進撃の巨人133話罪人達 矛盾しまくりなエレンと始祖ユミルちゃんの真の思惑考察
進撃の巨人133話罪人達の感想と考察です。今回は矛盾しまくりなエレンさんと始祖ユミルちゃんの思惑についてが中心となってます。
よその考察とかぶったりとかそりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2020年10月の133話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。
言ってることとやってることと望んでたことが矛盾しまくりなエレンさん
うーん、まさかいきなり道召喚が来るとは……
『自由を奪われるくらいならそいつの自由を奪う』言ってんのに、まさに邪魔しようとしてるアルミン達からは『何も奪わない』と言い、『話し合いは必要ない』とわざわざ『話し合い』に来とる……!
エレンさん、言ってることメチャクチャだし色々矛盾してるよあんたって子は!
エレンの『目的』の矛盾
『地鳴らしで外の敵潰す』その目的は『ヒストリアの巨人継承を阻止する』『島を守る』ってのもあるけど、そもそもは『仲間達の幸せ』を願ってのことじゃなかったの?
それが今では『島の外滅ぼす』だけが目的になってない?
133話を見る限り、『未来の記憶』を見ていようがいまいが、『みんなが止めに来る』ってこと、十分理解してたよね?
『仲間達の幸せ』を願っといて、『仲間達を苦しめる』ってどういうことよ?
島に住む『見ず知らずの他人』は守れても、『大事』と言った肝心の『仲間達の幸せ』はまったく守れてないよ?(『ミカサやアルミン、みんなを救いたいなら~』とは一体?)
それに『島を運に任せて放棄することもしない』ってまるで責任あるようなこと言っとるけど、どのみち『島の外滅ぼしたところで今度は島の中で争いが起きる』ってことは予想出来るはず。(直近だと統治を巡っての争いがありえる)
4年前がすでにそうだったやん……『今の状況でも一つになったとは言いがたい』ってあんたが言ったんやで……
『衝突するたび戦う』って、エルヴィンが言った『人類が1人以下になるまで終わらない』ってことやぞ……
そうなったとき、真っ先に危険になるのが『何もしてない』ヒストリア女王。
いくらお飾りとはいえ、女王様が『何もしてない』はまずいよ……民に『継承が嫌で逃げた女王』と取られても文句言えん。
実際、地鳴らし発動で兵団上層部も島民もめっちゃ死んどる。一番ヒストリアを守ってたのは他でも無い兵団なのですがそれは。(一番利用したのも兵団だけど、ヒストリアは元々公に心臓を捧げた兵士だし……)
ヒストリアが巨人継承すりゃあ、少なくとも島内の犠牲は全部回避出来たんですよ……そういった人達の怒りの矛先が、ヒストリア女王に向けられてもなんの不思議もないんでは?
生き残った兵も、理由はどうあれ結果として兵団を裏切ったヒストリア守るとは思えないし……
『そうならない保障』がない以上、それこそ『運任せ』じゃないの?
そうなった時エレンさん。あんたせいぜい4年しか守れんやろ。一見、責任あるようなこと言っとるけど、一番無責任やん……
『お前らからは何も奪わない』の矛盾
それとも、130話で言ってた通り記憶改竄するつもりだったんですかね? でもそれなら真っ先にするべきだし、133話じゃ『お前らからは何も奪わない』ゆーとる。
『何も奪わない』って、記憶はもちろんだけど、『命も奪わない』ってこと? でもそれだとハンジさんは?
たしかにエレンは『ハンジさんの自由は奪わなかった』けど『みんなからハンジさんを奪った』ことにはならないの?
『その場にいなくても飛行艇の会話聞いてた』ってことは、ハンジさんのことどころか、これまでのみんなの行動全部知ってるってことになる……サシャは始祖パワー手に入れる前だったから仕方ないとしても、ハンジさんはその気になれば始祖パワーで助けられたんじゃないの?
『お前らは自由』だから『戦って死ぬのも自由』ってことになるけど、でもそれだとエレンが本来願ってた『ずっと幸せに生きして欲しい』と矛盾してる。
おまけに『息の根を止めてみろ』の次に『お前らは自由だ』。
『自由=相手の選択に委ねる』って、まるで選択肢があるみたいなこと言ってるけど、エレンがフロック野放しにしてくれたおかげで選択肢なくなったんだよ……飛行艇での会話も聞いてたんなら知ってるでしょ?
フロックに『余計なことすんな』って事前に釘刺しとくだけで、犠牲は回避出来たんじゃあないの?
