進撃の巨人127話終末の夜 イェレナの秘密とエレンの現在、ジャンの悔いなき選択考察!
進撃の巨人、第18回考察は、127話『終末の夜』の感想と考察。最新話の日が近付くたびになんか辛くなる今日この頃です。
なにが辛いって、最新話読むじゃないですか。そしたら、やっと1ヶ月経ったそばからまた次の1ヶ月を待たねばならんという地獄……!
これはもう考察でもしてなきゃやってらんねぇということで、今回はこんな感じでお送りします。
今さらなものやよその考察とかぶったりとかそりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2020年3月の127話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。
判明した謎
今回はイェレナの謎が判明しましたね。
そしてアッカーマンの秘密もひとつ判明しました。
【アッカーマンの特徴】
- 強い
- 重い
- 優れたリーダーの元で輝くタイプ
- 寝癖がすごい←NEW!
うーん、これは親戚。
次は寝癖直しのコラボかな。フルーティーな香りのミカサちゃんバージョンとシトラスグリーンの兵長バージョン。
リヴァイ「うるせぇな」
ひみつのイェレナちゃん
イェレナについて判明したことですが、まさかのマーレ人。
126話のよく知らんヤツのでたらめな罵倒がまさかの大当たりだったとは……
『マーレ人がマーレやっつける協力はせんだろう』と思ってましたが、ジークの類友。これは盲点でした。
昔、エルディア帝国に虐げられて散々被害者ぶっといて、その自分らがやられて嫌だったことをもっとひどい方法に昇華してよその国にやらかすとか、自国民もドン引きだよなぁ……(その当時に、ハンジさんみたいな人が上層部におらんかったのが運の尽き。いたとしても消されたか)
そう考えると、元々は戦争に心を痛める普通の女の子だったんでしょうか。ますますジークと同類やん。超絶後ろ向き破滅思考なトコとか。(迷惑)
ということは、地下牢で104期に語ってたのは本気だったんだな……ジークの計画が遂行されれば、巨人パワーに頼れなくなったマーレは世界からボコボコにされるし、世界から巨人そのものが消えるから第3のエルディア帝国は生まれないしで、たしかに世界は巨人の脅威からは救われる。(ただし人間同士の戦争はふつーに続くだろうけど)
そしてマガトさんのイェレナ回収の目的も、『エレンの移動経路知らね?』のため。
この前色々考察したけど、蓋を開けてみるとなんか想像以上にしょぼい理由だったでござる。
でもまあ、たしかに現在『エレン止める』に関係する以上の情報なんて必要ないからなぁ。
逆にそのしょぼさが余計切羽詰まった感じさえしますね。もう『藁にも縋る』というか『とにかく当てずっぽうでもなんでもいいから情報持ってそうなヤツは回収!』みたいなヤケクソ感。
もしくはそっちは建前で、ホントは同郷でありながら裏切るようなことしてくれたイェレナに文句のひとつ言いたいってのもあったのかも? 知らんけど。
散々『王家の血筋王家の血筋』言われてんのに王子様とかプリンス言われるとすさまじい違和感と拒否反応出てくるヤツ初めてだよ……(ひでぇ)
しかしまあ今回のイェレナちゃん、パラディサイドとマーレサイドのわだかまりの解消としてはいい役どころでした。本人は仲たがいさせるつもりだったんだろうけど。
こういうの言い出すのはどっち側でもない第三者である必要があるんだろうけど、オニャンコさんはそういうキャラじゃないもんなぁ。(というか、これのためだけに生かされたんじゃないだろな……)
104期の事情やこれまでの島の歴史、しかも会ったことすらないジャンの友達の名前まできちんと記憶してるとか、あんた島の悪魔大好きすぎるだろ。
意外とライナーみたいに、島にいる間が人生で一番楽しかったんじゃ……(それはそれとしてワインはばらまくし去勢計画はする)
フロックもそうだけど、なんだかんだでイェレナも嫌いじゃない。
エレンの現在
エレンはやはり巨人化したままで、さらに壁巨人くん従えて移動もしてるみたいですね。127話の港到着の段階で、地ならし発動して『1日と半分経過』ってタイミングですが、まだ島の中なの? それともとっくに海にドボン?
地ならし発動した次の日の午前中には最後尾の巨人くんがシガンシナ出て行ったから、もう海渡ってんじゃと思ってたけど、港はなんともなさそうだし。(別ルートからかもしれんけど)
もしかすると、島のどこかで留まってる? でも大量の巨人と一緒に留まれる場所ってどこだよ……
もしくは、ホントに10カ月前のイェレナとの会話で、密かに進行ルート考えてましたーとかするのかな?
首ちょんぱで座標入りの際、マーレの帽子少年が記憶のかけらにずいぶんでかく登場してたけど、その計画した進行ルートがあの子のトコとモロかぶりとかだったらヤだなぁ……(だから泣いてた?)
