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進撃の巨人33巻 アルミンが表紙で主人公に!31巻のミカサの対比とマフラーも考察!

進撃の巨人33巻

進撃の巨人33巻の表紙が来ましたね。32巻でおらんかったアルミンがついに主人公のポジションに!

これまではエレンの横とか後ろとかはあったけど、アルミンが主役ポジションに来たのは、6巻で頭かち割られて以来でしょうか。(主役……?)

↑まさか後方のヤベーやつの中の人と4年後いい雰囲気になったり脳内拷問プレイしたり(違)と誰が予想したであろうか……

ライナーとピークちゃんがいないのは、単に入らなかったってのもあるんでしょうが、やはり、一番エレンと『仲間』として過ごしたメンバーでまとめたということでしょうか。

今回は33巻の表紙についての考察ですが、表紙といえば32巻のハンジさんの表紙についても考察したことがあるんで、興味のある方はこちらもどうぞ(*・ω・*)

【進撃の巨人】32巻ハンジさんの表紙に隠された表と裏のテーマ考察【ネタバレなし】

32巻の動画版はコチラ

個人的な感想を交えた考察です。
よその考察とかぶったりとかそりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
33巻のネタバレも含んでいますので「まだ読んでないよー」という単行本派の方はご注意ください。

表紙に帰ってきたリヴァイ兵長

32巻の表紙で欠席していたリヴァイ兵長も、33巻でついに表紙復帰しましたね。
そしてリヴァイと入れ替わるようにハンジさんがいないということは、単行本派に『あっ……(察し)』させて読む前に覚悟を持たせようという親切心ですね先生!?

ハンジさん……(´;ω;`)

そりゃ過去に想像はしたけど、ホントにハンジさんと入れ替わりで兵長復帰させるとか悪魔ですか先生……

進撃の巨人33巻[ 諫山創 ]

進撃の巨人33巻[ 諫山創 ]


そういやリヴァイ兵長だけ、雷槍なしでブレードですね。改めて134話見返してみたら、たしかにリヴァイ兵長だけブレード装備で雷槍はつけてない模様。
進撃の巨人134話[ 諫山創 ]

進撃の巨人134話[ 諫山創 ]

↑右上の後ろのほうでひっそりコンパクトに収まってるのがへーちょー。

雷槍は反動あったりうっかりすると自分もドッカンしたりする危険があるから、体調を考慮したのか、体調とは無関係にすっかりトラウマになってしまったのか……(雷槍といいハンジさんの件といい不憫すぎる……)

33巻は●巻のセルフオマージュ?

ところで、全員表情がわからんように描かれてますね。みんな後ろ姿だし、アルミンも顔隠れてるし。
少なくとも構図そのものは1巻の表紙に似せてる気がする。武器を構えて戦いを挑むエレンとそれを見上げる超大型巨人。
33巻も、武器を構えて戦いを挑むアルミンとそれを見上げるエレン巨人。

進撃の巨人1巻/33巻[ 諫山創 ]

進撃の巨人1巻/33巻[ 諫山創 ]

↑それにしても、今見ても1巻かっけぇなぁ……

1巻はエレン(進撃の巨人)VS超大型巨人(ベルトルト)だったんですけど、33巻も立ち位置が変わっただけでアルミン(超大型巨人)VS進撃の巨人(エレン)の図式に違いないという……
これは『超大型巨人に始まり超大型巨人』に終わる予感!(最終巻は次巻だろうけど)

かつて巨人が怖くて動けなくなっちゃった子が、当時よりも圧倒的に巨大でめちゃ強いとわかってる巨人に勇猛果敢に挑む日が来るとは……これはアニも惚れる!(おらんけど)

アルミンってこれまでずっと『主人公のトモダチ』ポジションだったけど、『巨人継承者』に加えて『団長』というさらに大きな責任を背負うことになって、過去に願った通り『エレン(主人公)と対等』の位置までついに来た。それが33巻の表紙って感じですね。

  • 元いじめられっ子の劣等生
  • ちゃんと夢を持っている
  • やるときゃちゃんとやる
  • 大きな力(超大型巨人)を持っている
  • ちゃんとした師匠がいる(兵長&ハンジさん)
  • みんなのリーダーになる
  • 敵国の女の子と恋仲になる(←重要)

うーん、これは主人公……

1人で突っかかるエレンと仲間と立ち向かうアルミン

1巻と構図は同じでも、違うのは、1巻のエレンは『1人で突っかかってる』のに対し、33巻のアルミンは『仲間達と一緒』ってところですね。
『イノシシ野郎』が1巻ってことかな……カルラママにも『突っかかりゃいいってもんじゃない!』って叱られてたなこの子……

