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【進撃の巨人】リヴァイ兵長とエレンの今後について考察(125話時点)

考察・予想

第14回進撃の巨人考察、今回は踏んだり蹴ったりが留まるところを知らないリヴァイ兵長とおおむねその元凶なエレンが今後どうなるかについての考察となっております。

第13回考察

生まれた時から人生ハードモードだったリヴァイ兵長ですが、エルヴィンとの出会いでヘルモードに、エレンとの出会いでアルティメットモードに突入と、悪魔との出会いで不幸に拍車がかかってく人生だね……(本人は死んでった仲間のこともあるから自分が不幸とは思ってないかもしれないけど、クソな人生だとは思ってそうだな……)

個人的な感想を交えた考察や予想です。(基本、原作漫画を元にしています)
今さらなものやよその考察とかぶったりとかそりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2020年1月の125話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。

さて、なんでこの2人の考察? っつーと、このブログを開設してからテスト以外で1回も機能したことなかったメルフォからおたよりが来ましてな……

進撃の巨人 15巻

進撃の巨人 (15)[ 諫山創 ]

せっかくなので、今回はご質問に対して現時点での個人的な考察をしていこうと思います。いただいたご質問は以下の通り。

  1. リヴァイはエレンの計画を知っていたのか? また、真意は言えないが仲間を心配するようなことやアッカーマンに関することを聞いたりしたのか?
  2. 今後、リヴァイとエレンは敵対するのか?

現時点では判断材料が少ないので難しいところですが(ドッカンしてからずっと寝とるからな……)、よーし、張り切って考察しちゃうぞー!

  • エレンは兵長になんか話してる?(飛行船の時とか)
  • リヴァイはエレンから一切何も聞いていない
  • が、エレンの行動そのものは否定しない

まずはエレン視点から考察します。

まずエレンが、兵長にこの計画を一部でもにおわせるようなことをしゃべっちゃうと(たとえばジーク逃がすようなこととか)、兵長を『共犯者』にしちゃうことになりますからね。なんもしゃべっていないと思います。
『だます』目的でならなんかしゃべるかもしれないけど、一流詐欺師・エルヴィンを側で見てきた兵長をだますのは、エレンには100年と7年くらい早すぎるでしょう。(そもそもだます理由もない)

仲間の心配やアッカーマン関係のような、計画以外のことはどうか? についても、特に突き放す必要のあったミカサに対し、兵長の場合は、『それを伝える理由ってなに?』なんですよね。
何か言われたところで、兵長の強さとやることに変わりはないわけですから。(一方、知らされたミカサはメンタルボロボロになってるけど……)

どのみち『失踪で信頼を失っている』状況では、何を言ったところで兵長的には『まず失踪した理由を言え。話はそれからだ』と蹴りでお返事が来るだけでは。そもそも二人きりになるタイミングもないし、何か伝えるにしても『今』ではないと思います。

エレンが調査兵団突き放した理由って?

そもそもエレンにとって、今回の計画のために『調査兵団』ではなくわざわざフロックを用意したのは、『調査兵団は無関係であり被害者』にする必要があったからでは?
エレンにとって『調査兵団』は自由の象徴であり幼少からのヒーロー。特にリヴァイ兵長にはあこがれもあったんでは。
そのヒーローに、これまで散々世話になった兵団と敵対なんてさせられんでしょう。
だったらむしろ、兵団側と一緒に自分のことを『裏切り者』と憎んでくれたほうがエレンにとっては好都合なのでは。

実際、今、なんかの拍子にフロックの『団長と兵長は髭に殺されたんやで』が『実はイェーガー派がやりました』とバレたら(未遂とはいえ)、『恩を仇で返すとかエレンサイテーだな!』『俺らも邪魔になったら消される!?』で、外からも内からもあっという間にヘイトが湧いて崩壊しそうな状況ですし。(サシャの一件ですでにコニーもそうなってるし、ジャンも『エレン●す!』になるでしょう。ミカサもかばえない)
エレンもそれ狙ってんじゃないですかね?(詳しくは後半で)

