7cm)
メイソンジャー(240ml)とクアトロスタジオーニのジャー(250ml)です。私はヨドバシカメラで買ったけど、ロフトや東急ハンズ、小洒落た雑貨屋とかでも売ってます。
ちなみにメイソンジャーは蓋のサイズが2種類しかないので、レギュラーマウス(蓋が小さいほう)であればどの瓶でもいけると思います。
クアトロスタジオーニのジャーはメイソンジャーと一緒に並んでて、『これもサイズ合ってんじゃね?』と、試しにメイソンジャーの蓋をはめてみたらぴたりとはまったんで一緒に購入。どちらも500円程度です。
それではミルとドッキング。
なにこのフィット感……!
どっちもぴたりとはまりました。これなら無理して果実酒用の瓶使わんで済むわ!
置いた時の安定感や粉うつす時のことを考えると、背は低めで、口のところがくびれてるクアトロの瓶のほうがいいかも。形も、丸っこいのが元の瓶と似てるし。
でも、『まとめて挽く派』の人は色付選べば遮光にもなるメイソンジャーのほうがいいかな? この辺は好みですね。
いやー、割れた時は買い換えを考えたけど、実質500円ほどで瓶の部分だけ買い換え出来ましたね。恐らく、瓶の直径が6.7cmならだいたいいけるんでは?
ハリオセラミックコーヒーミルの使用感
ちなみにこのセラミックコーヒーミル、結構優秀。
昔、もらいもんのプロペラ式電動ミル使ってたんですが、そちらは粉の荒さが不均等だったのに対し、こちらは臼式だから粉も均等に挽けるし、分解して丸洗いも出来る。そしてガラス部分の代用品が見つかった今、落としてもミル部分さえ無事ならいつまでも使える!(電動のは落として壊れた)
ただ、手動でゴリゴリ挽くのはやっぱ面倒ではあります。(これはどんなヤツでもそうだけど)
夏場、水出しで多めにアイスコーヒー作ろうとまとめて50gくらい挽く時は電動が欲しくなりますね……刃が回転するプロペラ式のじゃなく、ガチ勢が使ってそうなヤツ。
↑こーいうのが欲しいんだけど置き場所ないしコンセントの位置も問題だしなにより高けぇし……
瓶の代用品も見つかったし、地道にガリゴリするしかないか……
ちなみに豆を挽くときの荒さですが、油性ペンで印を入れると合わせやすいのでおススメ。私は一度締めてから時計の針で言う50分くらいに緩めたのがちょうどいい感じ。深入り豆だともうちょい粗目かな。
アイスコーヒーとか濃く入れるときはもうちょい締めますが、その分、挽くのに時間かかるんだよなぁ。
そんなわけで、ハリオのセラミックコーヒーミル、瓶が割れても代用が効くから安心しろ! というお話でした。