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機動戦士ガンダム水星の魔女 第13話 大地からの使者 感想と考察 お母さん教スレッタとピンチのニカ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 アイキャッチ

進撃の考察がひと段落したタイミングで、ちょうど『機動戦士ガンダム水星の魔女』の第2期が始まったので、今回から感想でも書いてこうかと思います。毎回書くかは不明。

  • 個人の感想と考察です
  • ガンダム知識はにわかなので『熱いガンダム談』は期待せんでください

水星の魔女第2期始まりました

12話のフレッシュトマトから2週間経過したようで。
5号くん、完全に『誰かに成り代わる』気ゼロやね……いやまあ、たしかに『別人だったりしてー』と思うことはあっても『本当に別人』なんて思わんよな……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

性格の良し悪しはともかく、悲観したり卑屈になったりしないだけ、逆に好感持つべきなのか……?

それにしても、思ってた以上にスレッタが通常運転なの、良かったのか悪かったのか……え? これ、割とマジでフレッシュトマト直後『でもこうしなきゃミオリネさんが●されてましたよ?』とか素で言っちゃった系?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

しかもプロスペラに『いつかわかってくれる』って言われて受け入れてるの、いやいやいや、あなたが『人●し』したの、紛れもなく『事実』なんだけど?
なんか『責任の所在』がミオリネに向かってない?
そしてスレッタをそう導いたのがプロスペラ。

プロスペラの手口

最後のほうでプロスペラがミオリネと接触してたけど、プロスペラからは『思いやりのない卑怯なモラハラ野郎』の臭いが感じられるんだよなぁ……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

『スレッタがああしなきゃ、ミオリネもミオパパも死んでた』は『事実』だろうけど、他の言い方ないの?
なんかスレッタといいプロスペラといい、人をあやめたことによる『罪悪感』や『責任の所在』をミオリネに放り投げてない?

子供に『あなたのためを思って!』って言う親いるけど、あれって裏を返すと『私がこうするのはあんたのせいだ!』って『責任の所在』と『罪悪感』を子供に押しつけてるんだよね。
それと同じで、スレッタもプロスペラも『ミオリネを守るため~』って、一見聞こえのいいこと言ってるけど、言い方変えると『スレッタがフレッシュトマトしちゃったのはミオリネのせい』ってことになるじゃん。

そりゃ『やっちゃったこと』はどうにもならんし、『スレッタに罪の意識を背負わせたくない』という『母としてのやさしさ』とも取れるけど、幼児じゃあるまいしましてやガンダムという『人を●せるもの』に乗ってる以上、『やったことに対する責任』を背負うよう説く必要はあると思うんよ……(車ですらそうなのに)

だけどプロスペラの言い方だと、スレッタがしたことの免罪符にミオリネを使ってるようにしか聞こえない。
その結果、なぜか『被害者』であるはずのミオリネが『罪悪感』と『責任』を感じる流れになっている。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

いや、そこはせめて『襲撃者が悪い!』って言い方しようよ! あなたもそう思わない? シャディクくん。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

シャディク「せやな」

結婚後予想される嫁姑問題

スレッタ単体は『素直ないい子』だと思う。でも『結婚』となると自動的に『この姑』がセットでついてくるわけでだな……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

でも周囲の人にとってスレッタ自身は『いい子』だし、プロスペラのスレッタ経由の前評判もいいもんだから、ミオリネが周囲の人に姑やスレッタのことで悩みを打ち明けても信じてもらえず、逆にミオリネが悪者にされる図式が出来上がるんじゃないかと思うと、お母さん不安……!

だってスレッタは『お母さんはいつも正しい!』って思ってる『お母さん教信者』でしょ? 残念ながら『ミオリネの正しさ』は『お母さん教』の前では霞むわけで。
スレッタが『お母さん』にすがるたびに、ミオリネと育んだ『スレッタの成長の芽』はリセットされるわけで……
結婚後も『そんな親子関係』が続くとなると、

スレッタ「ミオリネさんとケンカしちゃった……私も悪かったのかも……」
プロスペラ「あなたは悪くないわよ。だってミオリネさんのためだもの!」
スレッタ「そうだね! ミオリネさんにわかってもらえるようがんばる!」

【結論】
わからずやのミオリネが悪い

不安ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!

