アニメ進撃の巨人 The Final Season 87話『人類の夜明け』感想と考察 その1 悔やむミカサとエレンの本性
アニメ進撃の巨人The Final Season87話『人類の夜明け』の感想と考察。
これまでアニメの考察は1記事で済ませてましたが、今回のアニメ87話はエレンのあまりのクソヒモっぷりにいつもより多めにネチネチしてしまったんで3回に分けてお送りします。ネチネチ
今回は最終章のビジュアルの感想、エレンはどう変わってないのか、マーレで出会ったスリ少年とリヴァイ、エレンのミカサへの質問の意味やエレンの本性などを考察。
原作の時にすでにした考察と色々かぶるかもしんないけど、そこはおさらい感覚でどうぞ。
原作漫画の大きなネタバレは注意書きしてますが、そうじゃないところでも察せられる程度にしれっと混じってるので、アニメ派の方はご理解の上でお願いします。
なお、当考察は原作最終回以降エレン・イェーガーさんに死ぬほど厳しいので『エレンすてき☆ カッコいい!』と思っていたい方は、悪いこと言わんので引き返されることをおススメします。
最終章は2023年です
原作では地鳴らし発動直後だったミカサの回想が、今回の87話でエレンの回想とセットで来ました。
でもってFinalSeason2も今回で最後だった……最後までやらんのかーい!
うん、キングダムの第4シーズン始まると知って、そんな気はしてた。放送日が1日ずれてるから違うのかと思ったけど、アニメの放送枠自体が変わったんか……
去年の春、兵長はドッカンしたまま冬まで放置プレイだったのが、次はフロックが来年まで船底に貼りついたまま1人孤独に放置プレイされるという放置仲間が出来るとは……全身ふやけて藻が生えてえらいことになってそうだけど。
もういっそ最終章の放送が始まるまでに力尽きて沈んでもらったほうがええんちゃうかな。いや、だってほら、ねぇ?
たとえそれで女神さまが出てきて「あなたが落としたのは金のフロックですか? 銀のフロックですか?」って押しつけてこようとしても、ガビちゃんに「はい、金のフロックです」と嘘回答してもらって全フロックお持ち帰りしてもらえばいいし……
フロック「斧扱いすんな」
人間VSありんこ
さて、最終章の新しいビジュアルも公開されましたね。壁巨人くんの足跡の上にメンバー勢揃い。
なんかメンバーの並びが翼を広げた鳥っぽい? アルミンが頭で後ろ4人が翼、コニーとアニ、ちびっこが足でライナーとピークちゃんが尾。
それにしてもこれ『人間に立ち向かうありんこ』みたいだなぁ。
だって『ひとつの足跡』の上に全員入っとる……『ありんこから見た人間』ってこんな感じなんだろうな……
まさに『おまえらはオレが一歩進んだだけで全員踏みつぶせるちっぽけな存在だ』という暗示であり、そんな相手に『たったこれっぽちの人数』で挑もうとしている。
『戦おうが戦わなかろうが死ぬ』ポジションである大陸側はともかく、島側はそりゃあ両手を挙げて絶対服従選ぶよね……
これ、踏みつぶされるのを回避する方法は『そらをとぶ』か『地中に逃げる』くらいしかないんじゃないの? まさにありんこ。
しかも大群で来られたら、よっぽど頑丈な地下シェルターじゃないと、崩れてそのまま土葬されそう。しかもめっちゃ高温。
でもありんこだって人●すからね。毒によるアナフィラキシーショックとはいえ。
とりあえず最終章がまだ先とわかり、多少『なんだー』と思いつつも、まだまだ楽しめそうです。
変わらないエレン
さて、ミカサの回想で始まったアニメ87話。
『エレンは変わってないのかも』って、これ『どのエレン』から変わってないのかっていうと、やっぱ『一番最初のエレン』なんだろうね……
ミカサ的『初めてのエレン』って、人めった刺しにしてるエレンなんよ……
いや、主人公とヒロインの出会いとか、もっとこう、食パンくわえて激突とか、『親方! 空から女の子がー!』って運命的なもんだったりするんだろうけど(運命的……?)、進撃ワールドにロマンスの神様はおらんのや……! 見かけても、それは『ロマンスの神様』に擬態したドSの神様や……!
