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進撃の巨人124話氷解 アニ復活にサシャの因果とハンジさんとリヴァイの行方考察

考察・予想

第11回進撃の巨人考察、今回は124話です。
まあ、そろそろ来るやろとは思っていたけど、今回は一気に来た感じですね。
あと単行本も発売されましたが、背表紙に兵長ハンジさんの存命確認。まあ、単に死亡とも生存とも判明してないから消えてないだけなんだろうけど。(まさか安否不明のまま2019年終わるとは思わんかったわ……)

第10回考察

それにしても特装版の別紙のほう、予想はしていたけどいつぞやのあらゆる意味で狂った別マガ表紙のアレ来たな……

↑知らん人が見たら楽しそうでなによりな漫画に見えて本編見てる人には狂った表紙にしか見えないアレ

付き合いで渋々混じった感強い ちびっこギャ 兵長、カラーで見るとすげぇ若見えすんな……(そういやこの人、単行本の表紙じゃ血まみれやら影が入ったりやらで、明るいトーンでハッキリ顔書かれてんの珍しいんじゃ……)

個人的な感想を交えた考察や予想です。(基本、原作漫画を元にしています)
今さらなものやよその考察とかぶったりとかそりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2019年12月の124話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。

時系列で並べると、124話はこんな感じですね。

  • 兵団本部地下のアニ、硬質化が解かれる
  • ファルコ、ジャン・コニーに連れ去られる
  • ガビ、重傷のライナーを置いてファルコ救出に向かう
  • コニーが『母ちゃんに食わせる』とファルコを連れ去る
  • カヤ、ナイル巨人に襲われるも、ガビのミラクルシュートで巨人撃破。ガビとカヤ、和解へ一歩前進
  • 兵団支部の義勇兵と訓練兵を巨人が襲撃。シャーディス教官を始めとする兵士達による巨人無双。ピクシス司令死亡
  • 生きてたフロック、兵団支部に戻る。イェレナに銃を向け『義勇兵集めろ』
  • ガビ、アルミンとミカサにファルコ返還を願う
  • アルミン、アニの硬質化が解かれている可能性に思い至る

でもって、今回の考察はこんな感じ。

  1. グッドモーニング☆アニ
  2. さよなら呑み助たち……
  3. サシャの死因果フルコース最終章
  4. 兵長とハンジさんの行方
  5. 何するフロック? どーするジャン達?

今回は過去考察とかぶってる部分が結構ありますんで、よろしければ過去考察も見てあげてください。

グッドモーニング☆アニ

アニパパから始まったんで来るかと思ったら来ましたね。アニ復活。まったくグッドじゃないモーニングを迎えてますが……(つか、夕方)
でもこの復活の仕方……漫画によくある結晶パキーンで美しく出てくるんじゃなく水浸しのグチャグチャ状態という……なんの水やねん!(逆にリアル)
ひょっとしてあの結晶化、アニ自身もマジで自力で出れなかったんじゃ?
そう考えると、エレンがすべての硬質化解いたのは壁巨人復活と同時にアニを出すってこともあった……というのは考えすぎかなぁ。オマケ程度?
あと、アニの硬質化で出来た結晶、一部、破片が散らばってるってことは、内側だけが液状化→溺れたアニが暴れて倒れて割れたってことやろか……水吐いてるし。

ちなみに124話のアルミンは『すべての硬質化~』と言ってたけど、123話のエレンは、正確には『すべての『壁の』硬質化~』と言っている。
その割に、壁じゃないライナーの鎧やアニの硬質化まで解かれてるってことは、巨人由来と思われる島の地下資源(氷爆石とか)も液状化かもろくなるかして、これから大洪水だか地盤沈下で島崩壊とかせんやろな……あれは巨人の硬質化とは関係ない?(巨人の硬質化で作られた壁と氷爆石や光る鉱石が同じ成分だったら、ハンジさんあたりがとっくに気づいているだろうから違う? でもアニの水晶と光る鉱石は似てる気もするし……)
まさか、エレンにとって『壁以外の』硬質化まで解けてるのは実は予想外ってことはないだろうな? 島の地下資源とは実は硬質化を利用したなにかの封印で、目覚めさせちゃいけないなにかを目覚めさせちゃって島滅びましたエンド。知らんけど。

