アニメ進撃の巨人 The Final Season 76話『断罪』感想と考察 信じる者は救われる?激おコニーとトモダチ教のアルミン【ファイナルシーズン】
ついに始まりましたTVアニメ進撃の巨人the Final Season2。
正直言うとあんまり『楽しみ』って感じはしないんだよなぁ……原作も終わったのに、アニメも終わっちゃう……(;ω;)
原作漫画の大きなネタバレは注意書きしてますが、そうじゃないところでも察せられる程度にしれっと混じってるので、アニメ派の方はご理解の上でお願いします。
なお、当考察は原作最終回以降エレン・イェーガーさんに死ぬほど厳しいので『エレンすてき☆ カッコいい!』と思っていたい方は、悪いこと言わんので引き返されることをおススメします。
開幕ピンチのリヴァイ兵長
初っぱなから兵長(の、指)。ヒェッ……
アニメだし顔とかぼかすのかと思いきや、ガッツリ血まみれに描いてますね……(開幕早々血まみれで登場というハードモード……)
リヴァイ、目ぇ開いてるけど意識あるの? それとも目ぇ開けたまま寝るスタイル?(疑惑)
そしてこちらもガッツリきわどいとこまで描いてんのどういうことなの……
原作より攻めてきたな……
だいたいの少年漫画は女の子のきわどい絵とかのほうがやたら出てくるのに、マッチョのきわどい絵しか出てきたためしがねぇ!
せいぜいミカサちゃんの腹筋かな!?
筋肉は裏切らない。
話を戻して。
FinalSeason2開幕早々ピンチを迎えてるリヴァイ兵長。
フロックの声が嬉しそうだね……セリフが完全にチンピラ。
本物のヒーローは、人が血まみれで倒れてたら、それがたとえ親の仇であったとしても喜んだりはしないんだぜ……!(たとえ敵でも涙を流したのがジャン達)
そしてジーク生還を確認したハンジさん、重傷&フル装備のリヴァイ抱えて決死のダイブ。
目的のジーク回収完了で、そらハンジさん的にはここでダイブでもせんと、その先にあるのは『頭に一発撃ちこんでおきましょう』だからなぁ……
しかも川に向かってガッツリ発砲してくるとか、ホント、フロック達イェーガー派にとって『島を救う(人命)』の順位は『エルディア帝国復活』より下だったんだなぁ……ジークの不思議体験よりも、巨人30体(戦力)のほうを気にしとるし。
↓詳しくはコチラ(原作最終回ネタバレ注意)
『雨で水量増えて流れが速い』って、普通に溺れたんならピンチになる条件だけど、この時に限っては『潜れる深さが出来た』『流れに身を任せるだけで急いで離れることが出来た』ってことを考えると、雷槍ドッカンの威力低減といい、2人にとっては『救いの雨』でしたね。
そして春に終わったFinalSeason1の雷槍ドッカンからFinalSeason2の冬まで放置されたというのに、ここからまたしても当面放置される放置へーちょー……
謎の少女とこねられたジーク
そして回想でユミルちゃん登場。膝をついてしゃがむんじゃなくてう●こ座りなのが子供っぽくてリアルだな……(子供ってこういうはしたないしゃがみ方するよね)
そのしゃがみ方、足しびれません?
「知らない少女が土をこねて俺の体を作った(ジーク談)」とのことですが、つまりこのジークの原材料は土ですね。体が土で出来てるなんて土偶かな?(『獣の土偶』とか大量の超大型土偶とか想像してフフッってなったわ……)
↑あなたの兄弟よ……
あなた、一見、決意のこもった目ですごくカッコイイセリフ吐いてるけど、すっぽんぽんだからね?(新春進撃のすっぽんぽん祭り)
あまりに堂々としすぎていて逆にツッコミにくいヤツ。
これ、予備のぱんつやズボン持ってる人がいなかったら、誰かのマントを腰みのみたいに巻いてくしかなかったんやなぁ……
ぶっちゃけ髭のおっさんの生腰に巻かれたマントは返却されてももう使いたくない。
マーレ襲撃・危機からの脱出
自分らを利用することしか考えないマーレよりも、『同じ釜の飯』を食ってきた仲間を信じるピークちゃん。マーレ人であるパンツァー隊にあんだけ慕われてたもんなぁ……
大人不信になってたガビにしてみれば、ようやく安心出来たでしょうね。
たぶんピークちゃんは『鎖切れ』って意味で手ぇ出したんだろうけど、急いでただろうからね。仕方ないよね。
思わずキャッチしてしまうガビ。
いくら治るとわかっていても、こうも手がすっぱり斬られたら叫ぶわ……見てるこっちもいったあああぁぁぁぁ! だけど、そっからのスピード感に痛がってられない……(そういやエレンのズボンといい、ピークちゃんの服の袖もこの時切れてると思うんだけど、つっこむのは野暮でしょうか……)
そして扱いに困った手を捨ててしまうガビちゃん。
ガビ「捨てたんじゃないの返したの!」
この切り離された手ってどうなるんやろね……巨人の体は消えるけど、こっちは生身のほうだし……手が再生したら、切り離された右手と新たに生えた右手と、『自分の右手』がこの世に2つ出来ちゃうってこと?