過去、散々考察したけど、ミカサはこの『初めてのエレン』を、マフラーを巻いてくれた『やさしいエレン』で上書きしちゃって、その『上書きしたほうのエレン』を『エレン』として好きになっちゃったんだろうな。
それ以来、ミカサは『自分の都合の良いエレン』ばかりを見て、人めった刺しにしてた『初めてのエレン』は見向きもしなかった。
冒頭のミカサの『私はエレンのなにを見ていたんだろう』は、それに気づいたってことなんだろうなぁ……
『良いエレン』も『悪いエレン』も、どっちもそろって『ひとりのエレン』。『良いエレンしか愛せません』ってのは、結局『自分の都合の良いものしか愛しません』と言ってるも同然だよね……ミカサやアルミン達もそうだし、フロック達イェーガー派、そしてエレンにも言える。
でもそれって当たり前のことで、『悪いオレも愛してくれ』って、それが許されるのは子供のうちまで。普通は大人になるまでに『自分の都合を通すためには相手の都合も考えなきゃ』って学んだり、自分の悪いとこ反省して、直したりするもんなんだけど。それを『成長』と言う。
あなた、自分の悪いとこ反省して改善しようとしてたんじゃなかったの? ねぇ……
ところが大人になっても『悪いオレ』を一切改善することなくむしろ『受け入れないほうが悪い』と押しつけてくるのは、たとえ相手が肉親や伴侶でも、間違いなく自分に甘いDVクソ野郎だと思うの。ねぇ、エレン?
調査兵団、マーレに上陸
話はサシャが存命だった頃にさかのぼり、調査兵団マーレ大陸に上陸。
初めての車にハンジさんまで一緒にはしゃいどる……汽車もそうだったけど、やっぱ本来のハンジさんはこっちだよなぁ……
車手に入ったら、速攻分解して自分で作っちゃう人や……
ハンジさんは、団長だの島どうこうなんてものさえなけりゃあ、それこそバブル景気の頃みたいな勢いで、車とか家電とかガンガン作って一大産業作り上げそうなんだよね。ホ●ダとか松●電気的な。
エレンは、巨人だの始祖パワーどうこうなんてものさえなけりゃあ、女の子の家に転がり込んで生活費も出さず家事もせんのに他人へのダメ出しと自分のソシャゲ課金だけはきっちりしてそうなんだよね。何もなせないただのヒモ的な。
エレン「その比較、いる?」
さて、87話の前半部分、時間軸で整理すると、
1年前:マーレ行き決定
10か月前:イェレナがフロックを介してエレンに接触
10か月前:エレン、ヒストリアに会う
9か月前?:マーレに上陸 ←今ココ
2か月前:ジークに会う
1か月前:レベリオ襲撃・サシャ撃たれる
現在:フルパワー地鳴らし発動
こうなります。
マーレに来たタイミングははっきり言われてないけど、少なくとも10か月未満半年以上前の間。まあ、そこはあんま重要ではないか。
初めてのアイスにサシャが感激してんのかわいいな……この笑顔を奪うってエレンお前……
兵長、うしろー!
背後取られたら、ゴ●ゴ13だったら即ぶん殴ってたろうに、兵長の場合は振り向いたら負けだから……!
