進撃の巨人 ミュラー長官の『責任は大人達にある』の意味とは?【考察動画】
今回は進撃の巨人136話『心臓を捧げよ』で名前が判明したミュラー長官の『責任は大人達にある』の意味についての考察、動画版です。
グリシャ達、親の立場の人達はさておき、『世界の大人達』のほうは誰も『間違った選択』してないんですよ……むしろ立場や状況考えれば『当然の選択』してるっつーか。『どうしてこうなった感』がひどい。
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コメントありがとうございます!
未確認さん
あたたかいメッセージ、ありがとうございます!
結構前の記事まで見ていただけたようでありがたい限り。これからもがんばります!(*´ω`*)ノ
たかぴーさん
熱い考察ありがとうございます!
130話の時の考察というと、この記事ですね。
イェレナ目線とエレン目線で改めて考察してみます!
130話でイェレナが脊髄液ワインの事をエレンにバラしたワケ
- レベリオ襲撃前にイェレナがエレンにワインのことを話していたのは、脅しのためでは?
- 今思うと『信頼』の意味合いだったのかも
島でワインをばらまいたところで、巨人化のためにはジークの『叫び』が必須。つまりお髭ワインは『ジークが島に来る』ことで初めて『脅し』として有効になるわけです。
なのでこの当時は、イェレナがワインのことをエレンにしゃべってんのがちょっと意外だったんですよね……そんなこと知ったら、なおさらジーク島に連れてきちゃマズいジャン! って。
今、改めて考えて見ると、ワインは『エレンへの脅し』というより『エレンへのサポート』と『同志としての信頼』の意味合いが強かったように思えます。
脊髄液ワインをイェレナ目線で考える
『イェレナ目線』で考えると、もしエレンの考えが『兵団寄り』で『レベリオ襲撃の話に乗ってくれるかどうかもわからない状況』だとすると、『ワインのことはとてもしゃべれない』と思います。
エレンがワインのことを兵団にチクったら、おっしゃるとおり、イェレナちゃんがピンチですし、対策を取られてしまいますから。(そういう意味では『エレンが本当にジークの味方をしてくれるかどうか』の『お試し』の意味もあったのかも)
にも関わらず、イェレナが『ワインの件をこのタイミングで話した』ということは『エレンは兵団に反発し、必ず協力してくれる』という『かなり強い確信があった』ということでしょう。
その切り札が『兵団はジークを即刻ヒストリアに食わせるつもりだ』という情報だったのだろうと思います。(そもそも『ジークを即・食わせる計画』がなければ、こんなややこしい計画自体必要なかったんじゃあ……?)
ここでポイントとなるのは、その情報が『人によって異なる意味になる』ということです。
これ、エレン視点では『このままだとヒストリアが巨人にされちゃう!』という意味合いになるのですが、イェレナ視点だと『このままだとジークが食べられちゃう!』という意味になります。
イェレナもそのつもりでその情報を流し『ジークが食べられるのを阻止するためにも、協力してくれるに違いない!』と思って話したのでは?
なにしろ、ジークの計画でも『結局ヒストリアは巨人継承せなあかんやん』という問題があるんですよ……
なのにその計画の協力を求めたのは、イェレナ目線から考えても『地鳴らし以外に島を守る方法はない=ヒストリアの巨人継承は確定』であり、
「エレンかて子供ちゃうねんからそんくらいわかっとるやろ」
「お兄ちゃんとヒストリア、両方の寿命がちょっとでも延びるんやから、お互いwinwinだよね☆」
と『エレン的にもメリットしかない』と思っていたんでは?
まあ、実際のエレンはイェレナの想像の斜めをいく『子供』で、まさかの『島の外滅ぼす=ヒストリアの巨人継承がそもそも必要なくなる』方向に進撃しちゃったわけだけど……
ジークお兄ちゃん、会ったこともないエレンのことを『あの親父だからきっと俺と同じ目に遭ってる!→俺と同じ考えに違いない!→救ってあげなきゃ!』と思い込んでたからなぁ……それをイェレナも信じたのか?
そして何やら悩んでる様子のエレンを、イェレナは『ジークと同じ理由で苦悩してる』と解釈したの? 知らんけど。(実際は『未来の記憶』に悩んでたわけですが)
もしそうだとすると、ジークと同じで、イェレナも『自分の都合のいい解釈でエレンを見ていた』のかなぁ……
脊髄液ワインをエレン目線で考える
一方で、エレン目線です。
先ほど言った通り『兵団はジークを即刻ヒストリアに食わせるつもりだ』という情報は、エレン視点では『ヒストリアが巨人にされちゃう!』という意味合いになります。
つまり『悩んでいる時間はない!』と、エレンをさらに焦らせた。逆に言うとその情報が『フルパワー地鳴らしの覚悟を決めさせた』のかも?(フロックに計画打ち明けたしなぁ……)
兵団にチクらなかったのは、このときはエレンもヒストリアが妊娠するなんて思ってなかっただろうし、やっぱ兵団が強攻策に出て『即刻ジークをヒストリアに食わせる危険がある』以上、『兵団の味方』になることも出来なかったのかも。(中には『身重だろうとやっちまえ』って人もいらっしゃいましたしね……)
それに『兵団の情報が外部に漏れた』となれば、どこで漏れたのか、あらゆる方面に疑心暗鬼になり、ヒストリアがヘンな気起こさないよう、監視の目が厳しくなる可能性もありそう。(『覚悟』を示してもらうためヒストリアに例のワイン飲んでもらうって方法もある)
それに調査兵団ですね。内緒にされてたハンジ団長は当然兵団に抗議するだろうし、もしこじれて、兵団内で強硬派・穏健派に分裂して対立でも起ころうもんなら、マーレ行きどころじゃなくなる。(やはりエレンも自分の目で外の世界を見たかったんでは。ラムジーくんの記憶もあったし)
つまり『ヒストリアの安全』『調査兵団の自由』を最優先に考えると、先ほどの『イェレナ目線』で考察した『ヒストリアの寿命がちょっとでも延びるというメリットのために協力したふりをする』のがいいとエレンは判断したんでは。知らんけど。
さて、話を最初のワインに戻しまして。
なんにせよ『ジークが来てからワインのことをバラす』と、エレン的には『脅されている』ように感じるだろうし、『エレンとの信頼』を必須とする計画を立てているイェレナとジークにしても、『エレンを脅す』行為は『自殺行為』とも言えます。(決定権を持つのはエレンですし)
むしろ『先に知らせておく(秘密の共有)』ことで、『私とあなたは同志です』という意味合いもあったのではないでしょうか。
そもそもジークの去勢計画に一番必要なのが『エレンの信頼』やったわ……
そう考えると、『後でバレる』ことを『先に話しておく』のは、信頼を得るためには『必要なこと』でしたね……(『事後報告』って点はええんかいって気もするけど)
まとめると、ワインは『兵団への脅し』であって、それを話したのは『エレンへの脅し』というより『エレンへのサポート』と『信頼』の意味合いが強かったのだろうと思います。
そしてエレン目線で考えると、エレンは最初っからジークを『だます』つもりでいたので、イェレナが『どんなつもり』だったにしても『脅し』にはならなかったでしょうね……(でも兵団上層部の巨人化を阻止出来るんならしたかったようですが……)
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それでは今回はこの辺で。
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