このひょっこり顔出してるの、キモいんだけどなんかかわいいな……
ピークちゃん無事巨人化で、お口にガビ入れて逃走。
そら撃たれるとか振り落とされることを考えると、一番安全なのはお口の中。でもちょっと勇気いるな色んな意味で……(歯の間から顔出すのもなんかこえぇよ!)
このマーレの襲撃、『ライナーの仕業』とエレンは思ったようだけど、ぶっちゃけガビのせいだと思う。親心のわからんヤツめ。(そらエレンからすりゃ、エルディア人の子供をマーレが助けに来るとは思わんよなぁ)
一瞬『怒られる!』からのギュッ。マガトさん、この時は『ブラウン』じゃなくて『ガビ』なんだよなぁ。
本気でガビを心配してたの、立場上、口で言えなくても『行動で示せる』のはいい大人だよ……
そしてファルコが脊髄液口にしたことを知った時も、コルトだけでなくマガトさんもショック受けてんのよね。マガトさん的には、散々脊髄液を『使ってきた側』だから、その報いみたいなもんだよね……ただその『報い』が『自分自身に返ってくるとは限らない』ってだけで。
そしてマーレ襲撃により、シガンシナがガチ戦場に。たまたまだったとはいえ、一般市民追い出しといたのグッジョブだと思うわ……ホントはぷち地鳴らしの実験のためだったんだろうけど。
原作よりもめっちゃバタバタ人死にまくってません……?
これでもかってくらい、パラディ島側の兵士がやられてます。しかも『指揮官不在』だから、『見えてる敵』に突っ込むだけになってる……やっぱ指揮官って重要。(ピクシス指令→拘束中、ハンジさん→川流れ中、フロック→お出かけ中、エレン→ライナーに夢中)
弾痕とか血痕や死体があちこちに転がってるから、ある意味、最初の『人対巨人』より生々しい……
巨人が相手の時はパニック映画みたいな『恐怖との闘い』だったけど、人対人だと『怒りと憎しみのぶつけ合い』だからなぁ……
残虐なシーンをぼかさないってのが、作品に対してすごく真摯だと思う。
そしてライナーがカッコいい……
どんなに自分がボロボロになろうと立ち上がり、自分に拳を振るってくる敵に『これ以上誰も苦しめなくていい』『これ以上苦しまなくていい』と、『憎しみ』ではなく『思いやりの心』で戦い、その苦しみを代わりに自分が背負おうとするのは真のヒーローだ!
怒るコニーと怒れないアルミン達
さすがにエレン1人では分が悪すぎて、イェレナも焦ってる模様。
でも、エレンがイェレナの言うことを聞かないのは、ライナーと戦いたかったからなのか、『オレに指図すんな』だったからなのか……(両方か?)
そしてオニャンコポンが牢屋の104期に助けを求めてきた。
でも『こういう状況』にしたのはイェーガー派でありエレンなんだよね。
『これからは俺達の時代! だからお前ら邪魔なんだよ!』と排除しておきながら、『こういう状況』になった途端、『困ってます! 助けてください!』って泣きついてくるって、そらブチギレていいと思うよ……『何が『みんな』だ! 『てめぇら』の戦いだろうが!』というコニーのお怒りがごもっともすぎる。
コニーは一見、感情的に怒りを爆発させてるように見えるけど、ちゃんと『今のエレン』を見てると思う。
理由がなんであれ、エレンが無差別に人を●したり、仲間達を戦場に呼び出し、したくもない攻撃をさせ、その結果サシャを失ったのは紛れもない『事実』なんですよ……
『そのおかげ』と言っちゃあアレだけど、コニーがこれまで築き上げてきたエレンの『トモダチフィルター』が外れちゃったんだろうなぁ……
フィルターが外れたことにより、『過去のエレン』と切り離して『今のエレン』が見えるようになり、余計に裏切られた気分になって怒り倍増に。
そしてコニーが純粋な気持ちでキレてくれてるおかげで、アルミン達が冷静になれてる。
ある意味コニーは、『エレンを信じたい』という気持ちに邪魔されて、怒るに怒れないでいるアルミン達のぶんも怒ってくれてるみたいなもんだよね……
信じる者は救われる?トモダチ教に走ったアルミン
アルミン、エレンを助けるために仲間達を必死に説得してるけど、『エレンを信じているから』というより『僕が信じたいエレン』を信じるために『信じるための理由をひねり出してる』って感じがするね。(アニメになると、動きと声優さんの芝居も入るから、より一層無理してる感じがする)
つまり『実際にエレンがどういうつもりか』ってのは実は関係ない。『エレンを信じたい』と思ったから『これが正解なんだ』と自分を納得させようとしてるだけ。
それってかつて、エレンがたどった『好都合な道』じゃない?