一方、兵長視点ではどうか。
兵長なら、誰かにわざわざ言われんでも、エレンの意思の強さは知ってますから、『髭ごときに洗脳されるエレンではない』とは思ってるはず。
たしかにレベリオ襲撃のせいでサシャは死んじゃったけど、『そこまでしなければいけない何かがあった』こと、そしてそれは『自分が悪役になって仲間を突き放さねばいけないこと』であることはわかってそうだけど、その理由がわからなくて、他のメンバー同様苦しんでる状態では。(まあ、寝てる間にクソ重い回答きたけど……)

進撃の巨人 5巻

進撃の巨人 (5)[ 諫山創 ]

これがエルヴィンだったら、『何か俺達には思いつかん考えがあってのことだろう』と思うだろうけど、エレンだしなぁ……信じていないわけじゃないだろうけど、不安すぎるやろ。(『不信』というより親が子供心配するのに近い心境?)

リヴァイは今のエレンをどう思ってる?

さて。せっかくなので、『兵長的にエレンの今の行動を知ったらどう思うか』についての考察もしたいと思います。

基本的に、兵長は本人の意思や考えを尊重するタイプ。島の現状からしても、エレンの行動そのものは否定しないと思います。肯定もせんやろけど。
兵長激おこポイントがあるとすれば、『その決断をなぜお前がする』という点でしょうか。

兵長は『この件は俺が判断していいことじゃない。これは俺が判断していい』という具合に、『分をわきまえてる人』なんですよね。

進撃の巨人 27巻

進撃の巨人 (27)[ 諫山創 ]

部下に対しても、『自分が指示出してもいいけど、ここはこいつに判断させよう』と、きちんと『育成』もしている。なにこの理想の上司。

唯一の例外が『兵団がエレン食わす』と決断をした時ですかね。
本来、自分がしていい決断じゃないけど、兵団の決定に立てついてでもエレンを守ろうとしたんですよね。

進撃の巨人 28巻

進撃の巨人 (28)[ 諫山創 ]

兵団案だろうが兵長案だろうが、最終的にヒストリアが巨人継承することに変わりはないんで、どうせ結果が同じならエレン生かしてやりたい親心でしょうか。もちろん、『エレンの命=仲間達の死の意味』ってのもあるけど。(そう考えると、兵長って結構エレンかわいがってたんだな……裏切られた時の心中やいかに

そんな感じで、多少の例外はあるけど、基本的には『分不相応なことはしない』のが兵長。

その前提を踏まえた上で、『兵長から見たエレンの今の行動』について。

まあ、兵長からすれば、『何が正しいかなんてわからない』から、否定は出来ない。
が。その『決断による影響範囲』が違うんですよ。

影響範囲が限られた身内だけならまだしも、『世界規模』なんですよ。
本来、そんだけスケールのバカでかい『決断』は、『国家元首(島で言う兵団組織)』の、いうなれば『大人たち』がすべきなんですよ。『個人』、ましてや『ガキ』がやっていいことじゃない。
だってあんた、ある日突然『世界の命運を王様でも大統領でもない一般兵A(19)が1人で勝手に決めちゃいましたー!』って言われたら、兵長じゃなくても『おいおいおいおいおいおいおいおい!?』ってなりますやん。

しかも『実行するための力』を持ってるのが『エレン個人』というのが辛いところ。
『島外皆殺し』だろうがなんだろうが、せめて『大人』が決断したんなら、エレンはまだ『被害者』でいられたのに、覚悟ガンギマリで『すべて俺が悪いんだよ!』と、どこぞのナイスガイのごとく自分の意思で決めて進撃しちゃうんだもんなぁ……

進撃の巨人 25巻

進撃の巨人 (25)[ 諫山創 ]

これは兵長的には、エレンよりも『そんなことさせちゃった&阻止できなかった自分を含めた大人達』に腹を立てそうですね。

※しかし、そのエレンを最大に利用しているのが未来の進撃野郎だったという事実を、まだ誰も知らないのである。(CV:キ●トン山田)

まー、どっちにせよ、こういう『分不相応な決断』の結末って、あちこちボロ出てくるだろうから(もう出てる)、その尻ぬぐいにハンジさん共々奔走することになりそう……(この辺ものちほど考察しとります)

それでは、次の考察。

  • エレンとリヴァイは敵対する?
  • 基本的に敵対する理由はないので『なし』
  • ただし、島の外がホントに滅亡した後なら『ありえる』

現時点において、エレンと兵長は敵対する理由はないですね。ジャンが言っていた通り『恩恵を受けるのは自分達』なわけですから。
むしろ兵長は一貫して『エレンを守る側になるのが自然』では。エレンの存在は、『エレン守って死んでいった仲間の意味』でもありますから。

ただまあ、勝手に分不相応な決断をしたことに関しては、『あなたいつからそんなに偉くなったのかな……?』と、ハンジさんが笑顔で毎日エレンの爪ひっぺがす光景あたたかく見守ってあげるくらいにはお怒りになるかと。ハンジさんならきっと1日でサネスさんも太鼓判を押すレベルになれるよ!(すぐ再生するから歯も抜き放題だよ!)

