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機動戦士ガンダム水星の魔女23話『譲れない優しさ』感想と考察 母の愛に応えたミオリネと母の代償になったエリクト

機動戦士ガンダム 水星の魔女 アイキャッチ

機動戦士ガンダム水星の魔女23話『譲れない優しさ』感想と考察。
今回はやはりお母さん教だったエリクトの望みはなんだったのか、大迷惑な兄弟ゲンカを繰り広げたジェターク兄弟、何気に活躍したエラン5号くんや母は強しなどの感想やら考察やらです。

  • 個人の感想と考察です
  • ガンダム知識はにわかなので『熱いガンダム談』は期待せんでください

ここにもお母さん教信者

エリクトもお母さん教信者でしたか……やっぱスレッタと同一人物。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

『たくさんのフロントを呑み込むの? 命を奪うの?』というスレッタの問いかけに、『エリーはそんなことしないよ?』って、『やってるのはお母さんなので自分はなんもしてません』ってことなん……???
いやあなた、戦艦落としたり人乗ったモビルスーツ撃ちまくってたりしてましたよね……?
『自分じゃなくてやってるのは母ちゃん』だとしても、止めるのも家族だけど、まあ、応援するのも家族だから……?

第一、今やってることって、『お母さんのため』やってることなの? 『エリクトのため』やってることなの? どっちなの?
『お母さんがエリクトのためにしてくれてることだからエリクトはお母さんのためにお母さんの願いを叶えるお手伝いします』って意味不明なこと言ってない?
エリクト自身の『望み』とか『願い』ってどこにあるの?
かつてのスレッタと同じで、『他人の願い』に乗っかって、進んでるつもりになってるだけの、空っぽ娘になってませんか……?

そしてエリクトの悲しいのが、『お母さんが泣いてても、側にいることも抱きしめてあげることも出来ない』ってことだよね……でもスレッタにはそれが出来る。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

結局、エリクトの『望み』ってそれじゃないかなぁ……エリクトが『お母さんのため』に尽くしたところで、叶うことはないってことじゃん……

迷惑な兄弟ゲンカ

このラストバトル、スレッタVSエリクトといい、グエルVSラウダといい、結局身内同士のケンカになってもーたね……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

基本、お兄ちゃん相手には『いい子』だったラウダくん、お兄ちゃんへの不満をようやくぶつけることが出来たのはよかったけど『こういう形』でぶつけんで良くね……?
まったく関係ない人ら巻き込んじゃあ、そりゃあ『悪い子』だろ……

たしかにラウダくん視点だと、事の発端はミオリネがガンダム復活させたことなんだろうけど(シャディクくんに怒りが向かわないのはもう成敗されちゃったからなのか元々嫌ってなかったからなのか)、結局ラウダくんが一番言いたかったのって『お兄ちゃんへの不満』。この一点だよね?

そのために、重要参考人のベルメリアさんにドミニコスの指令やら自分の後輩(フェルシー)含めた同じ学校の生徒達を危機に陥らせるとか、ミオリネ以外誰が乗ってるか知らんかったにしても、マジでどう責任取るつもりやったんや……どう考えても後で非難ごうごうでジェターク社終了ですやん……

グエルくんの罪、ラウダくんの身勝手

たしかにグエルくんの『人のせいにしない』『すべてオレが背負う』って姿勢は男前なんだけど、同時にそれが欠点でもあるよね。(男前もすぎれば罪……)
『これはオレの罪だから』と言って、父ちゃんのことを家族であるラウダくんに黙ってたのは、背負いすぎてるし、ラウダくんにしてみりゃ家族なのに『のけ者』にされた寂しさがある。(でも『父ちゃんを意図的に●した』なんて方向に考えないのは、やっぱ信じてるんだよなぁ……)
『高潔』と言えば聞こえはいいけど、他人に『弱さ』を見せないのは意地っ張りとも言える。グエルくんのこういう所はミオリネと同タイプだな……
だからラウダくんの言い分はわかる。

が。

だったらミオリネに矛先向けんとグエルくんに直接向けて、ガンダム乗らんとリアルファイト(生身)でやりなさいよあんたって子は!
ミオリネをダシにしなきゃお兄ちゃんにケンカ売れないの、この根性なし!

