進撃の巨人 進撃のヒモ男考察その1 エレンのために『良い子』になったヒストリア編【最終回ネタバレ】
さて、ここしばらくエレンの考察が続いてますが、一通り書いてスッキリしたかと思いきや、まだまだ書き足りなかった模様。好きなの?
なんか……『書き足りなかった』ものを軽く追記する程度のつもりが、書いてるうちにヒートアップしてきたんで5分割します。(どんだけエレン嫌いやねん)
エレン・イェーガーさんに対して個人的に思ったことを好き放題に書いているので、『エレンすてき☆ カッコイイ!』と思っていたい方は速やかにお引き取りいただくことをオススメします。
139話最終回ネタバレ含みます。
進撃のヒモ男被害者の会・『良い子』のヒストリア編
進撃のヒモ男・1番の被害者はミカサだったけど、2番目に依存されてたのはヒストリアだと思う。
↓ミカサちゃんは過去考察でちょいちょい語ってるんで今回は省略。別の機会で書くかも。
たしかにエレンは一見、『仲間を犠牲になんて出来ない!』という『仲間想い』なこと言ってるように見えるし、ずっとそう思ってた。
そしてまるで『ヒストリアのため』かのように『世界を滅ぼす!』なんて言っちゃうもんだから、そらヒストリアも『私のためにそこまで……!』とときめいちゃうよね。うん、わかる。
けどさー。こいつ『ヒストリアの計画妊娠は止めなかった』んですよ。
それってつまり、
ヒストリアが『島のための犠牲』になるのは許せないけど『オレのための犠牲』になるのはOK☆
完全にヒモ男の思考回路じゃねーかどぅぉぉぉぉぉぉぉいぅことよエレェェェェェェェェェェェェェン!
ぬぅゎあぁぁぁぁぁぁにが『エレン・イェーガー(狩人)』じゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! お前なんか『エレン・ヒモーガー』で十分じゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
芸術にしてやろうか!?
ザックレー「秋も深まると芸術が恋しくなるよね☆」
※ヒモ男に特に恨み等があるわけではありません念のため
とっても『良い子』のヒストリア
たしかにヒストリアは、『島のための(都合の)良い子』にはならずに済んだよね。うん。こりゃー『悪い子』だ。
でもヒストリア本人はもちろん、種馬にされた石井くん、『大量のよその子踏みつぶす』というクソな目的のために作られた子供、めっちゃ『エレンのためのとっても(都合の)良い子』になっとるんですわ……ホントに子供作っちゃった時点で、ヒストリアもエレンと同罪だけどさぁ!(ぶっちゃけ、この子もあんま同情出来ない)
『子供を作るのはどう?』の後のやり取りは語られてないけど、少なくともそれを言われたエレンがヒストリアを止めなかったのは間違いないわけで。
『恋心の有無』関係なしに、こんなクソな計画のために『妊娠(子供を利用)するのはどう?』言われて止めないのは、友達として、いや、人としてどうなの……?
↓この辺のことはこちらでもドゾー
それにエレン的には、ヒストリアの『巨人継承』さえ回避出来りゃあ『子供作る』までしなくたってよかったはずだよね……?
子供にしてみりゃあ『私は大量虐殺するために作られた子』、『私の母ちゃんは同期の男に大量虐殺させるために父を利用し私を作った女』ってことになるんだよ?
エレンはそのことを『かわいそう』とは思わなかったの? そもそも『子供に対する責任の所在』はどう考えてたの? 産むのも育てるのもヒストリアだから、自分には関係ない、と?
第一、『妊娠』って女性にしか出来ないでしょ? いくら言い出しっぺがヒストリアだからって、自分の計画のために相手の『性』を利用したってのが、本 当 に 気 持 ち 悪 い よ……!
『オレそんなこと思ってないもん!』ってエレンがどんなに否定したところで、
- お髭ワイン黙認
- ヒストリアの計画妊娠を止めない
- 『知ってること教えろ』と人には要求するくせに、自分は何も教えない
- 『誰かになんとかしてもらう前提』の甘々計画を実行
- 『記憶通りの未来』に行きたいがために仲間達の危機や死の回避行動をまったくしない
- むしろ『世界をふみふみ』するために記憶を送った
- 『地鳴らし』の口実、正当性の主張のために仲間と島を利用
- 『自分の自由』のために人類の8割ふみふみ
- 『大事』と言った仲間達とユミルちゃんを命賭けで戦わせる
- 自分のやらかしをミカサに終わらせてもらう
- 母ちゃんとこに巨人を送り込む
- 『大事な仲間』にクソ重い罪を背負わせ尻ぬぐいもさせておきながら、自分はやりたいことやるだけやってあの世に逃亡
こんなヤツが何言ったところで説得力NEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!
やっぱコイツ芸術(以下略)
『ヒストリアの巨人継承』を怒って拒んでたの、『ヒストリアへの思いやり』だとずっと思ってたんだけど(ハンジさんもそう思ってただろーなぁ……)、なんかこうなってくると、『お気に入りのおもちゃ差し出せ言われて腹立ててただけ』に思えてきたわ……(エレンがなにやってもすべて悪意的に見ちゃう病発症)
だってヒストリアは『島の犠牲』にはならずにすんだけど、子供共々『エレンの犠牲』にはなったからね? ヒストリアが妊娠して一番『都合が良かった』のってエレンだよ?