それはそれとしておはようアニ。まあ、今さらアニに一体何が出来るのよ感がすごいけど。(むしろ二度寝したくなる状況)
むしろアニのほうが『私、これからどうすりゃいいの』で途方に暮れそう。
とはいえ、これでアニがなんの役割もないまま終わるとも思えないんでなんかあるんだろうけど、その『なんか』がまったく想像つかない。

そしてライナーですが、鎧の硬質化は解けても、しばらく巨人化はしてたんですね……つまり巨人強制解除とかはなかった。(エレン放送時の人間体は精神体みたいなもんやろ)
体から蒸気が出てるんで、修復もされてるみたいだし。今頃ジークも修復されてる?
ということは、まだ巨人化能力は奪われてないってこと? まあ、体力的にしばらく巨人化は無理そうだけど。

進撃の巨人124話

進撃の巨人124話[ 諫山創 ]

それにしてもライナーの寝姿って体丸めてるけど、これって実家のベッドが子供用のままだったから、この格好で寝るしかなかったってのもあるんだろうけど……なんか、幼少のトラウマが寝姿に出てるようにも見える。そう思うと、なんか可哀そうだな……
そして、ちゃんとライナーのために食料置いてくガビのやさしさ。
やはりこの子、この時代を生きるには素直すぎたのが悲劇だったんだろうな……平和な時代だったら、困ってそうな人に自分から声かけて助けようとするタイプ(良くも悪くも人を疑わない)。そしてそれがあまりに危なっかしくて放っておけないのがファルコ。
悪い時代に生まれ悪い大人の『教育』のせいで、その『素直さ』をまんまと悪用される。そして、そうやって『教育』された子供達が『大人』になり、また子供達に『教育』し……
憎むべきは『戦争』であって『人』やないんや……(つД`)

さよなら呑み助たち……

今回は、ファルコを助けたナイルさん(3人の娘持ち)にカヤを襲わせガビに殺させるところに上級サディストの仕事っぷりを見た回でした。
まあ、見方によっては、3人の娘を持つナイルさんにとって、娘さん殺し寸前のところで殺してくれたガビは救いの女神だったのかもしれない。もしかすると長女あたりがカヤと同年代かもしれんし。ナイルさん……(つД`)
ナイルさんは切ないけど、一方で、カヤが『なりたいと思っていたお姉ちゃん』をまさにガビがやってくれたことで、ガビとカヤが和解出来たのはせめてもの救いでしょうか。(ガビのスナイパー能力、ホンマ神がかってんな……)
仲良しこよしになるわけでもないだろうけど、カヤは森から出る一歩にはなったんでは。

それにしても、エレン、無垢巨人戻せるんじゃ? と期待したけど、まったくそんなことなかったな。ナイルさんを始め、ピク爺さん達みんな仲間の手で殺さなきゃいけない残酷さ。(巨人化後の姿『あ、あいつだ』とわかるよう描かれてるのすごいな……ピク爺まんまやったけど)
でもって、自分がバラまいたワインのせいで自分が死ぬかもって状況を作っちゃったイェレナ。
『ジーク敗北』を悟った直後に、目の前でミカサに巨人をぶった切られて、酔いが覚めんのかな。『神じゃない』って。(そう考えると、この人って悪酔いしてただけで、シラフだと意外とふつーの人だった?)

兵団支部に群がる巨人、初期の頃はあんなに絶望的なシーンだったのに、今ではバンバン殺せてるあたり、104期の強さもそうだけど雷槍の発明ってすごかったんだな……
『ブレードで削ぐ』だと個々の技術だよりになるけど(そういう意味では玄人向け)、雷槍は事故と刺す場所にさえ気を付ければ、個人の技術差関係なしに、確実で、何より安全に巨人を倒せる。だからアルミン、雷槍メインで戦ってたんだな……(ハンジさんと技術班はもっと褒められていいと思う)
そしてシャーディス教官。ボコボコにされたというのに、そのボコボコにしてくれた教え子達を文句も嫌味も言わず助けに来てくれるの、ホントかっこいいよ……

進撃の巨人124話

進撃の巨人124話[ 諫山創 ]

