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進撃の巨人 十字架背負ったハンジさんと残されたリヴァイのこれから考察!【最終話ネタバレ注意】

進撃の巨人アイキャッチ

進撃の巨人は完結しちゃったけど、これからも思いついたらぽつぽつ考察は続けるよー。
というわけで、今回はリヴァイとハンジさん。

個人的な感想を交えた考察や予想です。
思ったことを好き勝手に書いてるので、そりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
139話最終回のネタバレ配慮してないんでご注意を。

リヴァイとハンジ、運命の分かれ目

リヴァイが最後まで生き残ってくれたのはよかったけど、やっぱハンジさんと2人一緒に生き残って欲しかったなぁ……(;ω;)

さて、アニメでは雷槍ドッカンしたまま冬までまさかの放置兵長となったわけですが。(川にドボンしたまま放置もアレだけど)
どっかの少女らは放置しときゃあ強くなってくれるけど、兵長は存在忘れられる危機だから、そりゃあ気が気でなかったでしょう。

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]


リヴァイの生死を決めた最大のターニングポイントって、やっぱ雷槍ドッカンじゃないでしょうか。

132話の飛行艇が飛ぶまでの時間稼ぎ、『順番』で考えると、『団長』であるハンジさんじゃなくてリヴァイが行くべきポジションだったと思うんですよね……(アッカーマンパワーを度外視しても)

目的が『時間稼ぎ』である以上、ある程度の時間戦えなきゃいけないから、巨人との豊富な戦闘経験が必要。
『対巨人戦経験』の面で考えると、雷槍メインでしか戦ったことのないコニーやジャンは不安があるし、なにより子供らを行かせたくはない。(マガトさんと同じ親心)
リヴァイもそこそこ回復してはいたけど、やはり『長時間』戦える体じゃない。

雷槍ドッカンがなきゃ、ジーク●して地鳴らし回避出来たかも? という可能性はさておき、129話の港の戦闘には当然リヴァイも参加してただろうし、132話の飛行艇が飛ぶまでの時間稼ぎも、ハンジさん行かせるなんてしなかっただろうなぁ……ただでさえ『団長としての責任』と『個の夢』で揺れてるエルヴィンの背中押したのがリヴァイだって言うのに、2回目は本人が許せないでしょ。

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]


呼びが『クソメガネ』に戻ってんの、やっぱ『団長の責任とかもうねぇから』言ってあげてるみたいでお辛い。『次死ぬの自分』とどっちも決めてそうなのがなおさら……

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]


でも、背中押されんでも行っちゃうのがハンジさんなんだよなぁ……
リヴァイがケガしてなくても自分が行きそう……

『けじめ』の意味と贖罪の十字架

進撃って色んな神話とか作品を参考にしてるそうですが、キリスト教では、イエスさんが『全人類の罪』を償うために、十字架に磔になって自らの血を流すわけでして。(なお、十字架刑は反逆者が受ける一番重い刑)
『同胞を殺した罪』もそうだけど、なにより『エレンを止められなかったことの罪』が全員に発生している。(島民もそうだし世界もそう)

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]


ハンジさんが言った『けじめ』の意味がこれらの『贖罪』であるなら、アルミン達の分の十字架も背負って、自らの血を流す役目を、お誕生日的にリヴァイも十分なれたはずなんですよね。

ところが、『雷槍ドッカン』で予定が狂い、本来自分が背負って血を流すべき『順番』が、自分を飛ばしてハンジさんに行っちゃった。
自分が仕掛けた雷槍でピンチになったリヴァイだけど、雷槍で大ケガしたおかげで死ぬべきとこで死ねなかったという……

しかも、その『雷槍』を発明したのがハンジさん。本来、リヴァイが背負うはずだった『贖罪の十字架』をハンジさんがぶんどって、代わりに自分が血を流しに行った感じ……リヴァイ的には血の涙流してそうだけど。

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]

進撃の巨人132話[ 諫山創 ]


イエスさんは処刑所であるゴルゴタの丘まで自ら十字架背負って移動したけど、ハンジさんも自分が発明した『雷槍』という十字架背負って、山から下ってきた巨人の群れに向かうってのが……

リヴァイ的には『あのヘマさえなければハンジを行かせず済んだ』なんだろうけど、ハンジさん的には『雷槍ドッカンしといてくれてよかった』と思ってそう……
皮肉なことに、残ったのがリヴァイだったおかげで、光るムカデくんの最終トラップを回避出来たんですよね。あの状況下で、ミカサがちゃんと最後の雷槍持ってきて、なおかつ突入成功したかどうか。

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]

進撃の巨人138話[ 諫山創 ]


つまり132話の時間稼ぎにリヴァイが行ってたらムカデ汁で全員詰んでたわけだけど、ハンジさんがリヴァイから十字架(人類の罪)ぶんどってくれたおかげで世界が救われたという……
ミカサがエレンを救えたのもそうだけど、最終的に世界を救えるのは愛だよ愛。言わせんな恥ずかしい。
進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]


最後、ペトラは無念が晴れた+リヴァイが生き残れて嬉しそうな顔してるけど、ハンジさんやエルヴィン達は一番苦労をかけたリヴァイへの申し訳なさとお別れでちょっと寂しそう(;ω;)

残されたリヴァイの役目

  • 調査兵団の中で唯一生き残った大人であるリヴァイは、今後どのように生きていくと思いますか?
  • 『死んだ仲間達』という『過去』に報いるために心臓を捧げる役目を担ったのがハンジさん
  • 『これからを生きる子供達』という『未来』を見守る役目を担ったのがリヴァイ