なぜこのシーンだけあらゆるアングルからたっぷり描いてんだろうね。
せめてもの救いは、部下の見てないところで起こっていたことでしょうか……
『正義の味方』と『正義』と戦うリヴァイ
さて、さっきからちょろちょろしてたラムジーくんがリヴァイに捕まりました。
狙った相手が悪かった……
これ、リヴァイ的には財布取り返して追っ払ったら終わりと思いきや、想像以上の騒ぎになって『あ、ヤベ』って感じだろうね……あんま目立っちゃダメなのに。
けど、おかげで島の外でのユミルの民の扱いがどんなもんかということが、肌感覚でわかる結果になったという……
ハンジさん(長身)やオニャンコポン(長身)が前向いてるのに対し、兵長は上見てるのがじわじわ来るな……きっとかかと上げてる。
『目立たない』ことに重点を置いて考えると、騒ぎが発生した時点でそそくさと立ち去るのが正解だったと思う。だってスリが悪いことに間違いはないし、それに迷惑してた店主たちの意見もごもっともだし。
自分達が助けなくたって、この子がスリをやめない限り、いつかはくらう制裁なんだよね……
とはいえ。道楽でスリやってたんならともかく。
『子供がスリしなきゃ生きていけない状況』って『大人の責任』だよね?
なのに『こうなった原因』は一切考慮せず罰だけ与えるって、それ結局『罰を与えて自分がいい気分になりたいだけ』で解決する気はないってことジャン。
だって『罰を与える側』って『正義の側』だから。
みんな『正義の味方』になりたいんよ……『悪』をやっつけて、気持ちよくなりたい。
しかも『ユミルの民かも』って言いがかりまでつけるのは、自分が『悪い人』になりたくないからじゃないの? 『大人が子供を殴る』のって、本来『悪いこと』でしょ?(いや、大人子供関係なしに殴るのはアカンけど)
けど、相手がユミルの民なら『ただそれだけで罪』と思ってるから、『悪いヤツに罰を与える正義の味方』になるために、そんな言いがかりまでつけたんじゃないの? つまり『免罪符』として『ユミルの民』を利用した。
『スリしたこと』と『ユミルの民』であることは完全に別問題のはずなのに。
これって『仲間達』を免罪符に世界を滅ぼしにかかったどっかの誰かと同じ。どっかの誰かと。
そりゃあリヴァイなら助けちゃうよ……だって地下街時代から『正義の味方』と戦い続けた人だもん……
そしてみんな息切らしてるのに、息一つ切らさないへーちょー……
でも財布はスられる。
別にリヴァイは恩を売るため助けたわけじゃないだろうけど、せめて仇は返さんでやれよ……怒らない兵長、寛大すぎてもはや仏かな?
そしてその後、助けたリヴァイに恩は返さず、その部下を、スったお金(か、どうかまでは知らんが)でもてなすとはやりおるわ……まあ、そもそもラムジーくんをとっ捕まえたのリヴァイなんだけどね。
エレンがいなくなったワケ
夕方にはキヨミんのお屋敷へ。
何気にヒィズル色漂うお部屋になってる。
キヨミさまの口からエルディア帝国の歴史が語られました。
『ユミルの民の血』って、『高貴な血』としてもてはやすにせよ『悪魔の血』として迫害するにせよ、結局『誰かにとって都合がよかった』から利用されたに過ぎないってことなんだろうね。ただ、『良いとき』と『悪いとき』がかわりばんこに巡ってくだけ。
壁の王がしたことって、ユミルの民を『高貴な血だ』といってチヤホヤしてくれてた人達への裏切りでもあったなぁ。
そして地鳴らし発動で、島の中では再び『ユミルの民の血』が『高貴な血』としてもてはやされることになるんやな……今度は東洋の血や義勇兵達が『劣った血』として迫害されるんだろうけど……
それにしてもエレン、途中までふつーにいたんだね……原作ではどのコマにも見当たらなかったけど。
で、仲間達がヒストリアの身を案じる話や決意に関する話をし始めると姿を消している、と。
これってさあ。たまたま姿を消したのがこのタイミングだったの? それとも、狙ってこのタイミングで姿を消したの?
前者だったら、この会話をエレンが聞いていれば、なにか変わったの? だってこの時点ですでに、エレンは『世界を滅ぼす』予定で動いてたんだよね?
仲間達の想いや決意を聞いて、踏みとどまることは出来たの?
それとも後者だったの?
仲間達の想いや決意を聞いて、むしろ罪悪感が強まっちゃうのが嫌だったから、その場から逃げたの?
ねぇ、エレン。
ど っ ち か な ?
違う答えを選んでいたら変わった?
