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機動戦士ガンダム水星の魔女22話『紡がれる道』感想と考察 負けても男前のグエルと女に狂ったラウダ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 アイキャッチ

機動戦士ガンダム水星の魔女22話『紡がれる道』感想と考察。
今回はすっかり仲間が増えた地球寮の皆さまや、勝とうが負けようが男前なグエルくん、元の鞘に戻ったスレッタとミオリネ、女に狂ったラウダくんなど。

  • 個人の感想と考察です
  • ガンダム知識はにわかなので『熱いガンダム談』は期待せんでください

最終決戦準備

地球寮の皆さま、協力者や仲間増えてるじゃん……初期の頃なんか仲間内だけで固まってたのに、今じゃ相手のとこに自らグイグイ行って向こうからも来てくれてる……
ちなみにこの2人は、4話でチュチュやスレッタの機体に嫌がらせをした末に拳で語り合った子達。(違)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

トマトで仲直りしたようで何よりです。

結局シャディクくんがやってたのは、相手を弱らせて自分の土俵まで引きずり落とすやり方だったってことだよね。
だから相手はもちろん自分も変わらず弱いままで、恨みばっかり買って敵を増やした。
けどこの子らは、弱った相手に手を差し伸べて一緒に上っていった。だから自分達も強くなり、敵すら味方に変えていった。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第21話 今、できることを

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第21話 今、できることを

さて、これまであんまり目立たなかったロウジくんが仲間入りしたけど、これはこの子がクワイエット・ゼロの弱点見抜いて勝機を得るパターン? 冒頭、議会連合沈めた後に、パーメット反応炉の再活性化に時間かかるみたいなこと言ってたし。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

ハロの後ろに隠れるのは、ニカファンなのか『やさしい系お姉さん』に弱いのかな……普段よく一緒にいるのが女王様だから……

エラン5号くん、名はまだ不明

エラン5号くん、まだ名前は不明のままかぁ。そりゃスレッタが知りたかったのは4号くんのことだったんだろうけど、5号くんのこともちょっとは気にしてあげて……(この調子だと判明は最終回?)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

逃げないスレッタをうらやましいと思うのは、5号くんにはそこまでしてあげたい人がいないからなんだろうなぁ。
初めてそうしてあげたいと思った人がノレアだったけど、すぐお別れになったし……
スレッタに対してはどうかというと、孤独だったノレアに対し、スレッタは大勢の仲間に囲まれてるし、別に自分いなくてもよくね? って感じだし。

公式サイトのトップ画像でも、ノレアは背中を向け、5号くんもスレッタに手を伸ばしてはいるんだけど、その目線はお互いを向いてるんだよね。
5号くんにとって、自分の本心見せることが出来るのは今のところノレアだけで、地球寮の子達とも仲良くはやってるけどスレッタほど輪の中に入っているわけでもなく、ちょっと孤独。
ノレアのためにも、5号くんは最後まで生き延びて、自分を大事に生きて欲しいわホント……

勝っても負けても男を上げる男

まさかここに来て『決闘』が行われるとは。しかもフェンシング。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

グエルくんはまだ『御曹司のたしなみ』として出来てもおかしくないけど、スレッタ、フェンシングも強いんかい!(授業でやってんの?)

決闘委員会通してないのに、ホルダー渡してもいいんだ……(まあ、学校があんな状況じゃ決闘どころじゃないけど)

にしてもこの決闘、勝とうが負けようが『ミオリネに本当に必要なのは自分じゃない』と理解して、どのみち退くつもりだったんじゃないの?
単にミオリネに友達会わせるだけなんだから、別に決闘する必要も花婿の座を明け渡す必要もなかったと思うんだけど?

それなのに『ミオリネの花婿は自分だから会わせることは出来ない(自分の役目)』と妨害しつつも、ちゃんと『決闘』というルールを守って『花婿の役目』を果たしてからその座をスレッタに明け渡す……グエルくんのちゃんと筋を通すとこ、好き。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

勝っても負けても漢っぷりを上げてくとか、そらシャディクくんも嫉妬するわ!