進撃の巨人50話[ 諫山創 ]

進撃の巨人50話[ 諫山創 ]


そのせいでボロボロになって、そこにアルミンとミカサが助けにくるという……って、今と全然変わっとらへんやんか! ハンネスさんも呆れとるでホンマあんたって子は……!(オカン風)
進撃の巨人45話[ 諫山創 ]

進撃の巨人45話[ 諫山創 ]

仲間達はちゃんと成長してんのになぁ……ミカサ、エレン巨人と真っ直ぐ向き合ってるし。(あれ? そういやこのミカサ、頬の傷ない?)

進撃の巨人33巻[ 諫山創 ]

進撃の巨人33巻[ 諫山創 ]


ジャンとコニーも雷槍を構えてはいるけど、まだ攻撃態勢ではない。かといって迷いがあるというよりは、この二人もエレンと向き合っているので、ミカサ同様、133話を経てエレンと向き合う覚悟ガンギマリ。
進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

かつて巨人に怯えて動けなくなってたアルミンは、1巻のエレンみたいに今にも一番槍ぶっ放す状態。兵長も、すでにブレード構えていつでも斬りかかれる状態。この両者はすでに戦う覚悟ガンギマリ。
全員、33巻のクライマックスである134話の状態ですね。

そして悪い意味で変わってないのがエレン……お友達はあんたと対等になろうとがんばって登ってきてくれたのに、自分が落ちちゃってどーするあんたって子は!
これ、エレンが『子供返り』してるうちは、今度はエレンが『アルミン達と対等』になれてないってことなのよね……
『大人エレン』として、ちゃんと対等に向き合わなアカンでホンマに。

ミカサちゃんのマフラー

それにしても気になるのはミカサですよね。マフラー巻いてる。
31巻の時もそうでしたよね。32巻では巻いてなかったのに、33巻の表紙ではまた巻いてるんですよ……

↑マフラー巻いてる31巻


↑マフラー巻いてない32巻

単純に連載を現在進行形で読んでない人でも違和感もたれないよう、表紙ではマフラーつきで描いてるだけなのか(でもそれだと32巻は?)、なにか意図的にそうしてるのか……
今後、マフラーがキーアイテムになるのは間違いないと思いますが、マフラーどこにしまってんのやろ……飛行艇の中だとヤバくない?

不時着を……お前のミラクルな操舵技術無事不時着してみせてくれオニャンコポーーーーーン!(そしてそう願った次回あたりで『あっ』ってなりそうで怖い……)

31巻のミカサと33巻のミカサ

31巻と33巻の表紙を見比べると、31巻は遠ざかっていくエレンの後ろ姿を見送るミカサ。
33巻はエレンと正面から向き合うミカサ。(エレンもミカサ見てるね)

進撃の巨人31巻/33巻[ 諫山創 ]

進撃の巨人31巻/33巻[ 諫山創 ]


マフラー巻いてるのは、31巻と33巻が『同じミカサ』だからでしょうか?

31巻といえば、ちょうど123話の冒頭でミカサが『気づきたくなかったのかも……』と述懐してましたね。

進撃の巨人123話[ 諫山創 ]

進撃の巨人123話[ 諫山創 ]


それを踏まえた上で改めて31巻の表紙を見てみると、手前から順番に『エレンを見ているミカサ』、『迫ってくる壁巨人くんの群れ』、『ミカサから遠ざかって行くエレン』って構図ですが、『巨人』がミカサとエレンの間にある『壁』ってことなんでしょうか?

エレンが後ろ向いてんのに、壁巨人くんがミカサのほうを向いてるのは『拒絶』を意味してるのかな? こっちくんな! って感じで。
ミカサは『待って! 行かないでエレン!』にも見えるし、『エレン、行っちゃうの? 私、どうすればいいの?』と迷っているようにも見える。

進撃の巨人125話[ 諫山創 ]

進撃の巨人125話[ 諫山創 ]


31巻の内容的に後者な感じかな? なんか途方に暮れた感じ。(進撃の、こう、色々解釈出来る余地を置いといてくれるトコ、好き)
その31巻とは対称的に、33巻のミカサは『壁を飛び越えエレンと真っ正面から向き合う覚悟を決めたミカサ』でしょうね。31巻も33巻も後ろ向いてて表情がわからんのに、背中で語ってやがる……!
進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]


133話の『罪人達』ってタイトルは、『エレンと向き合わなかった罪』も含まれてるんでしょうか。
で、その133話でエレンが『戦え』ゆーてたけど、そのエレン本人が壁作って子供返りしてミカサ達から逃げてるという皮肉。あんたって子は!