日没後、ミカサ、失踪していたエレンを発見。
キヨミんのお屋敷にいたのは夕方だったから、その後1時間以上は捜し回ってたってことだろうね……カラーだと時間がわかりやすい。
ミカサの見えないところで涙を流すエレン。
これから起こることを知っているから、懸命に生きる少年の姿を哀れんでいるかのようですが……
涙流したからどうした。(辛辣)
まあ、今回の87話は、エレンの決意やら覚悟っぽいものが固まってく感じに描かれているけどさぁ……
私はだまされないからな?
エレンがどんなに『オレかわいそう』アピールしようと……
エレンがどんなに『オレこんなに苦しんでるんです!』アピールしようと……
エレンがどんなに『オレ仲間を大事に想ってるんです!』アピールしようと……
もはや私に……! そんな手ぬるい考察をする『甘さ』など存在しないのだよ……!(非情)
※画像はイメージです。
話が脱線するんでその辺は置いといて。
さて、昼間、市場で逃げた先のそのまた先は難民キャンプになってた模様。
この難民キャンプって、まるっとエレン達が昔経験したことだよね。壁が破壊された時の。でもってその後、口減らしのためにアルミンのじいちゃんは『シガンシナ奪還』を口実に犠牲になったり、エレン達は厳しい開拓地送りにされたり。
エレンもこんな経験したくせに、よくもまあ世界を踏みつぶすなんて出来たもんだよな……それとも『中途半端に残して辛い思いさせちゃかわいそうだから、そうならないよう一人残さず踏みつぶさなきゃ!』とでも思ったの?
アルミン「サイコパスかな?」
エレンがミカサに『オレはお前のなんだ』って質問してるけどさ。
これって後半のジークの会話と合わせて考えると、エレンはミカサの好意に気づいていて、なおかつその『好意』を疑ってたってことだよね……?
むしろ『そうであって欲しい』とすら思ってたんじゃないの? 『異性としての好意』とかじゃなく、別の理由から来る『勘違いの好意』であって欲しいって。寿命あと数年だしね。
この時の回答、ミカサは悔やんでいるようだけど、ぶっちゃけエレン的にはなんだってよかったんだと思うよ。
たしかに『質問の意図』は『ミカサの気持ちを知りたい』だったんだろうけど、その答えをミカサ本人に聞いたところで、エレン的に意味はなかった。
だってこの時点のエレンは『ミカサの好意』を疑ってるから。
ひねくれ者のエレン
たとえばミカサが、めちゃくちゃ勇気を出して『好き! 結婚しましょう!』とか言ったところで、本気にされないと思う。エレンは『ミカサの好意』を信じてないから。
しかも最低なのが『オレがミカサの好意を信じることが出来ないのはミカサのせい』ってことにしてるってこと。
ミカサの好意が『本物』だろうが『偽物』だろうが、肝心なのは『エレンの気持ち』じゃないの?
『本物』だったら『好き』になり、『偽物』だったら『好きじゃなくなる』っての? もしそうなら、万年片思いのジャンの立場はどうなるんだよ……
最初っからシンプルに『好意』は『好意』として受け取って、『オレの寿命はあと4年。ミカサがどんなに好意を持ってくれていても、オレはそれに応えることは出来ない(自分側の問題)』ってだけでよかったはずジャン。
なのにジークお兄ちゃんに習性云々なんて聞いたってことは、自分の脳内で『アッカーマンの習性』だのなんだの勝手にそういう設定を妄想して、好意に応えることが出来ないのを『ミカサ側に問題がある』ことにしようとしてたってことだよね……?
いや、もちろんミカサの幸せを思って『オレを好きじゃありませんように!』と考えてたのかもしれないけど、それもそれで『自分側の願望』だよね?
だからジークお兄ちゃんに聞いて安心したかったの? 『ミカサのオレへの好意は結局習性のせいだったんだな』って。
『ミカサの好意を疑う自分』を肯定するために。
ところがそうじゃなかったもんだから、『オレの寿命はあと四年』なんてかっこいいこと言ったの?
