進撃の巨人135話天と地の戦い感想と考察 アルミン株下落。始祖ユミルの戦闘能力
進撃の巨人135話『天と地の戦い』感想と考察。アルミン株、乱高下の巻。
今回は実に熱い少年漫画でしたが、相手がえげつねぇ戦い方してきたなぁ……
考察のほうは、1回目アルミンとユミルちゃんの戦闘能力、2回目ミカサちゃん達他メンバー、3回目ユミルちゃんで3回に分けて更新してこうと思います。最近アルミン多いなぁ……
よその考察とかぶったりとかそりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2020年12月の135話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。
【悲報】アルミン株、クセ強銘柄だった
おまっ……134話と33巻の表紙でかっこよく主人公になって読者の涙をちょちょぎらせておきながら、さっそくとらわれの姫になるとは何事か……!
うーむ、株価が一気に上がりすぎて、反動で急下降したか……
午前中、株価がめっちゃ上がって、「うおおおお!」した午後、上がった以上に下がった時の「うおおおお!?」に似てる……
しかもまさかのでけぇ舌で絡め取られるプレイとは……アニメで放送できんのコレ? 大丈夫?(ベ●リンガのしたでなめるこうげきならかわいいが、これは……)
先生、またなんか読者の新たな性癖の扉こじ開けようとしてる……(アルミン的にはおっさんの件といいヘンなトラウマになりそう……)
エレンと始祖ユミルちゃん、はじめての共同作業☆
そして獣フィッシング、仕掛けたのはエレンさんじゃなくて始祖ユミルさんでしたか……なんという凄腕アングラー。(もはや入れ食い)
まさか、操縦担当がエレンで攻撃担当がユミルちゃんだったとは……
この『抵抗』が『始祖ユミルちゃんの意思』ということは、やっぱエレンさん、ユミルちゃんに操られてない?
エレンは一貫して『ヒストリア犠牲』を拒んだわけだけど、それってヒストリアを含めた仲間達が『大事』だからなわけで。
そのアルミン達をエレンが殺したら本末転倒なんですよ。だからアルミン達は、エレンを信じて、一旦、始祖の巨人の上に降りたわけで。
にもかかわらずガチ攻撃してきたってことは、それはやっぱりエレンとは別の誰かの意思。
以前は『ジークに操られている?』と疑われていたエレンさんが、それよりもっと上のに操られていたとか……
アルミンに『操られてんのお前だろ』ゆーてたけど、あれ、エレン自身が『何かに操られている』自覚があったからこそ出てきた言葉なのかもなぁ……
『お前達が大事』は嘘偽りのない本心だろうけど、『これから自分がすることを正当化するため』の『言い訳にも使った』とも言えるんだよなぁ……
はりきりユミルちゃん、本気出す~私に勝つなど2000年早いの巻~
獣もアレだったけど、歴代の継承者仕掛けてくると誰が思ったろうか……(ピークちゃんがすぐ気づいたのは、前の継承者を見つけたかな?)
こんだけ作りまくるとか、ユミルちゃん! いや、ユミルさん! 張り切り過ぎぃ!
これはアレだ。序盤のボスがラスダンで雑魚として一斉に再登場するアレ!
しかしプレイヤー側の戦力は序盤よりダウンしているという……(サシャ、ハンジさん退場、兵長重傷……)
これまで、命じられるままに巨人作ってた子が、初めて自分のために巨人作るわけだから、まあ、張り切っちゃうのは仕方ないとして。
それにしても、あのー。華麗な釣り技術といい、仲間が離れたタイミングで完璧な不意打ち食らわせたことといい、伏兵をガッツリ仕込んどく点といい、奴隷にしとくのが惜しいくらい戦上手すぎやしませんかね……?(甲斐の虎も越後の龍もビックリだよ!)
こんだけ始祖が圧倒的すぎると、ここで逆にアルミン達があっさり全滅したら、フロックらイェーガー派の皆さま、ただただ『余計なことしただけ』ってことになんない?
あんたら無理に戦わんでよかったやん……『まー、せいぜいがんばれよー』と見送ってもよかったくらいだよ……(『負けフラグ』がフラグにならない強さ)
え? でもこれ、まさかアッカーマンと同じで、ユミルちゃんも過去(ある意味未来?)の巨人継承者達2000年分の戦闘能力蓄積してんの? 『かわいそうなヒロイン』と思わせといて『歴戦の猛者』じゃねぇか……!
アッカーマンが生まれてどれくらいかは知らんけど、せいぜい数百年ってとこでしょ?
一方、相手はエルディア2000年の歴史。
これはアッカーマンもピンチだ!
ユミル「私の戦闘能力は2000年分です」
割と自由なユミルちゃん、お外を満喫
ラムジーくんの時もそうだけど、ユミルちゃん、座標の世界から出てきてますね。
これってエレンと入れ替わったってことなのかな……エレンの本体は意識なさそうだし。エレンを座標に置いとくことで、外に出られるようになったんだろうか?
でもアルミンに姿が見えてるってのは、巨人継承者だから? それともユミルの民にはみんな見えてるの?
でもスクカーではエレンしか見えてないぞ!(スクカー混ぜんな)
にしても、ミラクル始祖パワーを持ってすればこんだけ巨人作れますよってことは、わざわざ人を巨人化させんでもよかったんじゃあ? って気もするけど、ここの巨人はみんな始祖の巨人と体が繋がってるんだよなぁ。
それぞれ独立している壁巨人くんは、やっぱり中に人入ってそうだね……
アルミンは何を捨てる?
やはりアルミンにとってエルヴィンは大きいようで。
これは『友情』を捨てて『真理』を取ろうとしてるってことでしょうか?