アルミンが初めて逃げようとした相手

『気づきたくなかったのかも』といえばアルミンもなんですよね。
『エレンのことがもうわからない』と言ってたんだよなぁ……『わからない』で終わらせるって、それ『理解することをあきらめる』ってことなんですよ……

進撃の巨人106話[ 諫山創 ]

進撃の巨人106話[ 諫山創 ]


でも本当は、ミカサと同じで『見て見ぬ振りをしていた』、つまり『自分でわかろうとしなかった』だけでして。『エレンを一番知っている』ということにあぐらを掻いて、『知ったつもりになっていた』という。
でも諸行無常というか、その間に、エレンはみんなとの間に見えない『壁』を建築しちゃった。

進撃の巨人125話[ 諫山創 ]

進撃の巨人125話[ 諫山創 ]


昔、いじめられても逃げず、コゲミンになろうと逃げなかった子が、初めて逃げようとしたのがエレンなんですよね……

進撃の巨人125話[ 諫山創 ]

進撃の巨人125話[ 諫山創 ]

↑これも『エレンからの逃亡』。

でもそのアルミンを『誰よりも勇敢』と思っていたのがエレンなわけで。
その点に関してはハンジさんもエレンと同じなんですよね。
『生き返るべきは僕じゃなかった』も、これ、昔みたいにアルミンが勝手にそう思っただけで、ハンジさんもエレンと同じく『この子はどんな困難からも逃げたりしない子』として見てた。

散々失って、遠回りをしてでもアルミンをここまで導いたハンジさんの存在がデカすぎる……ハンジさんがおらんかったら、マジでミカサ共々エレンから逃げることになってたのかもしれんし……
そうなってたら、エレンは『最後の1人』になるまで殺し続けて、『座標』という壁の中に未来永劫閉じこもることになりそう……

エレンへの『反抗期の化身』評

アルミンの成長っぷり見てると、サシャパパやシャーディス教官みたいな『導く大人』ってホント大事なんだなぁ。

進撃の巨人134話[ 諫山創 ]

進撃の巨人134話[ 諫山創 ]


『導く大人』が悪いとマーレやイェーガー派みたいになる。まあ、イェーガー派は『導いてるのも子供』だったわけですが……反抗期集団か!(核兵器のボタンは『持っとる』ことに意味があるんであって『押すため』に持っとるんちゃうねん……!)
そしてエレンのことにハンジさんが責任感じてたのも、『団長』としてもだけど『大人として』の部分もあったんでしょうね……子供の無茶苦茶を止めるのもいさめるのも大人。尻ぬぐいすんのも大人……
進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

進撃の巨人133話[ 諫山創 ]

ケツキックだけで勘弁してやるリヴァイ兵長寛大すぎる……

つくづく、ハンジさんのエレンに対する『反抗期の化身』評は的確だったなぁ……
アンサーズで先生が『大きな力には大きな責任が伴う』とか言ってたけど、エレンが子供返りしちゃったのって、

  1. 『力を持ってる俺がなんとかしなきゃ!』と大きすぎる責任感じて思い詰めすぎる
  2. でも大事な仲間を巻き込みたくない・大人はわかってくれないと1人でやろうとする
  3. 結局、身の丈に合わない『責任』に押し潰される
  4. 『子供』という『無責任な存在』に

ってことなんでしょうか……(そもそも人間に支配出来る力ちゃう……)
自分の無責任な行動をいさめられたり自分が悪いとわかっていても素直になれないのが反抗期の子供。

ん?そうやって見ると33巻の表紙『反抗期で止まるに止まれなくなったお子様とそれをしばきに助けに行く大人達の構図』になってんの?(非行少年とその保護者か!)
33巻の表紙がアルミン主役ということは、34巻(最終巻)でエレンが主役の表紙が来ると思うんだけど、ちゃんと主人公に戻らなアカンで。

それでは今回はこの辺で。おもろかったら下のほうのイイネボタンとかぽちりとしてやってください。(*・ω・*)

2020/12/6 動画版出来ました。

* * *

次の考察はコチラ

進撃の巨人33巻 アルミンとミカサ、表紙でわかる成長の軌跡考察動画

前回はコチラ

進撃の巨人134話絶望の淵にて アルミンと最終回の音 リヴァイVSジーク考察動画

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