これもうマザコンモラハラ夫予備軍やん!

『スレッタ単体と』ミオリネの関係だけ見てると仲良さそうに見えるけど、『マーキュリー親子と』ミオリネの関係として見てると『結婚後に夫がエネミー化していく過程』を見ている気分になる……
『嫁姑問題』は『夫は常に妻の味方』しないと最後は『緑の紙さま(※離婚届)』登場するんやで……!

一番『まとも』だった花婿候補

ぶっちゃけ、ミオミオのお婿さんはシャディクくんのほうがマシなんじゃ……いや、『舅の暗殺』とかどう考えても婿としても人としてもアウトだけどさ……
そのシャディクくんも、なんか『自分の計画に父ちゃん引きずり込んだるでー』って、父親舐めるような態度出てきて雲行き怪しくなってきた。(この子、ちょっと大人を舐めてない?)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

『大人目線』で見てる身としては、シャディクパパには『謎の強キャラ感』維持したまま、適当なタイミングで舐めたボウヤを〆る老獪っぷりを発揮して欲しいところ。

結局、最初の花婿候補だったグエルくんのほうが『一周回って一番マトモ』だったというオチになってきた……
多少ジャイアニストの気はあったものの、知れば知るほど『年相応の普通の若者』だったもんな……弟や後輩にめっちゃ慕われてるし、大人に対してはちゃんと礼儀ある態度を取り、実力だって本物だったわけだし。
弟くんも、ちょっと前まで年相応の子供っぽさあったのに、父親を失い、兄ちゃんがえらいことになって、自分が父親の代行するしかないという『重い責任』をいきなり背負う立場になってさぁ……(『負けろ水星女ー!』なんて叫んでいられた頃が一番平和だった……)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

兄弟で『父親の身勝手の代償』をこれから支払ってくんだろうけど、超がんばれ……!

やぶ蛇しちゃったニカ姉

さて、ソフィやノレア登場で、ニカ姉ちゃんの動きが怪しくなってきました。
ニカ的には、この2人は『仲間の安全を脅かすエネミー』みたいに見えるんだろーなぁ……

でも、ノレア達の『被害者面すんな』って気持ちもわかる。
この子らにしてみれば『課された任務を遂行してるだけ』でしょ? その点においてはニカも同じ立場だよね?
しかも自分らはガンダムに乗って文字通り『自分の命』を代償として支払ってるのに、ニカは、安全な場所で連絡係やってるだけ。しかも『恩恵』まで受けている。
それで自分らを悪者扱いしてきたあげく脅しまでしてきたら、そら腹立つわな……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

正直、ニカはノレア達に余計なちょっかいかけんと知らんぷり貫くべきだったと思う。
でもニカが『いい子』だったせいで、やぶ蛇になっとる……
こういう時、『いい子』は『みんなを巻き込みたくない』とか言って1人で抱え込んで1人でなんとかしようとするんだけど、余計なトラブル起こすのがお約束なんよね……

ニカはどうするべきだったのか

ぶっちゃけニカは、マルタンにだけでもいいから白状しときゃよかったと思うけどなぁ……どういう『つもり』で連絡係になったのかは知らんけど、とっくに『思ってたんと違う』状況になってるんでしょ?