『エリクトがスコアエイトに到達するまでの繋ぎ』にされたのがスレッタだったけど、『スレッタがミオリネの花婿になるまでの繋ぎ』にされたのがグエルくんだったなぁ……

結局、元の鞘に戻ったね。

まあ、たしかにミオリネがこれまで進んでこれたのは結局スレッタだったもんな……そしてグエルくんでは開かせることが出来なかった扉も、スレッタは開かせることが出来た。この出会いは、確かに間違いではない。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

一時は、この子(スレッタ)と結婚はちょっと……と思ったけど、『私もまちがえた』と、お母さんのせいではなく『自分のせい』としてお母さん教脱退出来たようで良かったよ。ちゃんとフレッシュトマトの一件も覚えててくれたし……考えないようにしてただけで、罪悪感は一応あったのか……

ただ、フレッシュトマト直後に血だまり落ちて平然としたままニコニコ笑顔で血まみれの手ぇ差しだしてきたのは、洗脳だとか考え方の問題以前に神経の問題のような気がするので、やっぱお婿さんはグエルくんのほうがお母さん的には安心というのが正直なトコなんだけど……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第12話 逃げ出すよりも進むことを

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第12話 逃げ出すよりも進むことを

現実だと、フツーにフラッシュバック起こして一緒にいるとかトマトも無理になると思うの……

プラント・クエタにあったもの

ベルメリアさんが証言してた『プラント・クエタにあるなにか』は、どうやらクワイエット・ゼロの増幅ユニットだった模様。
ああ、つまりホームルーターね!
正確にはこうだったというわけか!

【超雑なクワイエット・ゼロ解説】

  • クワイエット・ゼロ→Wi-Fiとか5Gの基地局的なの
  • プラント・クエタからお持ち帰りしたユニット→ホームルーター←NEW
  • エリクト(エアリアル)→スマートリモコン兼スピーカー
  • プロスペラ→『OKグ●グル! テレビつけて!』言う人

……ホームルーターによってフロントは危機に陥っているわけかぁ……

そしてデータストームの中ではガンダムしか動けないようで。
チュチュが乗る機体も、データストームの中で動かすためにパーメットを使わず『目隠ししたような状態で動かす』なんて言ってるけど、それって4話の塗料で目隠しされる嫌がらせのアレじゃん……
まさかあの嫌がらせの経験が、後半役立つ時が来るとは……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第4話 見えない地雷

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第4話 見えない地雷

モブ生徒「チュチュはワイらが育てた」
チュチュ「ちげーと思う」

グエルくんも、スレッタがガンダムに乗るのやっぱ心配だし自分が代われるなら代わりたいんだろうけど、結局行かせるの、惚れた弱みだなぁ……
でもあなたはとっくにスレッタにフラれ、一時は別の女の婚約者になり、そして現在、スレッタの隣にいるのはミオリネなのよ……ちょっと未練がましい自分に喝入れるの、好き。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

キャラクターがよくわからなかったケナンジさんも、いい大人で良かった。そりゃあいくら勉強して知識のある学生さんとはいえまだ子供。子供に頼らなきゃいけないなんて、大人としては情けなく思わなきゃいけないところだもんな……

大人になったスレッタ、子供のままのエリクト

あっという間にスコア5クリアして、キャリバーンが出撃したわけだけど。
プロスペラにしてみれば、自由にした娘が邪魔しに来たわけだけど、『やはりスレッタなのね』ってことは、こうなることを予見してたってことなのかなぁ……無意識なのかもしれないけど。

エリクトもそうだけど、スレッタを開放したの、結局、心のどこかでは『止めて欲しかった』ってことなんだろうね。
エリクトもプロスペラも『何がなんでも成功させる!』って言うんなら、スレッタを自由にするべきじゃなかった。スレッタにはいつまでも『親の言う事に素直な子供』のままいてもらって、味方に取り込めば良かったんだよ。
でも2人から開放され、大人の階段上り始めたことで、家族に対する『責任』を背負って妨害に現れた。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

一方、エリクトはずっと子供のまま。
『子供』だから、手綱は親に握られ、親元から離れられず自由になれない。
子供って一見、責任もなにもない『自由な存在』に見えるけど、『責任』そのものが発生しないわけではない。どこかで誰かが『代償』を肩代わりしている。
それが大抵の場合は親だったりするんだけど、エリクトの場合は、エリクトがプロスペラの『身勝手』の代償を肩代わりしているという……かと言って自分は『子供』だから、親に逆らうことも親元を離れることも出来ず。
『永遠の子供』になってしまったエリクトは、死んではいないけど、やっぱり生きてもいない……

エリクト的に、今の状況どう思ってんだろね?
決して喜ばしい状況ではないと思うんだけど……人●しまくってるわけだし。
プロスペラはどうかはさておき、エリクトはスレッタを危険から遠ざけたい気持ち半分、助けて欲しい気持ち半分で逃がしたってことかなぁ。
遺伝子的にはスレッタとは同一人物なんだけど、『お姉ちゃん』なんだね。

ミオリネは『スレッタと母ちゃんと引き離したのは間違いだった』なんて言ってたけど、いやいや、引き離してくれたおかげで、スレッタが悪事の片棒担がされずに済んだし、自分で考える大人になれたんだから、これに関しては正解だったと思うし、エリクトも感謝してると思うよ。

女に狂ったラウダくん

さて、学園の協力を得ていざ決戦って雰囲気になってるけど、約1名足りないなー、と思っていたら。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

あんたがシュバルゼッテ乗るんかーい!