というか、実際に攻撃しちゃってるし、これってふつーに罪に問われるんじゃないの? 立派なサツ人未遂じゃん。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

しかもグエルくんとパパの時は、お互い誰かもわからず、もうほとんど事故みたいなもんだったのに対し、ラウダくんは相手が誰か明確にわかった上で、しかもガンダム持ち出してまでやってるし、色々事実確認もせんと思い込みで突っ走ってるし、後々まずいことにしかならんやろこれ……

そしたらそこに幼少の2人の出会い流れるわ、なにこの走馬灯?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

ちょっとまてグエルくん? なにこのグエルパパの最期とかぶる構図?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

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いやそれはアカン。それは『責任の放棄』になり、『身勝手の代償』が全部ラウダくんに行ってまう!

そこにこの特大ひえぴた(違)ですよ。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

ありがとうフェルシー。よくやったフェルシー。特大ひえぴた(違)が一組の兄弟を救った。
ジェターク兄弟は、当分フェルシーに絶対服従せなあかん……

でもそれはそれとして、ラウダくんはムショ行きにならんのかなこれ……とりあえず、ミオリネにはひたすら謝らにゃならんとは思うけど……

地味に活躍5号くん

5号くん、ついてきてくれたのはいいけど生身で……? と思っていたら、あなた銃とかどこで覚えたの……? 想像以上にアクション系。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

マルタンよりよっぽど役に立ってる!(失礼)

5号くん、やっぱ根っこはいい子だよね。『行きたいところが出来た』なんて言っといて、結局『誰も死なせたくない』からついてきたんじゃん。ノレアを救えなかったトラウマかな……

ベルメリアさんのことも、もう許す気でいるのかな。『人●しは向いてない』『次からは人助けにしときなよ』と言ったげる5号くんのやさしさ。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

そういう5号くんも『自分が生き延びるため』なんてワルぶってたけど、『他人のふりして生きる』のも『人をだます』なんてのも向いてないよあなた…… 
『良い子』が『超悪い子』になろうと無理してたから、失敗ばっかだった。
ベルメリアさんも『超悪い子』のくせに『良い子』を捨てきれずにいたせいで、なんとも中途半端になってしまい、5号くん達を傷つけた。
生きるためとはいえ『向いてないこと』をしてたという点では、この2人は似た者同士なのかも。

ラスボス戦後にはネオなラスボスが登場する

ネオなラスボスは議会連合だったか……『おいしいトコだけいただこう』というセコさ。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

これってつまり、クワイエット・ゼロごとミオリネやデリング抹殺して、グループ解体、その後ペイル社が『超いい人』になって復興のかじ取りして牛耳ろうって魂胆?
エラン(本物)くんはどう思ってんだろうね。あんま興味なさそうな顔してたけど。

まあ、結局エリクトによって阻止されたけど、前回、シャディクくんがミオリネとなにやら取引きしたようだし、告発されて、議会連合とペイル社も最終回と共に終了のお知らせかな?
デリングパパも、こんなことされて黙ってるとは思えないし……

それにしてもプロスペラのお仲間さんは、結局最後までプロスペラの味方だったってことか……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

え? ってことは、このおっさんがプロスペラに味方したのは、ホントにただの社畜精神だったってこと……?

母は強し

クワイエット・ゼロ停止のパスワードが、前回トマトの遺伝子に組み込まれていたミオリネママのメッセージがヒントになった。ロウジくん、いい仕事した。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

プロスペラ、『母は強し』と勝ったつもりが、『お母さん』はあなただけじゃないのよ……

そして議会連合の攻撃を、エリクトが盾になって防いでくれたけど、これってエリクト消失?
プロスペラにはいつか『身勝手の代償』が来ると思ってたけど、やはり来たかぁ……そして『代償』は『大切なもの』で支払われる。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第23話 譲れない優しさ

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『エリクトの居場所を作る』というのは間違いなく『母の愛』だったろうけど、『やり方』がまちがっていた。
他人の夢(クワイエット・ゼロ)を横取りして、自分の身勝手のために利用したわけだからなぁ……他人の犠牲の上に叶えた夢なんて、そらどっかで代償来るよね。
そもそもガンダムに乗せなきゃエリクトがガンダムになることもなかったわけだし……
プロスペラ本人は『エリーのためエリーのため』と言ってたし、本人も本気でそう思ってたんだろうけど、やっぱ『復讐』に逃げてただけだった。

『逃げたらひとつ、進めばふたつ』だったのに、復讐に逃げた結果、エリクトを失い、スレッタだけが残った。
やっぱ『復讐』って、最後は愛する者を犠牲にするんだなぁ……

* * *

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ

最終回の考察はコチラ

機動戦士ガンダム水星の魔女第24話最終回『目一杯の祝福を君に』感想と考察 進んですべてを手に入れたスレッタ

前回の考察はコチラ

機動戦士ガンダム水星の魔女22話『紡がれる道』感想と考察 負けても男前のグエルと女に狂ったラウダ

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