その時のエレン同様、今のアルミンは『僕はエレンを信じる』と決断を下したようでいて、単に『自分の信じるエレンの決断』に乗っかってるだけ。(他人に決断を委ねてる)
ジークの目的が判明したことで、アルミンは『エレンはこういうつもりなんだ!』と語ってるけど、それ『あなたの都合のいい想像』ですよね? エレン本人から『こういう計画です』と『全部』聞いたわけじゃない。
『安楽死計画』はまだしも、『エレンはそうするしかなかった』『言うとおりにしないとイェレナがどんな手段を使ったかわからない』ってのが、正直弱いと思うんだわ。だってイェレナは行動監視されてて、エレンと簡単には会えない立場。エレンが兵団にチクったところで、それがイェレナにバレなきゃいいだけの話じゃないの?
言いなりになってレベリオ襲撃なんてするより、チクって兵団と一緒に対策練ればいいじゃない。
チクったら、ヒストリアの巨人継承がますます確定になるから?
でも、同じくヒストリアの巨人継承に反対してるアルミンやハンジさん達にまで黙ってるのは? 目的は同じはずのアルミン達にまで黙ってるってことは、アルミン達はエレンに『信用されてない』。
そーいうことになっちゃいますよ!?
逆に『信用していてこんなことする』ってことは、『目的が違う』ってことになる……まさに今、こうやって牢屋に拘束されてるの『アルミン達に知れたらマズいことをエレンはやろうとしている』という証明じゃないの? なのに、その点については触れないでいらっしゃる。
みんな、完全には納得出来てなさそうなんだよなぁ……アルミン本人ですら、内心怪しんでない?
『友情』ってなんだっけ?苦しいアルミン
素直な気持ちで『今のエレン』を見るなら、レストランでの『オレが何しようと全部オレの自由意志(ジークに操られてなんかいません)』というエレンの言葉がすべてだったと思うわ……だってそうじゃないって言うなら、地下牢でもそうだったけど、ここにはイェレナもジークもいないというのにSOS出さないのはなんでだよ! って話だし。(なんなら10か月前イェレナに会った直後でもよかった)
せっかくエレン本人とジャンが色々と判断材料のヒントを出してくれたのに、『今のエレン』を信じたくないアルミンは、レストランでボコられたにも関わらず『きっとこれがエレンの真意だ!』と『自分の都合のいいエレン』を作っちゃった。
というか『過去のエレン』なら、アルミン達になんの相談もなしにこんなことするなんてあり得なくない? だってエレンは、困った時はアルミン頼みのプロヒモニストだよ?
『1人じゃ出来ないこともみんなでならやれる!』という立派な『少年漫画の主人公』だったんですよ……
なのにアルミンは、誰にも相談せず、仲間を危険に巻き込み、サシャを死なせ、ミカサを傷つけ、仲間をボコって牢屋に閉じ込め、自分1人で『何か』をやらかそうとしている『今のエレン』を『信じましょう』と言っている。
それって『今のエレン』を正当化するため、『過去のエレン』をむしろ否定してない?
ついさっき、オニャンコポンを信じたのは『過去のオニャンコポン』と『今のオニャンコポン』に一貫性があったからなのに、エレンは一貫してなくても信じるの?
アルミン、あなたが信じる『エレン』って、どのエレンなの?
結局アルミンが救いたいのは、『エレン』じゃなくて『エレンがわからなくて苦しい自分』。だから『自分の都合のいいエレン』に救いを求めて、自分が楽になりたいだけ。それって信仰だよね?