兵長「辛い決断させちまった俺達の不始末ではあるがそれはそれとして蹴るな」

進撃の巨人 26巻

進撃の巨人 (26)[ 諫山創 ]

さて、それでももし、エレンと兵長が『敵対』するとなれば、ちまたでよく聞く、『自分に憎しみを集めてみんなで力を合わせてやっつけてもらおう』というアレ。いわゆる『エレンレクイエム』ってヤツ。ああいう感じになっちゃうんではないでしょうか。

進撃の巨人 3巻

進撃の巨人 (3)[ 諫山創 ]

よく『序盤でエレンが『あくび出る』ゆーとるぞ』『エレン倒した後で『こんなヤベー民族滅ぶべし!』がより一層強まるだけやろ』と否定されてますが、『島の外滅びてからならありえなくもない』と私は考えます。

仮にこのまま地ならし成功で島の外が滅びたとして。
その後、島民はエレンをヒーローとして迎えられるかっつーと、そうはならんでしょう。
島の外を滅ぼし、壁巨人を操り、さらにミラクル始祖パワーで記憶改竄まで出来ちゃう……なにそれこわい。(エレン放送により全ユミルの民の脳内になんか出来ることは実証済み)

さらに壁崩壊で島内でも多くの犠牲を出したし、ワインで兵団壊滅させられたりで、時間が経てば経つほど遺族の恨みは深まるはず。(ワインばらまいたのはイェレナだけど、黙認したのと兵長のトコに送り込んだのはイェーガー派)

進撃の巨人 29巻

進撃の巨人 (29)[ 諫山創 ]

↑うーん、これはイェーガー派のしわざ。(そしてフロックの隣のヤツどこ見てんだよ)

一方で、イェーガー派持ち上げてた民衆は時間が経てば経つほど熱が冷めて、『あれ? もう敵いないし、あんな過激思想のヤベーヤツらにこれからのこと任せて大丈夫なん?』となるのも時間の問題。(『エルディア帝国云々』だって、そもそも『外国』がないと成り立たない概念なのでいずれしぼむ)

そうなってくると、エレン対立候補として民衆に担ぎ上げられるのはイェーガー派の被害者であり、これまで平和思想で動いていたハンジ団長率いる調査兵団になるのでは。

もしかするとエレンの計画って、

  1. フロックに働いてもらうことで調査兵団を被害者にする
  2. 自分とイェーガー派に恐怖と怒りを集める
  3. 島の外滅ぼす
  4. ユミルちゃん解放して自分が最後の巨人(人類以外の強大な敵)に
  5. 用が済んだ自分やイェーガー派を調査兵団に倒してもらう
  6. 調査兵団を中心に島内がまとまる

か?

これだったら、ある意味『エレンレクイエム』もそんなにありえなくはない?
となると、エレンを殺すのはやっぱ兵長の仕事になりそうだけど、『殺す』というより『介錯』になりそうでお辛い……(エレンに『意味ある死』を与えることが出来りゃあ『仲間の死』も意味あるものになるけど……)

ただ、これは『エレンの頭の中での』計画。
『未来の記憶』が見れると言っても、あくまで『自分が体験したこと』限定であり、すべて見えるわけではないことは、『道』でユミルちゃんに会った時の様子を見ても明らか。(明らかに初対面の顔)
エレン本人もそんなにうまく行くとは思ってなくて(想像以上にフロックが張り切っちゃうとか想像以上に兵長とハンジさんがピンチになっちゃうとか)、でもどこでつまずくのか、なぜつまずくかもわからないので、ひとまずこんな感じに計画立てて進撃してる感じ? 知らんけど。

地ならしは失敗する?