かつてシャーディス団長にあこがれてたというハンジさんが見てたら惚れ直してたかもしれない。そしてハンジさんにジジイフェチ疑惑勃発して曇るオニャンコ引く兵長、目と頭を輝かせる一部のハゲオヤジ達。(しかし残念ながら、当時はハゲてないしピク爺にあこがれてた様子はないからハゲはちゃうんや……)
まあ、ジジイというより単純に強い人のファンになるタイプなんでしょうかね? リヴァイが初陣で巨人バッサリやってた時もハイテンションで声かけてたし。
しかしリヴァイにあこがれないのはたぶんリヴァイが別次元すぎてそういう生き物枠なんでしょう……もしくは 小さ 近すぎて見えてないのか。(め●か師匠……)

サシャの死因果フルコース最終章

でもってファルコですが。
うーん、そう来たか……って感じですね。最初は壁崩壊で『あぶねぇ!』と単純に助けたんだろうけど、助けてから『あ、敵だった……』と気づいちゃったんでしょうか。
確かに島側からすりゃあ、ファルコ自身がどんなにいい子でも、れっきとした敵サイドの人間ですからね。
そして『巨人化能力を得た=こいつを無垢巨人の誰かに食わせりゃ元の人間に戻せる』となると……コニー的には、そりゃそうなるわな。むしろここで母ちゃん出てこなければ、『もしや毒親だった?』って疑っちゃうくらい。

コニーにしてみりゃファルコは『サシャ殺したガキと一緒にいたガキ』程度の認識で、会話もしたことないからどんな子かなんてまったく知らんし。(レストランで口ゆすいであげたくらい)
それに、来るかどうかもわからない次のチャンスを悠長に待ってる間に、兵士である自分が死なない保証はどこにもないわけで。自分が死んじゃったら、いよいよ母ちゃんの存在忘れ去られ、仮に人間に戻れたとしても独りぼっちだもんなぁ……
なにしろ今のコニーって、サシャがいなくなったことで、胸の内に抱え込んでた悪魔が一気に表に出てきた感じなんですよね。さらに本人もそれがわかっていながら止められないでいるし。(表情に葛藤が見て取れる)
父ちゃんに弟妹(ソニーとマーティンだっけ? 片方、昔ハンジさんが飼ってた巨人と同じ名前やん……)、故郷の知ってる人みんな巨人にされたあげく殺されて(親戚やエレンでいうハンネスさん的な人、友達や仲のいいご近所さんもいたはず)、唯一生き残った母ちゃんもどうすることも出来ずロープで拘束されて4年も放置。しかもその原因が、仲間と信じてたライナー達。
精神病んでもおかしくないのに、それでも表向きだけでも陽気に振舞えたのは、仲間やサシャがいたから。(むしろ健気すぎるよコニー……)
しかし、またしても仲間と思っていたエレンに裏切られ(コニー的には)、あげく、心の支えであったサシャがガビに殺されて。(しかもその死を、原因作ったエレンに笑われ)そら、どんな陽キャラだって闇落ちすんのはむしろ当たり前でしょう。たまに村に帰る時も、サシャが励ましてくれてたのかも……

一方で、ガビ的にはファルコは大事な人だからなんとしてでも助けたいけど、コニーの母ちゃんを巨人に変えたのがマーレで、さらにコニーの大事な友達(サシャ)を殺したのがガビ本人。ガビ一人だけが悪いわけじゃないけど、コニーを責める資格なんてないと理解してる辺り、ガビもわずか半日で成長したな……(これがまだニコロみたいな仇討ちなら『代わりに私を殺して!』出来るけど、今回はそうもいかない)
これはまた……因果が美しく応報してきた感じですな。しかもガビ本人にではなく、だいたいファルコ(作中神ランキング上位)に向かうというのがまた……(『悪いことをしたら悪いことが返ってくる。しかし、やらかしたあなた自身に返ってくるとは限らない』の典型。『人を愛せる人』にはこれ以上ない応報だよねこれ……)

サシャの死による因果のフルコース、前菜ニコロ、メインカヤを完食しておなかいっぱいと思ったら、締めのデザート・コニー登場。(しかもショベルカーで作られたような大量のお料理の後でお菓子の城がお出しされたようなボリューミーさ)
本日はレストランでお食事会と思っていたのに、とんでもないフルコース出て来たなガビ……
でも、ほんの数時間前まで、ガチでガビを殺そうとしたニコロとカヤが、今では『巨人を殺したのは俺』『一緒に暮らす家族』とガビをかばったんだよね。ブラウス夫婦の浄化パワーすげぇ。(あと、兵士の『白昼夢見た?』の質問にイエスしてるんで、ブラウス一家もユミルの民の模様)