思ってたんと違ったもんだから、急遽『彼女の幸せを願って身を引くかっこいいオレ』にシフトチェンジして酔っぱらうことにしたのかな?
エレン「あんたそこまで悪意的に見んの!?」
いや、だってさぁ。そんな習性があろうがなかろうが、これまでミカサが体を張って一生懸命エレンを守ってくれたのは事実じゃん?
『マフラーを巻いてくれてありがとう』だって事実じゃん?
それを疑ってたんだよ?
ミカサに『オレはお前のなんだ』なんて聞いてたけど、あなたは『ミカサのなに』のつもりだったの?
レストランの時もそうだよね。アルミンに『アニへの好意』を疑うように仕向けたのも、ひねくれたものの考え方しか出来ない自分と違って、自分の心に正直なアルミンへの嫉妬と八つ当たりじゃないの?
『ミカサの好意を信じない』のも『不自由を感じてる』のもエレン側の問題なのに。
なのにあれこれ妄想して『自分以外のなにかのせい』にすることで、向き合うことなく逃避した。
この『別のなにか』のせいにするの、ホント弱っちい凡人だよな……『始祖の巨人』なんて特別な力、絶対持っちゃアカンやつ……
異文化交流は突然に
さて、話を難民達に戻して。
合流したジャン達からすれば、なんだかよくわからないまま宴会が始まりました。
みんな最初は恐る恐るだけど、なんだかんだでいける口ですね……
ミカサとアルミン、お酒とか初めてなんじゃないの?
気が付きゃ他のテントからも人集まってお祭りになってるし。しかも言葉通じないのに。
言葉通じなくても、楽しく一緒に笑いあえるって、間違いなく『希望』だよね。
でもあなた、この人達踏みつぶすのよね?
エレンの目的、エレンの本性
こんな楽しいことがあったにも関わらず、それでもエレンはフルパワー地鳴らしでこの人達を踏みつぶすことにしたってことはさ。
やっぱエレンの目的って『フルパワー地鳴らしがしたかっただけ』なんだろうね。それってまるで、ミカサが理由もなにもなくエレンが好きだったように、エレンも理由もなにもなく世界を踏みつぶしたかっただけ。
ただ、ミカサが『究極の肯定』だったのに対し、エレンは『究極の否定』だった。
なもんだから、エレン的には外の世界はむしろ絶望だけのほうがよかったくらいなんじゃないの?
ぶっちゃけ、今回出てきたユミルの民保護団体の演説も、タイバーさんの宣戦布告ですら、エレンにとっては自分の『地鳴らし』を正当化するためには好都合だったくらい。
『自分がやりたいこと』のためなら仲間の気持ちも踏みにじるし、目にした希望も踏みつぶす。だってエレンの『目的』はそこにないから。
ミカサもホントは気づいてたんかね。エレンが『人さらいをめった刺し』にしたのは『自分を助けるため』じゃないって。
『人をめった刺しにする』のって、相手が生きてた時の反撃が怖いから、その恐怖で死にものぐるいになって一生懸命刺すらしいけど。(臆病な心理)
エレンの場合は、シンプルに『怒りをぶつけるために刺している』ようにしか見えないもんな……そもそも『ミカサを助ける』だけが目的なら、『いきなり刺す』とかふつー出来ないでしょ。
しかも自分がピンチになったら『戦え!』だもんなぁ……
この瞬間、エレンはミカサの『自由』を奪った。
だって本当に『助けに来た人』であれば、『逃げろ!』って言うもんじゃないの?