なんかエレンって『主人公補正』で色々許されてる感あるけど、それ引っぺがしたら『ヒストリアの『好意』と『性』を利用したクソ野郎』なのよね……
もちろんエレン本人は、『性を利用した』とか『自分の犠牲になってもらった』とか『そういうつもりはマジでなかった』んだろうと思う。
単純にそこに想像が至らないくらいエレンは幼稚だったってだけだよね……? そういうことだよね……?(『理解した上でそうした』だったらそっちもそっちでクソ野郎過ぎるし、むしろそこまで『思慮が深い人間』だったのなら、もうちょい頭のいい計画を立てている)
まさか、『赤ちゃんはコウノトリさんが運んでくる』レベルの知能しかなかったなんて恐ろしいこと言わないよね……?
つまりエレン的には、ヒストリアが『子供を作るのはどう?』と、エレンさんに協力的な『ご提案』をしてくださったので、ただその『ご厚意』に『甘えた』だけですね?
ホント自分にクッソ甘いな! ベストヒモニスト賞でも狙ってんの!?(謎の賞設立)
まさか『人類の敵』になる一足先に、『女の敵』になってたとは、ヒモーガーさんにはまいるね……(人類の半分は女)
人のために生きることをやめられなかったヒストリア
ヒストリアもヒストリアだよ。
お前さぁ。やっぱ、エレンを止める気ねぇだろ?
さっきお前……あなたを止めなきゃ胸張って生きてけないって言ったが……このままじゃエレンに世界が滅ぼされるって自覚があるんだよな。
……お前、エレンと逃げるつもりだったんだろ? なぁ?
そんで読者に悪い子ヒストリア様の伝説を託そうとしたんだろ? イヤこれは考えすぎか。
ダメだろ……ヒストリアは悪い子なんだから。
この男を嫌がらせるにはどうすべきか……仲間に聞いたりする姿勢を一旦は見せとかないと……なぁ。
自分が文字通り死ぬほど悪い人だと思われたいからって、自分を犠牲にエレンの望みを叶えてあげちゃあ……そりゃ良い子だろ?
ヒストリアがあの時言うべきだったのは、『エレンを試すような言葉』ではなく、『わかった! それじゃあエレン、私と一緒に逃げましょう!』だったね……(そういうのは男から言って欲しかったのかもしれんけどさぁ)
『一緒に逃げる』なんて考えてなかったエレンにしてみりゃ、こりゃー最高に『(オレにとって都合の)悪い子』だわ。島にとって『悪い子』には違いないし、エレンにとっても『自分の頼み事(継承回避)』を聞いてくれてることには違いないから、これを拒んだら『どういうことよ!? 私を愛しているから『世界を滅ぼす』って言ったんじゃなかったの!?』ってガチギレされてヘタすりゃ兵団にもチクられ、かと言って駆け落ちを受け入れたら地鳴らししに行けないもんな。
ヒストリアにとっても、こっちのほうがよっぽど『人のために生きるのはやめよう』だったと思うよ……今さらどうしようもないけど。
石井くんはなんも知らんと思う。過去の行いを悔いてせっせと働き、祈りながらお産に立ち会うような男だぞ……少なくとも『無責任野郎』ではない。(お付き合いから子作りまでの期間が極端に短いのはちょっと気にはなるけど)
『継承回避の言い訳に子供使うから協力して』なんて言われたら、むしろ石井くんのほうが『そんなのダメだ! 俺と一緒に逃げよう!』言ってくれたんじゃあ……あれ? もしかしてそっちのほうがよかったんじゃね?
ヒストリア、本気でエレンが好きで、なおかつ『エレンも自分が好きだ』と信じてたのかも。『そう思うな』ってのが難しいくらい、エレン、フラグ立てまくってんだもん……
ところがそれはクリスタ封印解除イベントで、ヒストリアに『エレンは私が好き☆』と勘違いさせたことで最後の封印解除→クリスタに戻ってしまったヒストリアは、まんまとエレンのヒモ女にされてしまったという……なんだよこのナチュラルボーンヒモ男は!? 本人、無自覚ド天然でやってそうなのがこえーわ!
ミカサもそうだったけど、好きであればあるほど『非情な仕打ち(私が1番大事だから『世界を滅ぼす』と言ったわけじゃなかった)』を受けた時のショックはでかいから、ショックのあまり怒りを通り越して思考停止しちゃったかなぁ……エレン的には『ヒストリアが勝手に期待した』のかもしれんけどさぁ。(まさにヒモ野郎)
そういう意味では、ミカサやヒストリアを始め、敵も味方もそうじゃない人、そして我々読者も、エレン・イェーガーさんを『自分の都合のいいようにしか見ていなかった』のかもしれない。
やっぱ本気でヒストリアのことを想ってくれていたのは104期ユミルの姐さんだった。
104期ユミルはエレンの始祖パワーを見て、『あの力があればヒストリアを守れる!』と思ったから、ヒストリアを残してライナー達のとこ逝ったというのに、あんたって子は……!
これは104期ユミルの姐さんが浮かばれない。そして104期ユミルが伝えてくれたことをエレンに伝えられなかったヒストリア、こっちも一生重い十字架背負って生きていくしかない……
まさか、ホントに期待しちゃダメなヤツだったとは……
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それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ
次回のヒモ被害者は始祖ユミルちゃんです。
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