まさかエレンがフロック野放しにしたのって『フロックの自由を守るため』じゃなくて『仲間の選択肢を奪うため』だったんじゃあ……
つうことはこれ、ライナーの『予想は当たってた』のお言葉通り、エレンの真の望みは『島を守る』じゃなくて『オレを殺してくれ』ってことジャン……
だから『能力を奪ったりしない』『止まらない』『話し合いは必要ない』と宣言してる。殺してもらうには殺すための力と殺さなきゃいけない状況と理由と何より『強い意志』が必要だから。
イェーガー派とハンジさんはそのための『生け贄』ということに……
あんたって子はーーーーーーーーーーー!
戦え……戦え……
『オレ達がやることはただ一つ』『戦え』ってのも引っかかるな。『戦う』じゃなくて『戦え』。
初対面ミカサの時とか、トロスト区で穴塞ぐ時、あと地下牢の時とかにも『戦え』は何度か出てきたけど、これって『他人に向けて使う言葉』だよね? いわば『命令』。
『オレ達は戦う』なら『自分の意思』だけど、『戦え』ってことは、『誰か』に『命令』してるってことにならない?
『オレ達』にアルミン達が含まれているならアルミン達に『戦え』と『命令』してるとも言えるけど、それだと『お前らは自由』と矛盾する。(『戦わない自由』もある)
じゃあ『オレ達』ってのは、『エレンとユミルちゃん』を指してることになる。
訳すと『エレンとユミルがやることはただ一つ。戦え』ってことになるけど、これ、『誰が』命じてるの? ドSの神様?(間違ってない)
まあ、ふつーに考えると『自分で自分に命じている』か、お隣のユミルちゃんが命じてるってことになるよなぁ……
ユミルちゃんだとすると、ここのセリフはアルミン達に向けたものじゃなくて、ユミルちゃんがエレンに言ってることをエレンが言ってることになる……
ちょっとこの辺、後ほど詳しく。
エレンとユミルちゃんが子供なわけ
ところでエレンが『見た目は子供! 頭脳は進撃! その名はエレン・イェーガー!』になっとるんですが、これはなんででしょうね?
ユミルちゃんもそうですよね。こちらも当時は三児のママなのに、『道』に行ったとたん子供返りしてる。
共通してるのは『巨人の力を手に入れた当時の姿』ってことでしょうか。
もしかして、その時の『願い』とか『強い意志』が『道』での姿に関係してない?
130話で『駆逐してやる』が出てきたのがなんか不思議だったんですが、エレンが巨人継承した頃、一番強く願ってたのってまさにそれだったはず。
104期ユミルも、巨人にされた時強く願ったのが『生まれ変わったら今度は自分のためだけに生きたい』で、人に戻った後、その願い通りに生きたし。
グリシャがジークに『エレンを止めてくれ』と頼んだわりにエレンに巨人継承させたのは、『使命をまっとうしろ』があったから?
ダイナさんも『どんな姿になってもあなたを見つける』と願って、ホントに家まで押しかけてきたし……その後も、ちゃんとエレン見つけるし……
『どんな姿になっても』ってそういう……?(姿がエレンでも中にグリシャがinしてるから……)
そしてアルミンも団長になり、ライナーは英雄になるんですね。がんばって二人とも!
アルミン「え?」
ライナー「え?」
ユミルちゃんの『願い』とは?
もし『巨人化した当時の願いがその後の生き方・行動に反映される』『だから『道』では『巨人になった当時の姿』になる』となると、気になるのがユミルちゃん。
もし『ユミルちゃんの目的』が『自分を道から解放してもらうために進撃さんを導いた』だとすると、巨人になった当時のユミルちゃんの願いは『死にたい』『殺してくれ』になる。
でも当時のユミルちゃんは必死に逃げ回ってたんですよ。『逃げ回る』のは『死にたくない』『生きたい』のためのはず。
13年後に槍が刺さった時は、死を望んだから死んだわけだけど、意識が消えなかったのは巨人になった当時の『死にたくない』『生きたい』が反映されたから?
『道』で巨人を作って生き続けたのも、『生まれてきた意味がわからない』という『未練』があって、それを求めてとも考えられるし。
意味を求めて、ひとまず初代王の『お前はそのために生まれてきたのだ』に従った?
『道』でアルミン達は大人の姿のままだけど、これって現在の意思の強さが関係してる?
だって今、巨人体の中にいる『大人エレン』は眠ってますよね?
- 『仲間の幸せ』を願って地鳴らし起こしたはずが、辛さに負けて眠ってしまう
- 継承当時(10歳)の『駆逐してやる!』の願いが優位になる
で、それが『道』の子供エレン?
エレンが矛盾だらけになってるのは、『継承当時の願い』と『今の願い』がごっちゃになって、齟齬が生じてるからですかね?