本気で『みんなのため』を思うなら、連絡係なんて辞めて黙って退学……? いや、でもこういうのって口封じに消されそうで怖いし……(『口封じ』するだけの価値があるかも不明だけど、今回●されそうになってるしなぁ)

どのみちニカが去ったところで、この先『地球寮のメンバーが危険に巻き込まれる状況』は変わらないよね?
もうここまで来たら、正体隠したところでそれもう『みんなに嫌われたくない!』って『自己保身』でしかない。

どう転んでも『巻き込まれる』んなら、やっぱ打ち明けて『みんなの力』を借りたほうが良かったと思う……
マルタン、めっちゃいいヤツやん……見ちゃったことを言いふらすこともせず、一対一でニカに向き合おうとしてるのは『寮長としての責任』を背負うと同時に『守る対象』にちゃんとニカも含まれてるってことやで……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

『パッとせん地味キャラ』みたいな顔しといて、マルタン株爆上がりだよ……!(失礼)

説得力のないスレッタ

ニカのピンチを助けたスレッタ、『モビルスーツは人●しの道具』ってソフィに言われて反発してたけど、いやいや、まさにガンダムでフレッシュトマトしちゃったあなたが『ガンダムは医療で人を救うモビルスーツだ!』なんて反論したって説得力ないよ……そりゃそっちも『事実』かもしれんけど。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第12話

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第12話

にしても、そんなセリフ出てくるってことは、やはりフレッシュトマトの『罪悪感』はゼロってことですか……?
いや、心の奥底では薄々『自覚』してて、目を背けてるだけであって欲しいところではあるけど……(自覚したが最後、『お母さん教』の『否定』になっちゃうから……)

なんかスレッタは『人を●すこともある』って『事実』を理解しないまま車運転してるドライバーみたい。なのに事故った際、『代償』支払うのはスレッタじゃない。子供に車を運転させてしまった大人が支払う。
正直、『代償』を『自分自身』で支払ってるソフィとノレアのほうがマシだと思うんよね……

やっぱりというか決闘する流れになったけど、それにしても生徒に『話し合い』で解決すること教えないんかこの学校は。(それだとガンダムする必要なくなっちゃうから……)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

『話し合い』は『お互いがお互いのことを知ろうとする姿勢』があって成り立つものだけど、両者ともに『相手に自分の正しさを教えてあげなきゃ!』ってそれもう『戦争』ですやん。(『決闘』だって、現在の日本だと犯罪になるんですがね……)

まあ『拳で語り合う』とも言うし、グエルくんやエラン4号くんとはそれで分かり合えた実績もあるから(一応)、単に『決闘』と呼んでるだけで『スポーツ格闘技みたいなもん』なのか……? いや、『スポーツ』なら賭け事しちゃアカンやろ……

戦争のない世界を目指して決闘を容認

プロスペラが『デリング総裁の目的は戦争のない世界を作ること!』なんて実に耳障りのいいこと言ってたけど(この人『耳障りのいい言葉』を選んでるよね)、いやいや、それがホントなら『おたくの学校の『問題は決闘(暴力)で解決!』って戦争予備軍育てるような悪習今すぐなんとかせぇや!』って話なわけで……

ぶっちゃけ、こんな学校に我が子を通わせたいとは思わんよ……
送り出した我が子が『欲しいものを手に入れたい時や言い分を通したい時は決闘で解決!』なんて決闘脳になって帰ってきたらと思うと、お母さん心配……!

さて、話を戻して。今回は初めてスレッタから決闘を申し込んだけど『私はあなたを理解する気がありません。なぜならあなたが私を理解しなきゃいけない側だからです!』って言ってるようなもん。ソフィ側もそうだけど。
これ『戦争』だよね?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第13話 大地からの使者

相手の言い分を否定し『ガンダムは人を救う医療技術だ!』ということを知らしめるためにガンダム使って『戦争』するとはこれいかに。

正直、これでスレッタが勝っちゃったらますます『お母さん教』が不動のものになっちゃうじゃん。『ミオリネとの約束』も、破ったところで『勝ちゃあいいんだよ!』ってことになっちゃう……

ソフィ達はまあ、嫌キャラかもしれんけど、スレッタの『お母さん教』を砕くキーパーソンになって欲しいところ。

* * *

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ

次の考察はコチラ

機動戦士ガンダム水星の魔女 第14話『彼女たちのネガイ』感想と考察 シャディクの正体とプロスペラにとってのスレッタ

前回の考察はコチラ

機動戦士ガンダム水星の魔女 感想と考察 親の心子知らず 踊るミオリネとデリング総裁の思惑

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