進撃の巨人124話

進撃の巨人124話[ 諫山創 ]

もしかすると、今、一番コニーを止められるのは、憎しみの連鎖を自らの力で断ち切ろうとしているブラウス一家とニコロなのかも。ブラウス一家にとってファルコはもう家族だし、サシャを失った悲しみはコニーと同じかそれ以上のはず。あと一歩のところでカヤまで失いかけたしな……(カヤのピンチに発狂するサシャパパに、血のつながりの超越を見た)

コニーも、意識が戻ったファルコと何かしら話をして、弟妹のことを思い出してとどまってくれるといいんですが。村までどれくらいかかるか知らんけど、夜なら母ちゃんも食ってくれないだろうし。(あ、でもジーク産巨人は月が出てりゃ動いたわ……今日が新月ってことはない?)
なにしろ母ちゃんにファルコ食わせたら、やはりコニーも因果がめぐってどこかで死にそうなんだよなぁ……少年漫画的にもキツいわ。(この状況でどう死ぬんという気もするけど)

それにしても、ジャンコニーが捕まえたのがファルコじゃなく髭面お兄ちゃん(※だいたいの元凶)だったら、誰も心を痛めることなく『よかったなコニー! 行ってこい!』と見送れたろうに、ファルコっていうのがまた悲しい……(『自分が死んでも泣いてくれる人はいない。むしろ喜ばれる』ってことに、ジーク気づいてるかな……)

でもガビにここまで因果の応報が来ちゃってるとなると、元凶である髭面お兄ちゃんはもちろん、これから大量虐殺するエレンにも相応の因果が行くような。
エレンの因果の応報先として一番ふさわしいのが『大事』と言っていた104期達なのは間違いないわけで。(一足先に行ったのがサシャで続いて兵長ハンジさん)
島の外の敵皆殺しにしている間に、島の中のもめ事で、

フロック「お前忙しそうだったから代わりに俺がやっといたゾ☆」

と、一番守りたかった人達を自分が利用したヤツらに全滅させられてた……って、最高の因果応報じゃん。(真の敵は内側にいたでござるの巻)
その流れで行くと、ヒストリアもお産で死んじゃいそう。(死産か両方逝くか)
ンなことになったらエレン、ショックでフロックだけじゃなく島も自分で滅ぼすかも。世界に対する因果の応報先としては、104期だけじゃ足りないもんな……(まあ、フロックにやられる104期ではないだろうけど)
髭は知らん。

兵長とハンジさんの行方

前に、ハンジさん考察の回で、『キヨミ様に助けられる』の他に『マーレに捕虜として捕まる』可能性もちょろっと書いたんですが……

……あれ? ひょっとして、ガチでマーレ捕虜ルート説浮上してきた?

進撃の巨人29巻

進撃の巨人 (29)[ 諫山創 ]

コルト兄ちゃんが言ってた『南に撤退時の飛行船が~』を、今回、ライナーも言ってるんですよね……このセリフを意味深に捉えるのは、果たして考えすぎでしょうか?(『キヨミ様の飛行艇に助けられる』だと、空から2人を視認するのは難しいだろうし……)
つまり、撤退用の飛行船はウォール・マリアの外側で待機中。お兄ちゃんの投石からは免れている、と……(歩兵の回収を考えると、壁からそんなに離れてないはず)
ジークやフロック達の登場がウォール・マリア外側の壁だったから、兵長達がいたのもマリア外側の森と思っていいだろうし。川も海のある南に向かって流れてるだろうし……もし、飛行船が川沿いに停泊してて、マーレ兵が偵察のため周辺をうろついてたら……あっ。

まあ、捕虜ならむしろ死なすわけにはいかんから、応急処置くらいしてくれるでしょう。捕まったにしてもほんの数時間で、なによりトップが常識人のマガトさん。戦闘中で忙しいだろうから、閉じ込める程度でひどい目には遭ってない……と、思う。思いたい。
一番ややこしいのは、川ではぐれる・マーレ兵に気づいたハンジさんがリヴァイを残して自分がおとりに捕まるといった感じに、ハンジさんか兵長、どっちか片方だけがとっ捕まるパターンですが、それだと連載伸びちゃいそうだからさすがにないか……(あっちこっちでイベント乱立しすぎ)

となると、気になるのがピークちゃんとマガトさん。
今回出てこなかったわけですが、123話、122話見ても生きてるのは確か。(フロックでさえ生きてたし)
硬質化は強制解除されたけど、巨人化は強制解除されてなかったってことは、ピークちゃんも巨人体のまま逃げ延びているはず。
もしかするとマガトさん救出して、一足先に撤退用の飛行船に戻ってるんでは?