でも『希望』って一番捨てちゃアカンやつでしょ。『希望』は燃えるゴミか? 燃えないゴミか? 不法投棄は許しませんよ!
断捨離は『今より暮らしを快適にする』ためにやるのであって、『捨てるため』に捨てて暮らしが不便になったり、『捨てちゃいけないもの』まで捨てて家庭壊したら本末転倒なわけでして。
たしかに『捨てなきゃ変えられない』は正しいけど、『捨てる理由』が『あきらめ』ってどうよ?
アルミンはエルヴィンのことを『大切なものを捨てられる人』と思ってるようだけど、でもそれ、『アルミンが勝手にそう思ってるだけ』なんだよなぁ……(詐欺師・エルヴィンに一番騙されてるのアルミン?)
エルヴィンは『自分の夢』という『非常に人間くさい理由』でずっと戦ってたし、『夢と希望』は『次』に託しただけで捨ててはいない。ハンジさんがアルミンに託したのは『調査兵団』だけちゃうぞ。
アルミンだって、一度自分の『命』を捨てたけど、『夢』はエレンに託したジャン……
ここでアルミンが『希望』捨てたら、壁の王とユミルちゃんと『同類』になっちゃうよ……(壁の王が引きこもったのは『希望』を捨てた結果。ユミルちゃんがマジで人類の死滅を望んでるとしたら、それも『希望』を捨てた結果)
化け物を上回るために自分も化け物になって、それで勝てても『人類の勝利』とは言えないんよね。アルミンも『可能性のひとつ』と言ったし。(アニメ一期最終回のジャンとアルミン)
ホントに『人間性捨てた人』は、目の前で何が起ころうと『なにもしないしなにも感じない人』でしょ。(人々を『先導する』のが悪魔。人々に『何もしない』のが神様)
人殺しまくれるのも人間だし、自分を犠牲にしてでも人助けが出来るのも人間だし、見て見ぬ振りして逃げ出すのも人間なんだよなぁ。
『人類を救うのはオレでも団長でもない』ってことは、アルミンは『エルヴィンとは違う選択』しなきゃいけないってことだよね……なのにアルミン本人は『エルヴィンみたいになろう』としてるし。
アルミンがホントに捨てるべきは『エルヴィンへの思い込み』なんじゃあ。
アルミンを連れ去ったヤツ
それにしても、一番あきらめが悪いのってエレンだったはず。
そのエレンが未来の記憶に従ったのは、『抵抗するのをあきらめた』と取れるけど、一方でアルミンを『お前らは自由』と突き放したことが『未来の記憶』に対する『せめてもの抵抗』だったとも考えられるし……
アルミンが『自分だけ飛び降りていきなり巨人化で吹っ飛ばす』をエレンが想定してたら、最初からもっと大量の巨人を出して『背中に降りさせない』とかやっても良さそうなんですが。
アルミンなら『一旦背中に降りる』と信じてた?
んー、じゃあ、アルミンを連れ去ったのってエレンなの?
エレン本体はピークちゃんがにらんだ通り頭のほうにあって、そこから遠ざけたとも考えられるけど、実はエレンの本体はおケツのほうにあって、自分の本体にアルミンを近づけたとか?
いや、でも巨人作って操ってるのはユミルちゃんだし、違うかなぁ……エレンの願いが『オレを殺してくれ』なら、アルミンの巨人化を邪魔する必要はないはずだし。
すぐ殺さないのは、単に巨人化を警戒して傷つけないようにってだけかもしれんけど、でも巨人作って納品するのはユミルちゃんでしょ。そりゃたしかに、133話でエレンは『お前らの自由は奪わない』と言ってはいたけど。
それとも、巨人化だけはユミルちゃんも拒否出来ないの? その辺は一体どういう仕組みなんだ……
なんにせよ、アルミンはガチピンチになってからが本番。
半分、ベルトルト
そして『影薄いキャラ代表』だったはずのベルトルトが、ここで存在感出してくるとは。
右目から涙流してるけど、アルミンが継承直後に見た時も、巨人状態のベルトルトが右目から涙流してましたね。
ここは『右目』ととらえるべきか『半分』ととらえるべきか……別にベルトルトには、目にまつわるエピソードがあったわけでもないし。となると『半分』の意味が強いのか?
ベルトルトと言えば、シガンシナ戦で『こちらの要求は壁中人類死滅』と宣言したんだよなぁ。
それを拒んでベルトルトと戦い、食ったのがアルミン。
で、現在。島の外と中が入れ替わっただけで、かつてベルトルトが願った『人類死滅』が叶えられようとしているという……
でもそれって『戦士としての使命』がそうさせたのであって、『本来のベルトルト』はそんなこと望んではいなかったわけで。
だから『半分』なんでしょうか?
『痛い痛い』言って涙を流してたのが『本来のベルトルト』で、もう半分は『戦士としての使命』を背負ったベルトルト。
ライナーは精神分裂しちゃってたけど、ベルトルトだって、ただのベルトルトと戦士のベルトルトの二面性持ってたし。そういう意味では『半端もの』とも言える……そもそも『巨人であり人間』ってのがすでに二面性なんだよなぁ。
なんか今のアルミンですね。巨人でもあり人間でもあるし、『団長としての使命』と『ただのアルミン』との間でも揺れている。
ここでベルトルトくんが出てきたのは、単なる走馬灯なのか、アルミンを奮い立たせるためなのか、助けを求めているのか……アルミンはベルトルトの命も背負ってるんだよね。
エルヴィンやハンジさん達、仲間の命だけじゃなく、戦ってきた敵の命も背負ってんだから、しっかりせなあかんでアルミン!
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