『自分の理想のトモダチを信じましょう』という『トモダチ信仰』。そのためならば『今のエレン』も『過去のエレン』も否定する。
アルミンは『トモダチ教』教祖様として、『トモダチはこう言っているのです』と『自分が解釈したカミサマの教え』を代弁し、迷える羊達に入信を迫ってるだけ。
結果論だけど、いっそコニーや兵団のように、アルミンも『エレンてめー!』で理解を放棄してシンプルにブチギレてたほうが、後々の犠牲減ったかもしれんなぁ……
大人達が見ていたエレン
『エレンはジークに操られている』と言っていたのが兵団だけど、もしそれがアルミン達への気遣いではなく本気でそう思って言ったんだとしたら、ある意味兵団も『自分達の都合のいいエレン』を見ていたと言える。だって兵団は、エレンのことを『信用』してたんですよ……
ところがその『かわいいエレン』が突然失踪し、敵国とはいえ自分の一存で民間人巻き込む攻撃しちゃった。
そら『ジークに操られている(エレンが悪いんじゃなく他の誰かのせい)』と思いたくもなるよなぁ……芸術にもしたくなったようだけど。
ザックレー「チラッ」
ただ、アルミンと違うのは『1番の優先順位は人命』というのが揺らがなかったこと。兵団は、徹底してここがブレない。
アルミンは『過去のエレン』ばかり見てたけど、兵団は『今のエレン』を見て『非情な決断』を下すことにした。だってエレンは『人類に心臓を捧げた勇敢な兵士』だから。『過去のエレン』に縛られて、そこを見誤ったら犠牲になるのは民。
もし本当にジークに操られているんなら『これ以上操り人形になんてさせない!』と、引導を渡してあげるのもある意味『エレンへのやさしさ』だし、むしろ操られてなくてマジでエレンの意志でやってるんならそっちのほうが大問題だから『人類に心臓捧げた兵士として筋通せや』ってのもまた『エレンへのけじめ』と言える。
どっちにせよ、兵団は『今のエレン』を見た上で『非情な決断』を下したんだろうと思う。
そして『過去のエレン』と『今のエレン』、両方と向き合おうとしたのがハンジさん。
ハンジさんが『今のエレン』だけ見て決断下すなら、地下牢の反抗的な態度だけでもう十分。巨人化の兆候まで見せたんだから、上層部に報告しちゃえばよかったんですよ。なのに『エレンのエッチ!』でごまかしちゃったのは『過去のエレン』も見ていたから。
『過去のエレン』が『今のエレン』になってしまった原因や、ジークやエレンの目的もわからない時点で、兵団のような決断を下すというのは『理解の放棄』であり『調査兵団の信念』に背くこと。
なので『後悔しない決断』のために調査をしようとしたけど、エレンやイェーガー派に先手を打たれて拘束され、アルミン達とも引き離されてしまった。
もしかするとハンジさんは、この時点ですでに『エレンがヤベーこと企んでる』と勘づいてたんじゃあ……?(だから『早とちり』であることを願った?)
アルミンとミカサ、試練の時
『エレンを信じよう!』と、無駄に自信満々に演説してるアルミン教祖様に対し、『自分の意志』に自信をなくしてるのがミカサ。
エレンのことで怒り狂うコニーに何も言えないでいるし、『エレンを信じよう!』と言ってるアルミンに即座に賛成も出来ないでいる。
何かを言っちゃうと、それすら『自分の意志なのか?』って不安になるから。だったらもう『黙ってたほうがマシ』って思っちゃうかも……
ちょっと前までは、今のアルミンのポジションがミカサだったんだよなぁ……エレンへの疑念でギスギスしてた仲間達に『エレンは私達を想ってくれている』と、一途にエレンを信じようとして、仲間達にもそれを求めていたのに。
けどその時のミカサって、今のアルミンと同じで『私が信じたいエレン』を信じてただけだった。
『9歳にして人めった刺しにしたヤベーヤツ』と知ってるのに『私を助けるためにあんなことをした』と、自分の信じたいように信じちゃったのよね……
ぶっちゃけコニーの言う通り、アルミンもミカサも『エレンを斬る覚悟』も込みでエレンのことを考えなきゃいけなかったんじゃないかなぁ……ところが理由をつけては先延ばしにしてしまったせいで『時間がねぇから今すぐ決めろ!』な状況になるまで追い詰められちゃった。
今のアルミンとミカサは、まさに『試練の時』って感じ。
アルミンは、
あなたが信じたいのは『エレン』ですか? それとも『あなたが信じたいエレン』ですか?
ミカサは、
あなたが信じたいのは『エレン』ですか? それとも『あなた自身』ですか?