髭面野郎さんと一緒に。

パラディ側ならともかく、マーレ側としては現状をなんとかしなきゃいけないから、とにかく情報が必要。
となると、こうなった原因であるジークは、殺すよりもとっ捕まえて、なんとしてでも情報を聞き出さなきゃいけないわけで。(エレン巨人化の爆発で死んでんじゃね? 説もよく聞くけど、生きてると思うんだよなぁ。因果の応報だって足りてないぞ!)
そして飛行船にお持ち帰りされたら、まさかの兵長と感動の再会。(感動しすぎてちびるどころかショック死すっかも)
諜報活動してたピークちゃんなら、ハンジさんが団長なこともすぐ気づきそうだし、兵長もアッカーマンのことについて初めて知るかも。
そしてマガト元帥とハンジ団長がご対面ということは、実質、マーレとパラディのトップ対談が実現ってことなんですよね。ピク爺さんの死はまだ知らないはずだけど、巨人になっちゃったことはすぐ知ることになるだろうし。(実質、ハンジさんがパラディのトップ状態)
ハンジさん的には、マーレサイドのトップと話が出来るというのは願ったり叶ったりじゃないでしょうか? マガトさん、シャーディス教官と似てるし。(川流れで眼鏡なくして見えないか……)
マガトさん的にも、軍壊滅で散々な所に、パラディのトップとアッカーマンが手元に転がってきたってのは不幸中の幸い?(通常の戦争ならデカいカードだけど、現状、兵団は壊滅しちゃって団長の肩書きも無意味だし、エレン相手には通用せんだろうけどね)
さすがのジークも、グリシャのおとんパワーに浄化され、進撃のミラクル始祖パワーにボコられ、そしてすべてのブーメランをキャッチ失敗し、いい加減シラフに戻ってそうだし。
兵長も年をまたいで川流れで頭も冷えただろうから(まさか川流れ1周年記念で復活なんてことはないだろな……)、ジークを間に挟んで今こそ腹を割って話合いの時か?

【おなかをわった たのしい おはなしかいの図】
      車力
     ↓↓↓
 元帥→→→髭←←←団長
   ↑↑↑↑↑↑↑
   アッカーマン

※矢印は圧の力です
※発言を誤ると、アッカーマンさんがリアルに腹を割ってくれるオプションサービス付き

まあ、この状況で何話せばええねんという謎はありますが。
今のマーレにしてみりゃ、この二人を人質にしようが殺そうがただの腹いせ程度にしかならないお辛い状況だし、ハンジさん的にもガチ地ならしが始まった今、何もかも手遅れ感がすごい。(むしろレベリオ襲撃の時点ですでに詰んでる)
もはやこの方達に出来るのは、『これまでのお話』と『アッカーマンの謎』、『道』のおさらいタイム? 読者的にもこんがらがってそうだし……
そしてポイントとなるのが、知性巨人のピークちゃんと王家の巨人のジーク、アッカーマンであるリヴァイ(ジーク汁摂取の可能性あり)、巨人研究者のハンジさん、タイバー家(戦槌)の情報を持ってるであろうマガトさんがそろったことですかね。(27巻でエレンが戦槌食ったことをわざわざハンジさんに言ってたのが気になる。エレン自身は戦槌の記憶見てなさそうだし、ハンジさん達はタイバー演説聞いてないし。戦槌の情報に何かヒントがある?)
『道』やユミルちゃん、さらにアッカーマンや戦槌の情報を得て、巨人化のメカニズムと、巨人化しなくなる方法の解明とか?
……でもやっぱガチ地ならしが始まった今、それらが解明されたところでなんの役に立つねん感すごい。

ハンジさんは巨人というのが『言葉の通じないただの化け物』としか思われてなかった頃から、『理解しよう』とあれこれ試してた人だから、目の前にいる『立場上敵ではあるけど言葉の通じる人間』に望みを持ってるはずなんだよなぁ。前回考察のアニメ3期最終回のアイキャッチ、やっぱハンジさんだと思うんだ……(エルヴィンとハンジさんの違いは、ある程度答えを予想していて、その『答え合わせ』をするのがエルヴィン、『答えのない答え』を求めてあがき続けるのがハンジさん)
今の状況で話が出来たところで何が変わるんだとは思うけど、なにかしら突破口を見つけて欲しい……

何するフロック? どーするジャン達?