ピンチになったのはミカサのせいじゃない。エレンが勝手に突撃してきて、勝手に返り討ちに遭ってるだけ。つまりエレンのせい。
でもミカサだけでも逃がしてあげれば、エレン的には少なくとも『さらわれた少女を助ける』という『目的』は果たされたはず……なのにエレンはそうしなかった。
『逃げろ』と言われて、にもかかわらずミカサがエレンを助けようとナイフをつかんだんなら、それはミカサの自由意志。
『戦え』と言われて逃げるのもまたミカサの自由意志だけど、この状況で『戦え』って自分を人質に戦うことを強要してるようなもんだよね。
たしかに、結果として『戦え』は『正解』だったかもしれないけど。
でもそれだって、ミカサがアッカーマンで、しかも能力覚醒したおかげであって、そうでなきゃ、仮にミカサが刺しに行くことが出来たとしても、一撃で葬るなんて出来ないでしょ。
ヘタすりゃ、犯人逆上してエレンだけじゃなくミカサも一緒に●されてたと思うんだけど。まあ、9歳児じゃそこまで考えてないだろうけど……
つまりあの時のエレンは『少女を助けに来た』のではなく、むしろそれを口実に『有害な獣を駆除しにきた』だけ。『駆除が目的』だからミカサに『逃げろ』ではなく『戦え』と言った。『有害な獣を駆除する』という『目的』が最優先だったから。
結局、それがエレンの本性。
そして今、まさに『島を守る』を口実に『有害な獣』を駆除するために進撃を開始した。かつて『さらわれた少女を助ける』を口実に『有害な獣』をめった刺しにした時と同じ。
だから『エレンは何も変わってない』。
まさかあの図体で精神年齢9歳児なんて思ってないから、そらみんな理解不能で混乱するよな……
104期達もだけど、ハンジさんがめっちゃ頭抱えてる……
* * *
それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ
次回はアニメ87話のエレンの回想、ヒストリア関係はさらにその次の予定。
アニメ87話考察その2はコチラ
前回のアニメ86話考察はコチラ
アニメ進撃の巨人 The Final Season 86話『懐古』感想と考察 ヒーローになりたかったフロックとヒーローになったマガトとキース
こんばんは!
今回の考察も面白かったです^_^
もう笑いすぎてお腹いたい…
エレンディスリが激しすぎる!
好きすぎる!
私的にはあのネタバレ業界で有名(?)な
「おれおま」を実際に観た感想は
へ?なにそれ?ちょ、エレンお前自分の気持ちは?何女の子に言わせようとしてんの?
で、ミカサの返答次第で自分の気持ち言おうとしてんの?
それとも何か?
「(俺はお前が好きだけど)俺はお前のなんだ?」的な?枕言葉的な?言わなくてもわかるだろ的な?
ふざけんな!
お前、平安時代の貴族か!言葉足らずで理解不能だわ!
そんでもってジジイ!
まだミカサが全部言ってねーんだわ!
邪魔すんじゃねー!
可愛いけど、可愛いけど!もうちょっとステイホームしとけや!マスクもせんとフラフラとまったく!
ジャンもうるさいわ!マルロん時みたく察しろや。
コニー、あれだろ?「バカじゃねーのか?」はそこのジジイに向けて言ったんだよな?な?
そしてエレン!なーにが
「ちょうど良かった!」だ!
お前の気持ち言わずにすんだから良かったのか?
ミカサの照れ損じゃねーか!
はっ!もしかしてコニーの「バカじゃねーのか?」はお前のそのとんちんかんな頭に向けて言ったんじゃね?
そこはだなー
「悪いな。邪魔が入っちまった。また後でゆっくり話そう。」だろ?
女に言わせっぱなしで終らせんな。ボケー!
って思いました。いやマジで。
とわこさんの
女の家に転がり込んで、こどおじ全開でソシャゲ課金し放題…なエレンの遍歴を見た気がする…。
まだ最終話まで読んでないからアレだけど
きっと読み進めたら、とわこさんの境地に至るんだろうな。うん。
は!また長々と書いてしまいました。ごめんなさい。それではこの辺で失礼します。
ありがとうございます!
もはや今の私にとって、エレンへの嫌味はやめられない止められない!(かっぱえびせんか)
ミカサとのシーンも、ものすごくシリアスに見せといて、主人公フィルターが消えてから見るとツッコミどころがわんさかと……いやホント、ミカサに言わせるだけ言わせといて自分は言わんのかーい! って話ですよね……
アニメ最終章も、エレンへのツッコミがさらに激しくなりそう……