進撃の巨人最終話『あの丘の木に向かって』感想と考察 リヴァイの涙と自由の翼からの解放【139話】
進撃の巨人最終話『あの丘の木に向かって』感想と考察、今回は自由の翼から解放されたリヴァイや104期達、他、謎だったところやイェレナとかについてです。
思ったことを好き勝手に書いてるので、そりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2021年4月の139話最終回の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。
リヴァイの涙と自由の翼
リヴァイが初めて涙を流した。(;ω;)
エルヴィンやハンジさん達、そしてサシャも、捧げた心臓の結末を見届け、しかしこっから先は生者であるリヴァイやアルミン達に託し、無事、成仏出来た模様。
サシャの笑顔は色んな人を救ったな……
この敬礼って『公に心臓を捧げる』って意味のはずだけど、リヴァイは人類よりも『仲間に心臓を捧げた人生』でしたね。調査兵団に入った理由もみんなとは違うし……
132話の『心臓を捧げよ』は、言葉のほうは『お前は人類のために心臓を捧げろ』という意味で、ハンジさんの心臓を叩いた拳のほうは『俺はお前らに心臓を捧げる』という誓いでもあったんだろうか。
みんなとは違う。だからこそ『最後まで生き延び、見届ける』という役割を託されたのかも。
エルヴィンやハンジさん達のこれまでの敬礼はすべて『人類のため』だったけど、最後の敬礼は、人類というより、最後まで自分達のためにここまで戦ってくれたリヴァイ個人へ向けたものだったのかもしれない。
『自由の翼』が最後に消えるのは、『死んだ私達から解放されて、これからは自分のために生きてくれ』ってメッセージなのかな。
ミカサはエレンからもらったマフラーに縛られてたけど、リヴァイは『自由の翼』という『死んだ仲間達』に縛られてたようなもんだし。
アニメ1期の追加エピソードで、エルヴィンの命令を無視して、幼なじみの遺体を連れ帰ろうと2人の新兵が無茶した結果、巨人に追われて、遺体を連れ帰るどころか死なんで済んだはずのもう1人の幼なじみが死ぬってヤツがあったなぁ……
そのせいで、本当なら連れ帰れたはずの他の仲間達の遺体を捨てることになり(しかも『捨てろ』と指示するのがリヴァイで、捨てた遺体の中にペトラも含まれていた)、なんとか巨人からは逃げきれたけど、原因を作った新兵が呆然としてたら、リヴァイが『生きた証だ』と『自由の翼』を渡すんだよね。
リヴァイの敬礼と涙は、エルヴィンやハンジさん達から託された『夢の続きを見届けた=死んでった仲間達とのお別れ』ってことなんでしょうか……
無茶しすぎたリヴァイのその後
さて、無茶しすぎたリヴァイ、後遺症で車イスになっちゃったようで。
ファルコとガビのちびっこカップルは成長し、兵長はちょっと老けたせいで『介護者夫婦とそのじいさん』みたいになっとる……!(せめて父ちゃんゆーたれ)
車イスなら、成長したファルコ達との身長差を気にしなくて済むよね!(残酷)
片足が無事なら普段は杖かな。ちなみに折れたのは左足。
もう物理的にも戦わんで済むようになったとはいえ、これじゃもう蹴りも入れられないよね……あの『蹴りやすかったおバカ』もいなくなっちゃったし……(;ω;)
いたらいたで、今度は杖でぶん殴ってたんだろうけど。(ただの凶器)
3年間、リヴァイ達はどうやって生きてたんだろ。オニャンコポンにガビとファルコと、どっかに向かってるようだけど。
これまで散々『頼られる側』やってたんだし、今後は人に頼りまくって好き勝手に生きていいんじゃないかな……
それにしても、巨人が消えたってことはアッカーマンパワーも消えたってことですよね?