ユミルちゃんも巨人の力を手に入れた当時の『生きたい』と、現在の『死にたい』という最強に矛盾した願いに齟齬が生じて、それが『道』を作ったってこと? 知らんけど。
エレンとユミルちゃんの違い
ただ、エレンとユミルちゃんの違いは『エレンには肉体がある』ってことなんですよね。
『息の根を止めろ』って、巨人体の中にいる大人エレンを●せってことでしょ?
そしたら『道』にいる『子供エレン』はどうなるの?
ユミルちゃんは肉体が死んでも『道』で生き続けてたけど、今度は子供エレンも『道』で生き続けることにならない?
で、それを望んでるのは誰かっつーと、ユミルちゃんしかいない……
え? じゃあユミルちゃんは、別に『死』なんて望んでなくて、
エレン「誰にも従わなくていい。お前が決めていい。永久にここにいるのか、終わらせるかだ!(終わらせてここから出よう!)」
ユミル「よし、じゃあ私、あなたと一緒に永久にここで生きます☆」
エレン「そっち!?」
ユミル「かわいい巨人ちゃん、たくさん作ろうね☆」
エレン「」
というエレンの想像の斜めを行く回答をしたってこと?
これはまさに『人の気持ちわかった気になるなよ』のブーメランがジークお兄ちゃんを貫通しエレンにまでぶっ刺さる形に!
じゃあ『二千年前の君』のあの涙は、まさかの『これまで一人で寂しく巨人作ってたけどこれからは二人で巨人を作れる! 嬉しい!』の涙ということに……? なにしろ世界は多様性にあふれてるからな……知らんけど。
いや、だってエレン、お顔がユミルちゃんと同じに……これ、ユミルちゃんに思考乗っ取られてない?
先ほど『エレンとユミルがやることはただ一つ。戦え』と訳したけど、これ、『ユミルちゃんの意思』をエレンが代わりにしゃべってるように見えるんだけど。
ユミルちゃんがしゃべらないのは、巨人化した当時の姿(舌切り取られた)のままだから?
だとすると、かつて『やーい! お前の脳みそベルトルト~!(要約)』とアルミン氏に言ったエレンさんが『始祖ユミルちゃんに脳みそやられる』という超特大ブーメランがぶっ刺さるという……お前……巨人体に生えてる骨だと思ってたあれ、全部返ってきたブーメランかよ! 知らんけど!
↑生えてる骨っぽいヤツ=返ってきたブーメラン説
つうことは、この前考察した『未来の記憶はユミルちゃんが送ってた』って可能性が割とマジで出てきたんじゃあ……(ただし目的は死とか滅びとは逆の可能性が)
↓この前の考察
『オレをここまで導いたのはお前なのか』『自分の自由を奪われるくらいならそいつ(エレン)から自由を奪う』ってそういう……?(まさかのジャイアニスト爆誕)
見た目年齢が若返ったのも、そのままの姿じゃエレンがロ●コンになってしまうというユミルちゃんの配慮とも……(どんな配慮や)
ユミルちゃんが困ること
ということは、ユミルちゃん的に一番困るのが、『大人エレンが起きること(エレンが『道』から撤収)』なんじゃあ?
エレンが起きなかったとしても、『ジーク●す』で『道から撤収』は可能なはず。
だって『ジークと接触』したことで初めて『道』に行ったわけじゃないですか。アルミン達を『道』に呼び出せたのも、『ジークを取り込んで始祖パワーを得た』から可能になったわけで。
今回、ジーク●す話出たけど、『ジーク●す→始祖パワーを失う→エレンが『道』にいられなくなる』ってことでしょ?
しかもこの話の後に『道』に呼び出しとる。
これ『ジーク●す』ではなく『エレン●す』に舵切ってもらうために、意図的に『道』に召喚したってこと?
『帰る肉体』を先に潰せば、その後ジークがどうなろうとエレンは『道』に閉じ込められるし……そのために、地鳴らしを止める方法を親切に教えたとも言える。
つまりラスボスがヤンデレヒロインで主人公が捕らわれの姫というまさかの新境地……!
じゃあこれ、『息の根を止めろ』をアルミン達がホントにやったら『エレンが帰る肉体を失う→まんまとユミルちゃんの策にはまった』ってことになるけど、アルミン達にそれを知る術はないから、
- エレンを●す
- 地鳴らしが止まる
- 『道』のエレン、帰る体を失う
- ユミルちゃんがずっとエレンと一緒にいられる
- ライナーが英雄になる
で、アルミン達もラスボスもまさにwin-win!
よかった……!
エレン「よくない」
ミカサ「よくない」
ライナー「よくない」
それでは今回はこの辺で。おもろかったらイイネボタンをぽちりとしてやってください。(*・ω・*)ノ
次回は飛行船VS始祖あたりの考察です。
2020/10/21 動画版も出来ました。
↓次の考察
↓前回の考察
↓時系列更新しました