とりあえず、アッカーマンパワーがなくなろうが後遺症が残ろうが、ご町内に1人はいる謎の強キャラポジションは確定でしょうな。(どんな町内)
ウン十年後に、突如現れたヒグマを杖1本で仕留めて『なにもんだあのじーさん!?』と孫世代に恐れられるまでが様式美です。

さて、巨人の力が消えて、リヴァイ的には役目を果たしたわけですが、命は残ったわけで。
後遺症は残念だけど、『それのおかげでもう戦わなくていい』ってのは、ある意味救いでもあるよなぁ……
地下街時代からずっと、戦いっぱなしの人の死見るばかりの人生だったわけだし。
まだ平和だったのがシガンシナ決戦後からマーレ行くまでの期間? でもあの辺りも、戦いこそなかったけど頭の痛い問題が山積みだったし。

なんかハンジさんといい、リヴァイもとことん『104期の保護者ポジション』ですよね。104期達とは『仲間』ではあるんだけど『お友達』になれないのはそのせいやろなぁ……(『子供の友達の保護者』とトモダチにはなれても『子供の友達』とトモダチになるのは違和感しかない)
ある意味ミカサがママ友ポジションだったけど、保護対象のアホの子が同一人物だったばかりに謎のライバル視されてたからな……教育方針も逆だし……(飴ばかり与えるのがミカサ。鞭という名の蹴り多めがリヴァイ)

進撃の巨人22話[ 諫山創 ]

進撃の巨人22話[ 諫山創 ]


『子供』がしでかしたことの責任取るのは保護者の役目だし、『子供』を見守るのも保護者の役目。
エレンがしでかしたことの責任取ったのがハンジさんとミカサ。他の子達(アルミン達)を見守る役目になったのがリヴァイ。でも『子供』っていずれ巣立つわけでして。

リヴァイは『たまには顔見せにこいよー』とアルミン達を送り出して、残った下の子ら(ガビファルコ)の面倒見つつ、これから自分はどうすっかって感じでしょうか。
ある意味一番フリーダム。

エルヴィン達の死には報いたが

ハンジさんとリヴァイはエルヴィン達の死に報いたわけだけど、ハンジさんの死に報いるのは誰? となると、やはりリヴァイとオニャンコポンの役目になりそう。(アルミン達はエレン担当)
リヴァイはエルヴィンとの約束を果たすために戦ってたけど、今度はハンジさんの意思を継いで、案外巨人研究してるかも。ハンジさんがいなくなった今、気が付きゃ巨人と一番長い付き合いをしてるのはリヴァイだし。
地下街で気乗りしないままファーラン達のリーダー役になり、気乗りしないまま調査兵団に入り、気乗りしないまま英雄になったんだから、もういっそ貫いて気乗りしないまま巨人研究者もアリかもな……
巨人で仲間を失いまくったリヴァイだけど、巨人が仲間達とつなぎ合わせたってのは『数奇な運命』と言っていいのか、もしくは不幸中の幸いなのか……(巨人の否定は仲間の否定)

ハンジさんが一番したかったことって、団長よりも『巨人研究』だったはずなんですよね。そもそも調査兵団のお仕事は『巨人の謎を明らかにする(巨人を理解する)』ことだし。

進撃の巨人 Before the fall [ 諫山 創/涼風 涼 ]

進撃の巨人 Before the fall [ 諫山 創/涼風 涼 ]


ミュラー長官は銃を下ろしてくれたけど、『光るムカデくん』という新たな謎は出てくるわ、『一匹残らず巨人が消えた』って証明はどうやってするんだ? って疑問もあるし、島の謎資源や巨大樹が巨人由来のもんだとすれば、光るムカデくんがどこかにまだいる可能性もある。
進撃の巨人107話[ 諫山創 ]

進撃の巨人107話[ 諫山創 ]


『過ちを繰り返さない=巨人パワーの謎を明らかにする』ことでユミルの民への理解が進むんなら、それも『自由』のための戦いでしょうし。
進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]

進撃の巨人 最終話[ 諫山創 ]


となると、オニャンコポンは在りし日のモブリットさんのごとく、はっちゃけたリヴァイにこき使われるルートか……(ガビとファルコは付き合わされるリヴァイ班ポジ)

リヴァイは節目節目で仲間とお別れしてるけど、なんだかんだでその後仲間が増えてるんだよなぁ。
地下街仲間のファーラン・イザベルとお別れしたけど、その後はエルヴィン達が。旧リヴァイ班とお別れしたけど新リヴァイ班が。壁から出る時はエルヴィン達とお別れして団長になったハンジさんと104期と改めて結束を固めたところにオニャンコポンが加わり、ハンジさんとお別れしたけどマーレの戦士隊が加わった。
でもって最終話はアルミン達を送り出したけどオニャンコポンとガビファルコが残ってくれた。(『すぐに仲良くなる』と言われて割とホントにすぐ仲良くなってんな)
今後、リヴァイの仲間は『増える』一方で減らないことを願う。(;ω;)

* * *

るーさん
コメントありがとうございます!
考察、楽しいですよね。特に進撃は考える余地を残してくれてるから、あれこれ考えちゃいます。
『心から信頼出来る人がいた』ということは、『心から人を信頼出来る人でもある』ということなので、リヴァイもミカサも、これから先、またそういう人と出会って、自由に生きていけたらいいなと考えています(*´ω`*)
これからも楽しんでもらえる考察、がんばります!

* * *

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*・∀・*)ノ

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