烏は主を選ばない アニメ16話 藤の矢 狙われる小梅とおかえり雪哉【感想と考察】
『烏は主を選ばない』、今回はアニメ16話『藤の矢』の感想と考察となります。
わかっちゃいたけど結局おかえりしちゃったね。雪哉。
- 個人的な感想と考察です。考えるだけなら自由だ！
- 現時点で原作は2巻までしか読んでいません。アニメ14話以降のお話は完全に初見なので、心優しい原作勢の方はあたたかく見守ってあげましょう
今週の小梅ちゃん
さて、今回の小梅ちゃん。新情報はこんな感じ。
- 宮烏にあこがれている
- 家業は代々滋養のある特殊な水を売ってボロもうけしていたが、井戸が涸れてしまってど貧乏に
- 父ちゃんは枯れた井戸に執着してちゃんと働かない
- 母ちゃんは父ちゃんを見限って出て行った
- 小梅ちゃんが必死に働くも、稼いだ側から父ちゃんはその金をギャンブルや怪しいもうけ話に使っちゃう
- 父ちゃんのやらかしの尻ぬぐいは小梅ちゃん
- こんな暮らしもうヤダ
うーん、父ちゃんに替わって働いてたのは、ボロい手足や着物を見ても事実っぽい。事実であるなら、フツーに毒親やな……母ちゃんも娘を置いてくし……
アニメ 烏は主を選ばない 16話 藤の矢
とりあえず治平に一言。
この甲斐性なしのクソヒモ親父。
それにしても、小梅が中央に着いて、雪哉を置いて先に家に帰ったのはなんでだろ。
最初は『父親が帰ってるかも！』という期待感から、という風だったけど、その割には、後で父ちゃんのクソっぷりを語って『帰ってくんな！』みたいなことを言っている……
口では父親を嫌いつつも、それでもやっぱり父親だし……という相反する気持ちの葛藤とも取れるけど……
もしくは『父親が家にいないことを確認するため』に、一足先に帰った？
小梅を狙う意味
16話では、家に帰るなり怪しいおっさん達に襲われた小梅ですが、この子が狙われる理由ってなんだろ？
おっさん達は『パパに会わせてあげる☆』『ボクらはキミのパパの仲間だよ☆』と言って連れていこうとしてたけど、まあ、嘘なのは丸わかり。
アニメ 烏は主を選ばない 16話 藤の矢
言ってることがホントなら、治平も一緒に来ればいい。
来れない理由があるんなら、ちゃんと説明すればいい。なのに曖昧なことしか言わない。しかも小梅ちゃんが家に帰ってきた途端現れたってことは、ずっと待ち伏せしてたってことだよな……
正直、大の大人が何日も待ち伏せして、5人がかりで誘拐かますほど、小梅ちゃんに価値があるとは思えないんだよなぁ……
ということはつまり、このおっさん達の狙いは治平であり、おっさん達も治平の行方は知らないってことじゃないの？
気になるのが、小梅ちゃんちが『代々特殊な水を売ってた』って点。
もしかして今章のキーアイテムとなってるヤベー薬にその水が必要で、水源の情報知ってる治平を捜してるんだろうか……？
14話で治平が抜ける抜ける詐欺してた時、後ろで聞いてるおっさん達がいたし……
アニメ 烏は主を選ばない 14話 禁断の薬
そういやこのおっさん達、前回猿化したおっさんと同じ格好しとる。
治平の謎
もしこのおっさん達の真の狙いが治平なら、治平は生きてるってこと？
わざわざ家の近所で待ち伏せしてたってことは、おっさん達には『治平が生きているという確信がある』ということになる……
治平が生きているとしたら、なんで治平は小梅ちゃんを栖合に置いてったの？ 連れて行けない事情があった？
でも結果として、現在、小梅ちゃんはヘンな連中に狙われてるし……
もしかして、小梅ちゃんが箱の中で寝てたのって、小梅ちゃんを守るため治平が箱の中に隠したんじゃなくて、自分が逃げるためのおとり……？？？（クソ親父やん）
いやいや、それだと、小梅ちゃん人質にとっても治平出てこーへんわ……
それとも、小梅ちゃんが治平の居場所知ってる……？
『知ってる』まではいかんでも、ヒント的なものとか……
それに、今回の小梅ちゃんの証言で、また矛盾が出てきたんだよね。
前回は『商売で栖合に来た』『酒を運んでいた』と小梅ちゃんは言っていた。
だけど、実家は別に酒を造っているわけではなく、『水売り』と言っている。でもその水は涸れてもうないし。
『よそで仕入れた酒を売りに行ってた』んなら、ちゃんと仕事してるじゃん。でも小梅ちゃんの話じゃ、娘のヒモ化してたらしいし……