『どこかでつまずく理由』があるとすれば、アルミンとハンジさんか?
アルミンは島の外が滅びた後の島の中のこと考えてるようだけど、ハンジさんはさらにその先のこと考えてそうな気がする。

エレンがやろうとしているフルパワー地ならしって、滅びるのは島の外の人間だけでなく、大量の動植物も確実に滅びるわけじゃないですか。たとえば笹が絶滅したら、自動的にぱんださんも絶滅するみたいに、まず、食物連鎖がおかしくなる。
森林がなけりゃ地中に水は蓄えられないし、水がなけりゃ動植物も生きられない。雨降っても水が全部海に流れりゃ海の水位上昇。その海に流れる水も処理能力を超えた動植物の死骸で汚染されてるだろうから、海も汚れて水中の生き物も死ぬやろね。気候もおかしくなりそう。そしてそれが世界規模で起こるから、パラディ島になんの影響も出ないわけがない。
そして最後は、『わけあって絶滅しました。』の最新巻のユミルの民の項目に『島の外の人類滅ぼして絶滅』と書かれる、と……

↑次のコラボ先(嘘)

そう考えると、ヒィズルの要求する『ヒストリアとその子孫犠牲ルート』が一番常識的だったんやな……(でもヒストリアが犠牲になったら、同期達は今後、慶事のたびに後ろめたくなり、兵長とハンジさんは一生奴隷のように『公』に尽くす人生になっちゃいそう。喜ぶのは自分らの知らん他人だけ。あ、ユミルちゃんも残業決定やね)
というか、それしか選択肢ないと思ってたから(実際そうだった)、

ヒィズル「他の子と仲良くするなんてダメダメ! パラディくん(資源)は私とだけ仲良くすればいーの! 世界の脅威? そんなのそっちの王家と始祖で解決すりゃいいじゃん! でなきゃ軍事力底上げの協力してあげないゾ☆」

と強気に出た結果、

エレン「他に仲良くしてくれそうな子もおらんしお前の言いなりもヤだからみんなまとめて消すね(*・ω・)オレハジユウダ」

となったわけですな。(何故か束縛系ヤンデレ風)
せめてヒィズルが余計な欲かかんと他のオトモダチ紹介するくらいの寛容さがあれば、こんなことにはならんかったやろうに……(教訓:無償の愛は己を救う

それはさておき。フルパワー地ならしって『島の外の人間に滅ぼされるエンド』は回避出来ても、『天変地異で滅びるエンド』しか見えないんだよなぁ……これを、研究者であるハンジさんが考えないとは思えないし。
もし、エレンが『天変地異の大災害の可能性まで考えた上でフルパワー地ならし』したとしたら、『俺らだけ滅びるのは許せんからどうせ滅びるならお前らみんな滅ぼしてから滅びるわ』ってことになるよね……まさかそれが真の望み?
まあ、そんな理由だったら、やっぱ兵長とハンジさんは毎日エレンと髭の爪引っぺがす拷問していいと思う。(爪剥がし検定1級短期取得コース教材用兄弟)

となると。兵長はハンジさんと一緒に『地ならし止めるためにエレンと敵対』ってのもあり得るか? まさに子供の不始末を大人が責任取る形。(だからマガトさん達と接触ってのも一利ありなんだよなぁ)
まあ、それだと敵対までせんでもまずは説得って形になりそうだけど、現状、島側からすると滅ぼされるか滅ぼすかしか道がなさそうなのがホンマひどい。

そんなわけで、今回はこの辺で。コメントありがとうございました(*´ω`*)
考察に関する感想や質問は、ページ一番下(PCではサイドナビ)のサイト詳細ページからひっそり受け付けていますので、よろしかったらどうぞ。
ご質問を元に、なんか考察するかもしれません。かも。

2020/4/26 こちらの動画でもリヴァイ兵長関係の考察してます。(128話時点)

【進撃の巨人】128話 沈黙のリヴァイと『人畜無害の死に損ない』の意味について考察!【動画】

2020/5/2 こちらの動画内でもヒストリアが巨人継承した場合のルート考察してます。(128話時点)

【動画で】エルヴィン生存ルート考察【進撃考察】

↓前回考察

【進撃の巨人】主要メンバーの現在置・他考察(125話時点)

↓次の考察

進撃の巨人126話矜持 リヴァイとハンジ、二人の関係とか王家の血とか考察

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