3人のエレンと『断罪』の意味(※原作ネタバレ注意)
エレンって3人いるんだと思うわ。
何も知らなかったからこそ、心置きなく『少年漫画の主人公』をやることが出来た『過去のエレン』と、『奴隷』になってる『今のエレン』、そして『暴君』という名の『ヒモ男』と化した『未来のエレン』。
アルミンやミカサが信じてるのは『過去のエレン』。
でもコニーやジャン、フロック達イェーガー派が見てるのは『今のエレン』。
『今のエレン』が見てるのは『未来のエレン』。
そう考えると、アルミンとミカサが大事にしていたのは『自分が信じていたい過去のエレン』であって、『今のエレン』からは目を背けてる。
『アルミンが見てるエレン』と『コニーが見てるエレン』は違うんだから、そりゃ微妙にかみ合わないのは当然だよね……同じ『りんご』でも、アルミンは『サンふじ』の感想を、コニーは『王林』の感想言ってるようなもん?
そして『未来のエレン』を信じていたくて、『過去のエレン』を消し去り『今のエレン』からも目を背けたのが今のエレン。あなた『衝突』が怖くて『未来のオレ』に逃げましたね……?
だってレベリオで再会したライナーに『そんなこと言ったっけ? 忘れてくれ』と言ったんやでコイツ……(『マジで忘れてた』に1票)
そら過去に『あんなこと言っといてそんなことする』なんて、覚えてたら恥ずかしすぎてツラ見せられるか!
『自分に都合の悪いことは忘れる』ってのが実にヒモヒモしい……
エレンがアルミンやミカサと『衝突』するってことは、2人を介して『過去の自分』や『今の自分』と向き合わなきゃいけなくなるんですよね。
そりゃ『今のエレン』的には『奴隷』になってたほうが楽だよ。『だって未来のエレンがそうしろっていうから!』って『人のせい』に出来るもんな……
どっちもあなたですよ……
最終回まで見たから言えることだけど、この76話って、この先起こる『フルパワー地鳴らし』を未然に回避出来る最後のチャンスだったんじゃないの?
コニーは本能的に『エレンを信用するのはアカン!』と察知していたけど、それを理論的に言語化する『かしこさ』がなかった。
ジャンは『過去のエレン』と『今のエレン』の両方を見ていたけど『決断力』がなかった。
ミカサは『自分の意思』に対する『自信』がなかった。
ハンジさんは『かしこさ』と『決断力』と『意思の強さ』はあったけど『機会』がなかった。
唯一、エレンがこれからすることを『未遂』で回避出来たのがアルミンだったけど、アルミンが下したのは『僕の信じるエレンを信じていたい』という『エレンとの衝突を避けるいくじなしな決断』だった。
アルミンは、エレンと向き合う『勇気』がなかった。
やろうと思えば、アルミンがエレンを食ってぷち地鳴らしで島を守ることだって可能なんですよ。
つまり『今のエレン』から逃げたことによって、エレンの罪(大量殺戮をした)と同時にアルミンの罪も確定してしまった(親友に大量殺戮させてしまった)のが今回。だから『断罪』?
【断罪(だんざい)】
1.有罪の判決をくだすこと
2.打ち首にすること
原作だと『マーレがエレンを断罪しに来た』ような回であり、アルミン達のシーンは次回なんだけど、あえてこのタイトルの回に回したんですかね?
そう考えると『FinalSeason2』の始まりとしてふさわしい回だったなぁ。
* * *
金目銀目さん
コメントありがとうございます!
ホント、『自由』って『責任』が伴うものですよね。それが伴わない『自由』は単なる『自分勝手』であり、人を傷つけ、そしていずれは自分に返ってくる。そうなってしまったのがエレンとフロック。
おっしゃる通り、この2人には『自由にならなきゃいけない』『英雄にならなきゃいけない』という『強迫観念』があって、本当に大事にすべき『自分の命』を粗末にしてしまったのかもしれないですね……その強迫観念さえなければ、もっと自由になれたのかも?
そして『消火器』が『消化器』……気づかんかった……
気づいた瞬間、何故か私は腸詰め(ソーセージ)振り回してゾンビと戦うエレン想像してしまった……腸は吸収するのが仕事で消化じゃねぇというのはさておき。
なんか面白かったんで、そのままにしときます(笑)
* * *
それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ
次はウォールアート展示会のレポートです
TVアニメ進撃の巨人The Final Season Part2 放送開始記念ウォールアート見てきました【大阪駅桜橋アベニュー】
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アニメ進撃の巨人 The Final Season 77話『騙し討ち』感想と考察 嘘つきだらけの大人達と最高に自由なファルコとガビ【ファイナルシーズン】
前回のアニメ75話はコチラ
前回の考察はコチラ(原作最終回ネタバレ注意)