『無茶が利かなくなった+ケガの回復も常人並み』になっちゃって、『ちっさめの超人のおっさん』が『ちっさめの普通のおっさん』に戻ったのか……(一言多い)
もしかすると、138話で巨人になっていればケガは治ってたのかなぁ。アニパパ走ってたし。
いや、なってたらなってたで詰んでたんだけど……
8割の人類が死んだ割に、街並みといい、飛行機も飛んでるしで、文明レベルはそこまで落ちてなさそう。
なんか人智を超えた目に遭って、もう報復とかそんなんより『日々の暮らしを大切にしましょう』って感じに生きてない? アルミン達が島に向かってるのはまさにそのためだし。
そう思うと、島の状況がますます滑稽に見えるなぁ……
104期、その後
あんなにも『生きるのが苦しい』って顔してたライナーが元気に生きてて良かった。
本 当 に 気 持 ち 悪 い よ 。(安堵の言葉)
それにしても、手紙なんて受け取ったらすぐ開封して読むだろうに、なんで今さら読んでるの?
『何度見ても』ってことは、ライナーにねだられて、もう10回くらい読んであげてるの……?(そして同じ回数においを嗅ぐ)
ジャンも、新たに仲良くケンカする相手が出来て良かったね。
『寿命が延びて残念』なんて言っといて、ライナーのお葬式で周りが引くほど号泣するんでしょ。しってる。
そういやここにいるメンバー、ピークちゃん以外は全員104期訓練兵なんだよなぁ……
アルミン達は島を出た後は『自由の翼』を背負ってなくて、マーレの戦士であるはずのピークちゃんが最後まで『自由の翼』がついたコート着てたってのは不思議な感じだ。
そして今では、『新しい仲間』としてすっかり打ち解けたようで。
ただ、表紙からはよくハブられる模様。
アルミン「よし、みんなそろってるね? 表紙の撮影するよ!」
ピーク「」
マガポケの最終回カウントダウンのスマホ用壁紙配布も、なんか足りんなーと思ったらピークちゃんおらんかったしな……(ガビとファルコも用意して欲しかったなぁ)
ちなみに自分はスマホのロック画面で使ってるんだけど、通知が出るとエレンさんが『シガンシナ区Aさん(19)』みたいになる。
一番ぴったりな位置に来るのはエルヴィンのほう。
壁紙シャッフル設定にしてるんだけど、画像と通知のタイミングが合うと『当たりや!』って気分になる。(何が当たったんだ)
ミカサ、一足先に島に帰還
それにしても、ミカサちゃんはどうやって島に戻ったんだろうか……間違いなくシガンシナだよねここ。壁跡あるし。
航海技術があるとは思えないミカサが、エレンのお首と一緒に一人でボート漕ぎ漕ぎして渡るという冒険家のような航海でもしたと……?
いやいや、その前にスラトア要塞から海まで移動する必要もあるし、全部ふみふみされてボートもなけりゃあイカダすら作れないっつーかその日のごはんもどうすんのあなた。しかもアッカーマンパワーもなくなって、フツーの女の子に戻ったはずだし。
仮に渡れたとしても、海からシガンシナまで歩かなきゃならないし、1人で自給自足で3年隠れ住むとかすごすぎるでしょ……
まあ普通に考えると、まずはエレンの首をどっかにを隠してアルミン達と合流。『キヨミんとの再会を目指す』だよね。
で、キヨミんがヒストリアに会いに島に渡る時に、ミカサもエレンの遺骨と一緒にこっそり島に上陸して墓作ったとかかなぁ……状況的に、あのまますぐミカサ1人で島まで行けないでしょ。
最後まで謎に終わったもの
謎資源って結局どうなったんでしょうね。
エルディア軍のみなさん、立体起動つけてるんですよ……ってことは、氷瀑石は健在ってことジャン。
じゃあ、資源と光るムカデくんはあんま関係なかったってことなん? もしくは、別の光るムカデくんが島の地下にうじゃうじゃいるとか……巨大樹の森だって、巨人パワーと関係ありそうだし。
まあ『謎資源』が残ってるのはいいとして『立体起動』って本来は『巨人と戦うため』に作ったものでしょ。
アルミン達は役目を終えた立体起動を捨てて『巨人のいない世界』で生きているのに、島は未だに『立体起動から卒業出来てない=巨人に捕らわれてた旧時代のまま』ってことなんだよなぁ……これはアンヘルさん、泣くな。
イェレナちゃん、最終回に姿を見せず
イェレナもどうなったんだろうか。キヨミんが無事ってことは、イェレナもちゃっかり生き延びてるはずなんだけど。(キヨミんの娘さんらしき子も、まさかの登場なし)
なんかイェレナは、処刑されそうになったり腕折られたり、死にそうなポジションであり、実際死んでてもおかしくない状況にいながら『死に損ねた感』があるね。
生き延びはしたものの、今頃やる気なく空っぽになってそう。ジークと出会う前もそんな感じだったのかも?
