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機動戦士ガンダム水星の魔女第20話『望みの果て』感想と考察 逃げたノレアとエラン5号の真心

機動戦士ガンダム 水星の魔女 アイキャッチ

機動戦士ガンダム水星の魔女第20話『望みの果て』感想と考察。
今回は勘違い男・シャディクくんの元から低かった好感度が大暴落、対してグエルくんとエラン5号くんの好感度がにゅるにゅるうなぎ登りの回でした。ただ『ガンダムの呪い』で不幸なカップルが生まれてしまったお辛い回でもありましたが……

  • 個人の感想と考察です
  • ガンダム知識はにわかなので『熱いガンダム談』は期待せんでください

シャディクの勘違い

あ、やっぱ地球のテロ、グエルくんがやったと勘違いしてる……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

でもその『勘違い』が出来ることが、『自分が犯人』って言ってるようなもんだよなぁ……
しかも怒ってる理由が『大勢のアーシアンが●されたこと』じゃなくて『ミオリネをテロに利用した』ってことなのが、とことん自己中で命を軽視してんだなって……(こいつ絶対地球救う気ないだろ)
誤解が解けて『え? じゃあアレやったん誰?』ってなるのは次回か。

それにしてもグエルくん……! 『証拠押さえんのが先』って散々言ってんのに突撃しちゃうの『おバカ系熱血主人公』かな!?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

嫌いじゃないぜそういうトコ……

まあ、どのみちシャディクくんはやる気満々だったし、本人の自白得られたから、結果オーライかもしれんけど……

シャディクくんって、自分の正当性を主張するために相手の悪事をグダグダ語って罪悪感抱かせようとし、『オレはオレの罪を肯定する!』なんて一見かっこよさげな言い回ししてるけど、超わかりやすく要約すると『ボクがこんなことしなくちゃいけないのはみんなおまえらのせいだもん! だからボク悪くないもん!』だよね?

モラハラDV野郎の手口……!

おまえ絶対『オレに背負わなきゃいけない罪などない!』と思ってんだろ……

たしかに大人が悪いっちゃあ悪いよ。
でも同じような境遇でも『復讐』に逃げなかった子もいるのは事実なんよ……ニカがそうだし、前回出て来たセドくんもそう。
『環境』が悪くても、その上で『どういう選択をするか』は、結局『自分の責任』のはず。

『されたこと』と『やったこと』は別問題。
シャディクくんが大人に利用されたことはシャディクくんの責任ではないけど、『その上でやらかしたこと』はシャディクくんが選択して行った以上はシャディクくんの責任。
なのに、その『罪』を他人になすりつけようだなんて、それは責任を放棄して罪から逃げてるだけ。

逃げ得は許さない。グエルくんの『オレもお前も、自分の罪は自分のもの』という、罪と立ち向かう覚悟の言葉はかっこよかったよ……
とりあえずシャディクくんは、セセリア譲のおみ足の元で散々罵られりゃいいと思う。

奪うシャディク、与える地球寮

シャディクくん、すげー大人ぶってるけど、中身学習能力のない自己中な子供だ。
『力がなきゃなにも出来ない』は事実なんだけど、『力』ってのは『奪い取って得るもの』だと勘違いしてる。

だってあなた『力がない』はずの地球寮の子達に敗北してんじゃん。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第9話 あと一歩、キミに踏み出せたなら

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第9話 あと一歩、キミに踏み出せたなら

この子達は、誰からも何も奪っていない。むしろ『与えること』で手に入れた。
最初は身内だけで固まり、被害者面してスペーシアンと距離を取っていたのに、スペーシアンであるスレッタを受け入れたことをきっかけに、ミオリネ社長の元で『医療で人を救う』会社を作ったり、立場関係なしに人を助けたり、罪と向き合おうとしたことで、ジェターク寮、ブリオン寮からも『信頼』を得て、新型の機体まで貸してもらえた。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