つまり治平は、『商売のため』ではなく、『なんかのもうけ話』に乗った結果、栖合に酒入り（小梅談）の壺を運んだってことになる。
でも、『ただの運び屋』を、借金取りでもないおっさん達が執拗に追いかける理由って何？
治平に酒を運ばせた『誰か』がいて、そいつを捜してる？
治平が彼らにとって大事な『何か』を持って逃げた？
はたまた、実は荷物運びとはまったくの別件で、『治平自身』に何らかの価値があって狙ってる？
今考えられるのはこれくらい？
『大事件に手を染めている』にしては、治平ってなんとも小者感あふれてるし。むしろ巻き込まれて逃げてる側？
なんにせよ、小梅ちゃんの怪しさはまだ晴れない。
おかえり雪哉
黄金の烏編にて、ついに浜木綿、本格参戦。
アニメ 烏は主を選ばない 16話 藤の矢
つうても、14話でちらっと登場はしてたんだけどね。後ろ姿そっくりなんよねこの夫婦……（見わけ方は髪の長さ）
地下や朝廷に詳しい上に影武者にもなれるとか、嫁として有能すぎる……いや、『嫁に影武者（危険）させんのどーなん？』というツッコミ所はあるけど。
若宮さまの嫁選び、もちろん『好き』って気持ちもあっただろうけど、自分の役目をきっちり考えた上で選んだよなぁと思う。真赭さんは勤まりそうだけど、白珠ちゃんはちょっと頼りない。あせびちゃんは論外……
ここにいるのが浜木綿じゃなく、なんかの間違いであせびちゃんだったら、マジで『ただいるだけ』にしかならないのが目に見えて明らかだもんな……基本自己中で山内の危機なんて『まあ、大変ですわねー（他人事）』としか思わんだろうから、むしろ若宮さまの足引っ張ることしかせんやろとしか……（白目）
そして結局、近習として『おかえり』してしまった雪哉。まあ、こうなることは知ってた。原作読んでなくても。（確信）
ミラクル藤の矢パワー
今回は不知火の謎についても新情報が出てきました。
若宮さまは、山内と外界を隔てる結界のほころび云々言ってたけど、ん？ それってつまり、山内の外側にパラレルワールドみたいなもんがあるってことなん？
安易に考えると、猿から人に転身出来る一族が支配している別世界があって、猿はそこから来た、ってことになるけど、でも若宮さまが言うにはそうでもないっぽい……『別の世界の住人が迷い込んできた』にしては、やることが野蛮すぎるし……
『山内の住民が結界の向こうに行っちゃったら戻ってこれない』みたいなこと言ってたけど、逆もしかりってことなんだろうか？
アニメ 烏は主を選ばない 16話 藤の矢
それにしても、若宮さまが藤の矢で結界のほころびの応急処置してたけど、真の金烏じゃないとそれが出来ないってことは、それ以前はどうしてたんや……定期的に弱まる時期があって、そのタイミングで真の金烏が生まれるってことなん？
そしてアニメ第1話の冒頭シーンについて軽くだけどようやく触れられた。
若宮さまは、山内に危機をもたらす者には容赦しないけど、そうじゃない八咫烏は『みんな』救うことを己の使命としてんだな……これは真の金烏。
突撃長束お兄ちゃん
今回の16話はてんこ盛りだった。浜木綿に、そして久しぶりの桜花宮で真赭さんがちらっと登場し、長束お兄ちゃんまでおうちに突撃してきたし。
アニメ 烏は主を選ばない 16話 藤の矢
長束お兄ちゃん、奈月彦が谷間に行くこと猛反対するの、『金烏陛下の御身を心配して』ではなく、『そんなあぶないトコ行くの、お兄ちゃんゆるしません！』ってのが丸わかりでかわいいな……路近さんとも阿吽の呼吸。
にしても、いつもクール装ってる長束お兄ちゃんがおかんのごとく心配してくれてんのに、肝心の奈月彦は通常運転なんだよな……というか、この人いっつもテンションに波がないわ……（敦房に一服盛られた時と浜木綿のグーパンにびっくらこいたくらいか？）
むしろ長束お兄ちゃんのほうが熱血なのでは？ 次回予告見る限り、弟には『行くな』と言ったとこに自分が行っとる……
そら、まだ子供である雪哉に『行け』と言った以上、『自分はお留守番』なんて筋が通らん。それに『おじいちゃんが絡んでる』って点に関しては奈月彦と同じだし。
とはいえ、これで長束さまになんかあったら、皇后さま（長束ママ）に逆恨みされそうではある。
でも路近さんが一緒なら、少なくとも長束さまは大丈夫！
雪哉「僕は？」
それでは今回はこの辺で。
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