そして31巻の表紙がお披露目されましたが、エレンの始祖巨人、お肉ついてない骨みたいな姿のようで。(『鳥籠みたい』って言われてますが、たしかに鳥籠みたいだ……自由を求めるエレンが『鳥籠』という不自由の象徴みたいな姿になっちゃう皮肉)
↑ミカサがマフラー巻いてたり、『もしかするとあったかもしれない別ルート』って感じですかね?
エレン始祖巨人がこんなに大きくなったのって、『脊髄の損傷』の影響ってあるんでしょうか? 過去、ロッドさんも背骨ピキッ! ってなってからの巨人化でやたらでかくなってたし。
ユミルちゃん始祖巨人との共通点は『骨っぽい』だけど、それ以外は全然似てないのも気になる……
とにもかくにも、エレンが『超大型従えて進行』してるってことは、たしかに飛行艇でもないと近づけないですね。
ただ、気になるのがエレンが見た『あの景色』。
以前『敵味方関係なしに仲間達が集まるのを見た?』と考察しましたが、それだったらもーちょい近づきやすいようにどっかで待ってくれてもよさそうな気もするけど。
エレン放送したのも『内心、止めて欲しいから』とも考えられるし……ガチで滅ぼす気ならわざわざ宣言なんぞせずに黙って滅ぼしに行くよなぁ。(あの放送が現在のハンジさん達の行動に繋がってるわけだし)
あと、『戦え、戦え』ですね。
一回戦目はシガンシナのマーレ戦として、二回戦目はなにと戦うおつもりで? イェーガー派はエレンの敵じゃないし。
かといって、エレン本人が104期やハンジさん達と戦うとはどうにも思えない。ってことは世界?
でも『戦う』というには『一方的すぎる』気がすんだよなぁ……もし別に『戦う』相手がいるとしたら誰なんだろう。
ジャンの悔いなき選択
ジャンの妄想から始まった127話。
あんた『ハンジさん死んだ』言われた矢先のハンジさん登場なんだから、もーちょい喜んであげて……まあ、自分を正当化するのに忙しすぎて頭回らんかったんやろーけど。
さて、エレンを止めることに迷いのないミカサに対し、迷えるジャンには選択肢がありましたね。
【ジャンの選択肢】
1.ハンジさんの呼びかけが…
A.何も聞こえませんでした→Aルートへ
B.聞こえた→2へ
2.ハンジさんの協力を…
A.拒む→Aルートへ
B.協力する→3へ
3.フロックの協力を…
A.協力してハンジさんのことをチクる→Aルートへ
B.拒む→ハンちゃんマガちゃん連合軍へ
【Aルートの未来】
- 背中を預けられないフロック達と力を合わせて反イェーガー派に立ち向かうか、罠にはめて陥れ『卑怯者』と罵られる
- ハンジ団長とリヴァイ兵長は確実に仕留める必要あり
- 場合によってはアルミン・コニー・ミカサちゃんも殺害の必要あり(特にアルミンは継承のため確実に食われる)
【勝った場合】
- セントラル一等地ゲット
- 嫁と子供作ってそれなりの家庭を築ける
- 地位と権力だけが友達さ
- ミカサちゃん・コニーが生存出来た場合、一生汚物を見るような目でにらまれるご褒美が得られる
- 毎晩枕元で真顔のマルコが無言でこっちをガン見してる(気がする)オプション付き(※なお、一生涯続く模様)
うーんこのルート。
どのルートを選んでも結果は誰にもわからないが確実にわかっているのはAルートの場合、脳内嫁(ミカサ)と同じ人との結婚は不可能ってことだ。
悔いのないほうを自分で選ぶしかないジャン!
死んだ仲間が見てる……
序盤で死んじゃったキャラが終盤で存在感マシマシになるのいいよね……
マルコには悪いが死んでからが本番というか。(まさかスクカー世界でも死んでるのって……)
ライナーもライナーで、アニをかばって『俺が悪いんだ!』してるし。マルコだけでなくアニに対しても罪悪感があって、自己嫌悪でずっと苦しんでたんでしょうね。エレンと違い、殴ってあげるジャンのやさしさ。(まあ、ガチで殺しに行ってる殴り方と負傷っぷりではあったが治るしなぁ)
ある意味ライナーも『死んだ仲間(だった人も含む)が見てる』状態だったのかも。
追加で言わんでええことを言ったのは、マルセルに似てるかな? マルセルが子供心に耐えられなくて楽になりたかったように、ライナーも『誰かに裁いて欲しくて』言っちゃった感じする。
……そういやマルセルは告白後に死んでるけど、もしやライナーも……?
ライナー、死なせてもらえますかね……?(むしろジャン死んでさらに曇る未来が見えんこともないような……ガクブル)
『話し合おう』の方向に向いてるだけで、マルコはほんとに『意味ある死』になってきましたね。
次はマルロ達の『死の意味』なんだけど、そちらはどうなるだろう。フロックも『死んだ仲間が見てる』からこその今なんだろうけど、ジャン達と『同じなのにまったくの逆』というのがほんとすごい。(他のイェーガー派は説得可能だとしても、フロックは説得できるとはとても思えん……)
それでは、127話感想と考察、前編はこの辺で。おもろかったらいいね!ボタン押していただけると喜びます。
後編へ続きます。