この子達は『自分が変わること』で周囲を変えた。
その結果『か弱い存在』だったはずの子達が、人を助け、守る側になっている。

一方『力を奪う』と言ってるシャディクくんは、『変わらないお前らが悪い』『オレの気持ちがお前にわかるわけがない』といつまでも被害者面したままで、『奪った代償』として『信頼』を失っている。ミオリネのハートもそうだし、育ててくれたサリウス氏もそう。

シャディクくんと同じように『奪うこと』に走ったノレアは、最後は『自分の命』を奪われた。『被害者面すんな』とニカを責めてたくせに、自分が一番『被害者面』してた。
シャディクくんも事件の真相が明るみになって、これまで築き上げたもの全部失うだろうし、スペーシアンとアーシアンの対立関係深くしただけで、結局何も変えられないんだろうね……

グエルVSシャディク、勝負の行方

さて、そんなシャディクくんですが、真っ向勝負を好むグエルくんが嫌いだったようで。

素直に『お前がうらやましかった』って言やぁ、ちょっとは好感度上がったろうに……

シャディクくんて、養子という立場もそうだし、議会連合も背後についてるしで、子供らしいワガママすることも、落ちこぼれることも負けることも許されなかったんやろな……だから『卑怯な手』を使ってばかりだった。
でもその『卑怯な手』を使うのも、シャディクくんにとっては『人のせい』だった。『守るべきもの』への『責任』を果たすために、自分のプライドを捨てて『卑怯な手』を使ったグエルくんとは違う。

そりゃあ人のせいにばっかしてる甘ったれボウヤが、『罪』を背負ったグエルくんに勝てるわけがねぇ……!

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

しかも怒りに逃げたりせず、仇であるはずのシャディクくんを助けちゃうし。これはヒーローや……

厳しいグエルと激甘シャディク

結局シャディクくんって『自分に甘い勘違いボウヤ』なんだよ。一期でミオリネ手に入れようとしてた時は、もーちょい大人に見えたんだけどなぁ……

第一、ミオリネから完全に手ぇ引いたんなら、ミオリネのことでグエルくんを責めていい立場とちゃうやん。
『ミオリネの友達として』怒ってるんならまだわかるけど、『ミオリネを汚した』とか、なんで『自分のもの』みたいな感覚で怒ってんの?
いや、そもそも『自分のもの』になったことすらないし、今後なることもないだろうに、ちょっと気持ち悪い……(今のスレッタのほうが、よっぽど立場わきまえてる)

もともと『傑物』としてちやほやされてたのも勘違いを増長させたんだろうけど、シャディクガールズもやることなすこと肯定化してばかりなもんだから、立派なダメ男に育てとる……その『代償』として一緒に地獄に向かってるのに、本人達気づいてなさそう。

肝心のシャディクくんは、彼女達のやさしさや信頼に甘えて、『超ひどいこと』やってる自分を肯定化し、罪から逃げてる。この子達を大事に想ってるんなら、『地獄への道連れ』にしちゃあダメじゃん……
シャディクくんに『総裁暗殺』なんて悪いことの片棒担がせたサリウス氏もダメだけど、シャディクくんも同じことやってる。
シャディクくんは自分に甘かったせいで、サビーナちゃん達を『天使の姿をした悪魔』にした。

一方グエルくんは、父ちゃんが厳しかったし自分にも厳しかった。
グエルパパは約束を破った息子を寮から追い出したし、グエルくんも誰かを恨むこともせず、甘い言葉で誘ってきたシャディクくんも突っぱね、失った信頼を取り戻すべく、己を厳しく律した。
もし父ちゃんをあやめた直後に出会ったのが『あれは事故みたいなもんだよ☆』『キミは悪くないんだよ☆』なんて言ってくれる『やさしい人』らばっかだったら、その『やさしさ』に甘えて逃げたかもしれない。だけど待ち構えていたのは少女の罵倒。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 父と子と