それにしても、もし兵長とハンジさんがマーレにとっ捕まってたとしたら、キヨミ様はどうやって登場すんのやろ……地ならしが突然始まって、とにかく現状を確認しようと飛行艇で慌てて飛んでくる? (キヨミ様にしてみりゃ、朝まであった兵団が今では壊滅状態とは思わんだろうし)
この調子で行けば、123話の考察で書いたみたいな事態になりそうなんよね。

進撃の巨人124話

進撃の巨人124話[ 諫山創 ]

フロッくんがイェレナに銃突きつけて『義勇兵集めろ』『拘束する』ってもうそれしかないやん。
そこにキヨミ様がやってきたら、当然そちらもとっ捕まって……あっ。

なにしろ島外滅亡したら、貿易だのなんだの関係ないもんね……むしろ『貿易』と言えば聞こえはいいけど、言い方を変えれば、ヒィズルはパラディの資源を『搾取』するのが狙いだし。(だから他国との貿易を許さなかった)
やはり、フロックくんは島のユミルの民以外皆殺しやろな……問題は、それをジャン達が黙って見ているかってことなわけですが。
特にジャンは、フロックには銃突きつけられて拘束されたりハンジさん連れ去られたりいい感情持っていないのは確か。(フロックなりの考えあっての行動と理解はしているだろうけど、やり方)
何より『自分がなっていたかもしれない姿』を見ている気分なんでは?(亡きマルコの『弱いから人の気持ちがわかる』の悪い面が出たのがフロック(弱いからどんどん堕ちてった)。良い面が出たのがジャン(弱いから強くなろうとあがいた))
こうなると、やはり123話考察で書いたように、ジャンはフロックと対立やろな……

そしてシャーディス教官ですね。
教官にしても、かつての教え子が、これまで島のために尽くしてくれた義勇兵達を皆殺しにするのを黙って見ているでしょうか?
たしかに『島を救う』という意味では、将来の不安要素排除は『正解』でしょう。しかし、それがどんなに正しくても、そこに『義』がなければそれは『正義』ではない。だからヒーローは苦悩するんだけど、この子迷いゼロすぎて嫌われキャラに……いや……むしろ好きだな。(芸術家視点)
島的には正しい行動取ってるフロックにモヤッとするのは、その辺が原因なんだと思うよ……

なんかここでフロック、訓練兵をまた焚き付けそうな気がするけど、果たしてちょっと前と同じように行きますかね?
特にスルマくんは登場時は完全に酔っぱらてたけど、巨人に食われかけたところを自分がボコった教官に助けられてすっかり酔いが覚めてそうだし。(これで更生しなきゃ人として終わっとる)
ここでフロックがエルヴィンの悪魔っぷりを引き合いに出して語ってくれそうな気がするけど、エルヴィンのことはシャーディス教官のほうがずっとよく知ってるんですよね。(シャーディス教官の人物評価能力の高さはピカイチだし、エルヴィンだって人に見せないだけでかなり苦悩している)
髭面お兄ちゃんじゃなくても『お前モテねぇだろ。勝手にエルヴィンのことわかった気になってんじゃねぇよ』とキレてくれそう。(そう考えると104期って、エルヴィンが団長としてスゲー人だと理解はしてても、エルヴィンという『人間』のことはまったく知らないと言っても過言じゃない)
これも以前、フロックの回で考察したけど、フロック、今度は自分がリンチされて死にやしないかな……まさに順番。(まあ、教官がいるから死ぬ前に止めてくれるか。訓練兵は調子が良すぎるけど、教官なら『若気の至り』で、頭突きと今後の訓練が1.5倍の厳しさになるくらいで勘弁しそうやな……『今後』があればだけど)