そしてその空っぽなところになんかのヤベー宗教が入り込み、はっちゃけるループという……(アカン)
案外、オニャンコポンよりイェレナのほうが、島のことや調査兵団のことを文献かなんかで残しそう。記憶力すごいし、物語とかそういうの好きそうだし。
イェレナと対のポジションだったフロックは『自分を主人公』にして行動してたけど、イェレナは『第三者的なポジション』で行動してた感じするからなぁ。あくまで主役はジークとエレンで、自分はそれを見る側。
『歴史の目撃者になりたい』的なこと言ってたし、イェレナ的には『思ってたんと違う』結果にはなったけど、お望み通り『歴史の目撃者』にはなったんだから、何か残しそうではある。オニャンコポンだとなんか『記録』というよりハンジさんを超絶美化したヒーロー映画作っちゃいそうだし……(偏見)
歴史的な文献を書かせるなら、第三者視点のイェレナのほうが向いてるかも。
さて、最終回を迎えたわけだけど、130話のハンジさんといい、光るムカデくんとか謎資源とかミカサの頭痛とか、結局作中ではハッキリ語られなかったですね。
単行本に追加されるとか(めっちゃ分厚くなりそう)、『悔いなき選択』や『LOST GIRLS』みたいな外伝漫画が出ると嬉しいんだけどなぁ。
別マガ6月号に先生のインタビューが載るらしいんで、その辺で語られるんだろうか。
* * *
それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ
↓次の考察はコチラ
↓前回の考察はコチラ
最初の方の文章で涙腺崩壊した。めっちゃ泣いた(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
リヴァイがいい男すぎて辛いぃぃぃぃ…。
「もう頑張んなくてもいいよ。」
って言ってあげたいと思った。
コメントありがとうございます!
ハンジさんとのお別れの時といい、最終回の仲間達とのお別れといい、リヴァイはホントがんばりすぎですよね……
なのに弱さや辛さを外には出さないんだもんこの人……これほどいい男見たことないいぃぃぃぃ……゚(゚´Д`゚)゚。
お返事ありがとうございます♪
確かにリヴァイは、自分の感情を表に出さないので、アニの時とかジークの脊髄液が入ったワインを飲んだ兵士たちが、巨人化して殺さないといけない時も…。
すみません…質問よろしいですか…?
よく考察動画とかである、最後の木の伏線がよく分かんなくて…。
あと、最後鳥がミカサにマフラーを巻きにくるシーンがあると思うんですけど、あの鳥とエレンってどう関係してるんですかね?
知っていたら教えて欲しいです‼︎(*’▽’*)
質問ありがとうございます!
最後の鳥の正体は私にもわかりませんが、ミカサ的には『鳥に生まれ変わったエレンが心配して来てくれたんだ!』と思ってそうですね。エレンを恋しがって泣いてたはずのミカサが、その後は立ち直って幸せに生きたようですし。
まあ、私的には『散々ミカサを苦しめ泣かせたお前が鳥様に生まれ変われるなんぞ図々しいわ』と思っちゃいますが……(悪魔)
あとラストの木は、こっちの記事でも触れてるので、お時間ある時にでもどうぞ~!
進撃の巨人最終34巻 追加エピソード考察
とってもそうです