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第15話 父と子と

シーシアは、まあ、『八つ当たり』自体は褒められたもんじゃないし、そのせいで命落としたようなもんだけど、結果としてグエルくんの『退路』を塞いで『立ち向かう』選択をさせた。
シーシア自身は『悪魔』だったのかもしれないけど、グエルくんに『罪と向き合う責任』を芽生えさせた『厳しい天使』でもあったなぁ……

にしても、ダリルバルデ爆発しちゃったけど、これは例のガンダムにグエルくんが乗るフラグかな……

そしてサリウス氏、こんな愚か者でも『息子』と呼んであげるのやさしい。
心配してたサビーナさんを始めとするシャディクガールズも、今のところ犠牲者が出なくてよかった。今のところ。(最終回まで油断出来ねぇ……)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

ぶっちゃけ、この子らに『代償の取り立て人』が向かうかどうかはシャディクくん次第と思うんだよね……シャディクくんが反省もなんもせずまたなんかやらかしたら、サビーナ達が『クズ男を育てた代償』支払うことになりそうな悪寒……!
ぶっちゃけ、全員牢屋にぶちこまれてこれ以上余計なことせんまま終了したほうが安全だと思うんだけど、果たして。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

シャディクくんは変な気起こさんと、せめて自分についてきてくれた女の子達にだけは責任果たせよ……

容赦なきガンダムの呪い

前回、エアリアルがテロやってるショッキング映像を見てしまったスレッタですが。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

授業出とんのかーい!

あなた、エアリアルは『家族』じゃないの……?
『家族』が超悪いことに利用されてるんですが……

でもまあ『ただのJK(一応)』のスレッタには、どうすりゃいいのかわかんないか……あの現場に行こうにも一般人じゃ行けないだろうし、行ったところでなんも出来ないし……(むしろ行っちゃダメ)
スレッタって、エアリアルがないとホントただのJKなんだよなぁ……
ニュース画面の向こうでは惨劇が起きているのに、自分トコは通常運転ってのが、なんかリアル。

しかしまさか、ペトラがお節介焼いてくれるとは。
倒れてる人見捨てられずに助けてあげたり、ジェターク寮はツンデレばっかりや……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

でも逃げながら、ラウダくんとのデートプラン語っちゃうとか、やめて! それは死亡フラグよ!
と思ってたらホントに……!?

ラウダくんとペトラといい、エラン5号くんとノレアといい、いい雰囲気になったカップルは必ず死別する……
これが……! ガンダムの呪い……!(別の呪い)

え? これラウダくん大丈夫? だいじょばないよね?
『父ちゃん●したの兄ちゃん』と知ってしまったのもショックだろうに、そこにガールフレンドもって……この子なんか悪いことしましたか……?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

ラウダくん目線だと、お兄ちゃんが帰ってきたことで今回のテロ起きたみたいな感じだし……(グエルくんが帰ってこなくてもノレア解放した時点で起こったんだけどね……)
しかもペトラが巻き込まれたのは、兄ちゃんに呼ばれてデートドタキャンしたせいで……
さらに直前までペトラと一緒にいたのが、ラウダくん的には疫病神の水星女(スレッタ)……

自暴自棄になって、学園テロの原因作ったミオリネ(冤罪)恨んだり、あんなに慕ってたお兄ちゃんや、ペトラの側にいたスレッタに『お前が死ねばよかったのに!』なんて八つ当たりして荒れやしないか心配……!
もしくは、なにもかもどうでもよくなって、部屋のすみっこで無気力にブツブツつぶやくだけになるのか……

ここに来て、まさかの弟くんの反抗期……? ジェターク一家の『兄弟の絆』が試される試練の時……!

…………。

この一家、まだ試練があるんですか……?

ノレアの暴走とエラン5号の真心

5号くんの制止を振り切って『ガンダムに乗る』という選択をしてしまった以上、ノレアはここで退場だろうなぁとは思っていたけど、こういう終わり方……

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

ベタでも『5号くんの腕の中でガンダムの呪いにより死去』じゃダメでしたか……?
でもやらかしたことを考えるとなぁ……ペトラや無抵抗な人の命を散々奪いまくっておきながら、自分は『穏やかな死』を迎えるってのは虫が良すぎない?