そしてアルミンとミカサはどう動くか。
ミカサのほうは、ジャンと一緒にフロックと対立して義勇兵やキヨミ様達を守りそうな気がするなぁ。
ここらで、兵長とハンジさんの安否についても出てきそう。フロックのことだから『勝手に死んだ。オレナニモシテナイヨー』とか言いそうだな……
兵長考察の回で『兵長のトコにワイン送りこんだ若いの』にルイーゼが含まれてんじゃね? と書きましたが、この辺で判明しそうな気がします。ルイーゼも今回、1コマだけ登場してるし。
もし関わってたとしたら、巨人の相手しながら『自分が用意したワインで兵長達もこんな感じに……』と思ってたりして。
そして来月・再来月号あたりで罪悪感からワインの件をゲロってミカサに〆られたりして。(そして兵長が親戚かもと気づくのもこの辺になる?)
フロック的には、ザックレーさん、ピク爺さん消えた今、最後の団長であるハンジさんと側近の兵長の死亡を確認してようやく兵団潰し完了で、『新生エルディア帝国復活じゃあああぁ!ヽ(°∀°)ノヤッタネ』出来るわけですし。もう他の『国』は亡びるのに『国作る』ってのも変な話だけど。(そう思うと『国』って『外国』があって初めて意味を成す概念なんだね……『他人』がいて『自分』を理解するみたいな)
この子、ハンジさんも兵長も消す気満々にしか見えないのよね……思想面でも分かり合えそうにないし。(事実、銃向けてるし発砲もしてる)
やはりミカサが兵長とハンジさん殺そうとした輩を放置するわけないんで、ミカサはジャンと一緒にフロック率いるイェーガー派を〆る側に回るやろなと思う。(イェーガー派も大半死ぬか酔いが覚めてガタガタになってそうだけど)

そしてアルミンはエレンを止めたいとは思っていそうだけど、実質、止める方法もなければ止めちゃったら自分達の危機で、すげー揺らいでそう。
そんな中で今出来ることと言えば、目の前のガビの相手でしょうか。レストランで交流経験ありだし。
しかし協力しようにも、先ほど書いた通りコニーを止める理由がない……と思ったんですが。ブラウス一家も『ファルコ助けて!』と訴えそうだな。アルミンも、いくらマーレの戦士候補生とはいえ、まだなにもしていない子供食わせるのは心が痛むだろうし、ライナー達との遺恨を生むし。(港吹っ飛ばした時のこと思い出して苦悩しそう)
そしてここで『アニの結晶化が解けてるかも』ということに考えが至っている点に注目。
もし、アルミンがガビやブラウス一家の訴えを聞き入れ、コニーを止めるとしたら、その説得方法は、

ファルコやのーてアニ食わせようぜ。

しかない?
実際、アニのほうが殺されても文句言えない立場だし、長年安否不明でマーレサイドは『死んでる』と思ってそうだし。(ここにライナーがいりゃあ自分が食われるのを買って出るだろうに、なんか色々惜しまれる)
いや、実際食わせるかどうかは置いておいて、時間稼ぎにはなるんでは? 
つまりアニ思い出したの『頭ベルトルトだから』は作者のフェイクで、ゲスミン成分が仕事した?
もしくは、コニーの件はブラウス一家とニコロに託して自分はVSフロックに回る? でもブラウス一家が今からコニーに追いつけるかな?(サシャパパは乗馬プロだろうけど、ニコロは乗馬経験なさそうだし)
なんとなくアルミンはコニーのほうに向かいそうな気がする……これまで散々人を説得しようとして結局説得出来ないでいたし、ライナー戦でも軍港ドッカンでも『仕方なかった』で打ちひしがれてたし。コニー説得出来ないんじゃあ、エレンの相手なんてとても無理やで……
もしくはみんなでフロックの件片づけたのち、キヨミ様の飛行艇でラガコ村に先回りか? ミカサの頼みなら、キヨミ様も断れないだろうし。

これまでエレンやフロックに振り回されっぱなしだった104期やハンジさん達のターン、そろそろ来るか? ターン回ってきたところでどうすんのかまったく予想つかんけど。
次回、『母を訪ねてラガコ村』、『ジャン覚醒! 愛なき正義に鉄槌を! ~てめぇらの血は何色だ~』、『新年最初の髭削ぎ祭り2020! ~放課後ティータイムは髭の味~』の豪華3本立て来るか!?

知らんけど。

第10回考察

第12回考察前編

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