まあ、乗るんだろうなとは思っていたけど。グエルくんが今こそ一番乗りたかっただろうに……

立ちはだかるお兄ちゃんに『まだあの女に捕らわれてるのか』とか、グエルくんにしてみりゃあ『あの女ってどの女!?』だと思うんだけど……言うほどミオリネに捕らわれてましたっけ……?
捕らわれるどころか婚約者の座、返上しちゃったし……ぶっちゃけミオリネとはなんとも色気のない『ビジネスパートナー』感のほうが強かったと思うけど。
なんかお兄ちゃんを『女に狂った』みたいに責めてるけど、あなたが一番女に狂ってますよ……?
で、女に狂った結果、1人で暴走し、その間に置いてけぼりにされてたという……

素直にペトラの側にいてあげてたら、状況を理解し、フェルシーと一緒に駆けつけて今回のエンドカードにも加わることが出来ただろうに、何やってんの……

にしても、『ミオリネに仕返しする』にしたって、なんでガンダムに乗る必要が……と思っていたら。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

ああ、なるほど! 乗ってる船ごと狙うのかぁ! ってオイ!

ミオリネ個人狙うならまだしも(それもアカンけど)、その船、ミオリネだけじゃなく、地球寮の子や5号くん、ケナンジさんやらベルメリアさんやら重要人物勢揃いなんですけど!?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第22話 紡がれる道

しかもあなたが最初に狙った機体に乗ってるのは、あなたの命の恩人(チュチュ)なんですけど!?
そうじゃなくても自分の復讐と無関係の人巻き込むつもりとか、『ペトラがされたこと』と同じことあんたがやってどーすんの!

仮にそれでミオリネやっつけることに成功しても、気持ちいいの自分だけで、傍目には『ジェターク社のガンダムがミオリネ代表や学生、ドミニコスの司令が乗った船落とした』ってことになるんでしょ?

責任問題で窮地に立たされるのは社長のグエルお兄ちゃんで、ジェターク社どころかミオリネ代表失ったグループも終了で、そもそも今、目の前に迫ってるクワイエット・ゼロどうにも出来なかったら責任問題以前にこの場にいる全員終了で、その後はフロントも地球もクワイエット・ゼロの支配下に置かれて、喜ぶのはペトラをあんな目に遭わせた原因を作った人らだけ。
あなた責任取れるの?

ペトラちゃんはラウダくんとのデート楽しみにしてて、『それが出来なきゃ死んでも死にきれない』ゆーとったんやぞ……なのに目を覚ましたとき、ラウダくんがムショ行きになってたり最悪みんなお星様になってたら、それこそ『死んどきゃ良かった』って泣いちゃうじゃん!

グエルくんのハードなスケジュール

そして結果的に、お兄ちゃんとガチゲンカすることになりそう。
いや、前回時点ではそんくらいやれとは思っていたけど、結局『ミオリネのせい』という思考回路は変わってないし、状況考えようや状況を!

グエルお兄ちゃん的には、ホルダー奪還してからというもの、総裁選のためにあちこち頭下げまくり、地球行ったらとんぼ返りし、シャディクくんをボコり後輩慰めてミオリネ慰めて弟捜してスレッタとまた決闘してこれからクワイエット・ゼロ迎え撃つと思ってたところに女に狂った弟くん襲来……
(1人だけ)やることが……やることが多い……!

ラウダくん、グエルくんとは正反対の落ち着いた子だと思いきや立派な熱血野郎だった。やっぱグエルお兄ちゃんの弟なんだなぁ……
ただ、グエルくんの『熱血』は、起点が『誰かのため』で、暴走したところで責任は自分で取る『良い熱血』だったけど、ラウダくんの『熱血』は、起点が『人のせい』で、責任が全部お兄ちゃんに向かい、全方面大迷惑被る身勝手極まりない『悪い熱血』なのよ……
『自分はお兄ちゃんの味方』とか言ってたクセに、お兄ちゃんの仕事増やしてどーすんの。
なのに本人は『あの女に捕らわれてるお兄ちゃんの目を覚ましてあげなきゃ!』という善意で殴りかかってくるというのがタチ悪い。

『熱血』がおかしな方向に向かっちゃうのは、グエルパパの悪いトコ引き継いだのかな……パパったら……

* * *

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ

次の考察はコチラ

機動戦士ガンダム水星の魔女23話『譲れない優しさ』感想と考察 母の愛に応えたミオリネと母の代償になったエリクト

前回の考察はコチラ

機動戦士ガンダム水星の魔女第21話『今、できることを』感想と考察 ミオリネ反省会とクワイエット・ゼロの正体

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