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

どんなに『かわいそう』な過去があろうとも、『されたこと』と『やったこと』は別問題。

そういう意味では『死ぬのこわい』と騒いでた子が『生きてていいんだと証明させろよ!』というやさしい言葉をかけてくれる人を見つけた直後に『裁きとして命を奪われる』というのは、まさに身勝手の代償。ただ5号くんがかわいそう。

しかも『撃つチャンス』を与えたのが5号くんというのもフクザツ。これって、ノレアが突き飛ばしてなければ、5号くんごと撃たれてたんじゃあ……敵のガンダムに乗ってたし。
これまで『自分が生き延びるため』にしか動かなかった5号くん、ある意味初めて『誰かのため』に戦い、『誰かのため』に怒ったんだなぁと思うと、なんか切ないわ……

逃げたノレア、挑んだソフィ

エラン5号くん、スレッタはまったく落とせなかったのに、ノレアは落とせた。
シャディクくんといいノレアといい、みんな口をそろえて『お前に私の気持ちはわからん!』なんて言ってたけど、それはあなたが『相手から逃げてる』からでは……?
なのに本音は『自分のことわかって欲しい』と矛盾したこと思ってるよね?

たとえばスレッタがエラン4号くんと惹かれ合ったのは、『互いを理解したい』と思ったからであって、5号くんは『スレッタを理解する気』もなければ『自分を理解して欲しい』とも思ってなかった。だからアプローチを思いっきり間違えて、惹かれるどころかドン引きされた。
だけどノレアのことは『理解したい』と思った。ノレアの絵から、自分と同じ『死への恐怖』『孤独な気持ち』を汲み取ったから。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第19話 一番じゃないやり方

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第19話 一番じゃないやり方

5号くんとノレアとの違いは『自覚の有無』だと思う。
ノレアは『逃げてる自覚』がなかったから、背負わなきゃいけない『責任』の存在にすら気づかず、『弱いものイジメ』に逃げ続けた。

だって今回犠牲になったのは『スペーシアン』というカテゴリを取り除けば、自分と何ら変わらない無力な少年少女達だよ?

『自分から大切なものを奪った!』とキレてたけど、『憎いあんちくしょう』とまったく同じところに落ちてる。

もちろんノレア本人は『仇討ち』『仲間の無念を晴らす』つもりでガンダムに乗ってたんだろうけど、本当に『仲間の無念』を晴らしたいのであれば、手に入れた力は自分から大切なものを奪った『強き者』に向けるべきであって、自分と同じ『弱き者』に向けてる時点でただの『憂さ晴らし』にしかなっていない。だから何も変わらない。

『自分より強いヤツ』にときめいて、戦いを挑みにいったソフィのほうがまだヒーローしてたと思う……この子は『欲しいもの』がたくさんあったから。それを手に入れるために、『強い相手』に戦いを挑んだ。

だけどノレアは『空っぽ』だった。
たいして欲しいものもなく、だけど死ぬのも怖い。
だから『弱いものイジメ』に逃げた。『確実に勝てる相手』だから。

ノレアがニカや5号くんに吐いた暴言って、全部自分自身に向けての暴言だったよね。
自分がいつまでも『被害者ぶってる逃亡者』で、そんな自分が嫌いなもんだから、同じような人に腹立ててるんじゃないの?

5号くんの無害な逃走

ノレアに『逃げてばかり』と罵られていたエラン5号くんですが。
この子はたしかに問題から逃げてはいたけど、うざ絡みしてくるだけで特に害はなかった。
一回だけスレッタに害をなそうとしたけど、それは『自分の命』が危なくて追い詰められていたから。阻止してくれたグエルくんには感謝していいと思う。

でも『自分の命』が危ない状態には変わりがないから、グラスレーに逃げ込んだ。『自分の命』を守るために。

5号くんって『自分の命の責任』や『逃げた責任』は自分で背負っていたんだよね。だから『卑怯者!』とののしられても飄々としているし、『他人を傷つける』なんて、背負えもせん『責任』が発生するようなことは回避した。
自分の命を『軽い命』なんて言ってたくせに、その『軽い命』を守るために『責任』背負って逃げていたのが5号くん。

そんな5号くんが、今回初めて逃げることをやめて『他人の命』の責任を背負った。『ノレアを止められるのは自分しかいない』と、乗りたくもないガンダムに乗って。

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

そしてノレアの心を開くことが出来たのは、『本心』をぶつけたから。

『本心をぶつける』って勇気のいることだよ……ノレアといいシャディクくんといい『私の気持ちなんてわかるわけがない!』って、自分の辛さを『理解しない相手のせい』にしてるけど、たんに『勇気がない』だけ。
自分に本心さらけ出す勇気がないもんだから、『どうせ理解してくれるわけがない!』と他人のせいにして逃げてる。だから何も変えられなかった。
やっぱり本音でぶつからないと人の心は動かない。

エラン5号くんのこれから

それにしても、5号くんはこっからどうなるんだろ。1回外に逃亡したけど、その後すぐ捕獲されたようだし……(逃げ切られてもペイル社に回収されても困るから、ある意味よかった)

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第20話 望みの果て

ファラクトがお蔵入りしたまま終わるとも思えんし。『ノレアが暴れるきっかけ』を作ったミオリネ(冤罪)に怒りの矛先向けるなんてことにならなきゃいいけど。
もしくは『ノレアがガンダムに乗るのを阻止出来なかった』と自分を責めるのか……

でもノレアが暴れたのはシャディクくんのせいなんだよ……こいつ『ノレアが暴れる』と見越した上で解放したじゃん……
学校に顔見知りや自分を慕ってる人がいることくらい知ってるだろうにおかまいなしとか、人の心ありますか……?
ノレアが死ぬことも織り込み済みだったんでしょ? ガンダムの呪いにせよ誰かにやられるにせよ、地球の魔女は利用するだけ利用してポイですかそうですか……へー……
サビーナちゃん、この男は全方面人を不幸にする男だからやめといたほうがいいと思うよ……(早めに見切りをつけたミオリネの英断)

なんにせよ、ノレアはとことん誰かの『都合のいい子』にされる人生だった。中身空っぽの『怒りの奴隷』だったから。
せめてもの救いは、5号くんに心を開き、奴隷から解放されてから逝けたことかな……
せっかくノレアが『怒りの奴隷』から解放されたのに、今度は5号くんが『怒りの奴隷』になっちゃイカンよー。

ミオリネのこれから

ミオリネ、前回の地球の襲撃(冤罪)だけでもアレなのに『ノレアが学園で暴れる』という不測の事態まで起こって、これ支持得られるの? 『ミオリネがあんなことしたせいだ!』って叩かれそうだし、実際叩かれてたけど。
それともアーシアンへの恨みが強まって『ヤツらを徹底的に叩きのめせ!』ってむしろ支持上がるの? なんかアンチと支持者で二分しそうだな……

ミオリネの心情考えると、総裁どころじゃないと思うけど……いや、そもそもグループ自体が存亡の危機のような……

シャディクくんは『アーシアンだけの犠牲では動かなかった議会連合も動く』なんて言ってたけど、あいにく『スペーシアンとアーシアンの対立』なんておかまいなしの水星の魔女がいてだな……
ぶっちゃけ、この人にとって双方の対立なんてただの雑音、ここまでの出来事なんて『前座』でしかないんだと思うよ……
ベルメリアさんがプラント・クエタに向かったけど、そろそろ真打が出てきそう。

* * *

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下にあるイイネボタンを押していただけると元気と勇気とやる気が湧いてきます(*´ω`*)ノ

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機動戦士ガンダム水星の魔女第21話『今、できることを』感想と考察 ミオリネ反省会とクワイエット・ゼロの正体

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機動戦士ガンダム水星の魔女第19話『一番じゃないやり方』感想と考察 復讐の奴隷のプロスペラとはめられたミオリネ

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