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進撃の巨人137話『巨人』感想と考察 辛そうなリヴァイ兵長と心臓を捧げたジーク

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話『巨人』感想と考察。今回はついにリヴァイ兵長とジークの決着がつきましたね……
ようやくエルヴィンとの約束を果たした形になるわけですが、でも、兵長がちっとも嬉しそうじゃないんですよ……(;ω;)

個人的な感想を交えた考察や予想です。
思ったことを好き勝手に書いてるので、そりゃねーわなのもあるでしょうが、あたたかく見守ってください。考えるだけなら自由だろ?
2021年2月の137話時点の内容です。ネタバレ配慮してないんでご注意を。

どこにいるんだと散々考察されたジークさん

自分から出てくるんかーい!

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


この辺じゃねーかあの辺じゃねーかという考察班の苦労を一瞬で破壊する髭面の鏡……!(どんな鏡や)

そして『道』ではTPOを考慮して服着てたのに、現実世界はやっぱ素っ裸かい!

しかしジーク、自分から出てくることが出来たってことは、お砂遊びしてたのは、やっぱ諦めてやる気なくしてたってことか……
『安楽死計画』って、ジークにとって『希望』だったからなぁ……どんな『希望』でも、『希望』がなきゃ人は戦えない。

ジークが出てこなかったのと出てきたワケ

そもそも、ジークの望みは『ユミルの民の根絶』だったんだけど、根底にあったのは『存在の否定』。
人を殺しても『救ってやったんだよ』と思ってたジークにとっては、『グリシャに頼まれたから』というのは『地鳴らしを止める理由』としては弱すぎましたね……この時点では、まだ『生まれてこなきゃよかった』って『存在を否定』してたし。

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


エルディア人以外も死んじゃうけど、『生きることは苦しくて辛いこと』なジークにとっては、『遅いか早いかの違いがあるだけで、どうせ人はいつか死ぬ。だったら今死ぬのも救いか』ということで、地鳴らしを止めなかった。
だから『その気になれば出ることが出来た』にも関わらず、出てこなかったんだろうなぁ……

ところがアルミン登場で『クサヴァーさんとのキャッチボール』という何気ない幸せを思い出し、『もう一度、生まれてもいいかも』と、初めて『未来』に『希望』を抱いた。
そのためには地鳴らしを止めなきゃいけないから、自ら姿を現した。

ところでこのシーン、『アルミンの視点』と『ジークの視点』が混じってるんですかね?
進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


『葉っぱ』はアルミンの視点。『ボール』はジークの視点。
アルミン本人は『葉っぱ(アルミンの大切なもの)』を持ってるんだけど、ジークにはアルミンが持ってるものが『ボール(ジークの大切なもの)』に見えてる。(アルミンは『これ』と言っているだけで『葉っぱ』とは言ってないんですよね)
形が違うだけで、それぞれの『大切なもの』として見えてるってことなんでしょうかね?

ジーク、最後までクサヴァーさんのこと大好きだったよね……(そういやジークが眼鏡かけてなかったのは、ここでクサヴァーさん登場するからか?)
結局、クサヴァーさんとの計画、口ではハッキリ否定しなかったけど、ついに『自分の存在』を『肯定』することは出来たんだよね。それもう去勢計画否定してますよ……
ここ『あなたとキャッチボールしたいから、どうかあなたもまた生まれてきてください』、グリシャパパへの感謝も『生んでくれてありがとう』って意味だし。

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


かつて、ジークはクサヴァーさんに『僕達は生まれてこなければ良かったんだ』と言ってたけど、ホントは叱って欲しかったのかなぁ……だってこれ『クサヴァーさんの存在も否定してる』ってことだもん。自覚ないだろうけど。
進撃の巨人114話[ 諫山創 ]

進撃の巨人114話[ 諫山創 ]


『クサヴァーさんの存在』を否定したから、ジークもクサヴァーさんに存在を否定されちゃった。いや、ここ『大人』であるクサヴァーさんが叱るべきとこなんだけどね……
ほんま、ダメ大人だったよクサヴァーさん……おかげでジークは『大好きなキャッチボール』で『人の命を奪う』ようになったんやで……(;ω;)

でもって、滅ぼし合うほかなかったはずのリヴァイを自ら求めた。リヴァイがジークを見つけることが出来なかったのは、ジークが拒んでいたからかね? そら見つからんわ……
超・遠回りして、ようやっと『自分の存在』を肯定したことで『他人の存在』も肯定し、クサヴァーさんも、自分自身も救ったよジーク……

次の人生は、ユミル様の教えの元、毎日楽しく世界にサウナのすばらしさを広める新世界の教祖様として人々に夢と希望と幸せを与えるんだぞ!(キャッチボールは?)

進撃巨人コレクション

存在を否定していたクサヴァーさんが、ジークに存在を肯定されたことでついに覚醒した模様。いつの時代も『子供の夢』を守ることが出来るのは大人なんだぜ……(ジークもうおっさんだけどね)
さて、それはそれとして。ここにきて、まさかのクサヴァーさん版・獣の巨人が登場。

羊。

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


_人人人人人人人_
> か わ い い ! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^ ̄

あんたまさか次のグッズ化狙って……? おっさんがまさかのマスコット枠とか兵長かよ!(おっさんがマスコット枠にもなれるのが進撃の巨人)
過去には鳥さん版もあったらしいし、猫ちゃん版とかくじらさん版(無茶)とかいたんだろーか。

ユミル「かわいいは正義!」

ベルトルトにガリア―ド兄弟、104期ユミル(顎多いな)、グリシャだけでなく、クルーガーさんまで出てくるとはなぁ……

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


……………

あの。集まってくれたのはアルミンとジークが知ってる人だけかと思ったんですが、クルーガーさんはジーク知っとるけどこの2人はクルーガーさん知らないと思うんですけど……

ジーク「誰だあのおっさん?」
アルミン「そっちの知り合いじゃないんですか?」
???「読者サービスです」

どうでもいいけどクルーガーさん、お船の時といい、アルゼンチン・バックブリーカー好きですね……

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


漢は黙ってアルゼンチン・バックブリーカー!

これって、ジークの王家の血が関係してんのかなぁ……
しゃべらないのは『死んだ仲間が見てる』と同じで、『お前が空気読め』ってことなんでしょうか。知らんけど。

少なくとも、ユミルの民は死んだ後も存在出来るってことだよね。
え? じゃあやっぱアレ、ガチで死んだ仲間が見てたってことジャン!

進撃の巨人127話[ 諫山創 ]

進撃の巨人127話[ 諫山創 ]


↑アレ

言葉などいらん。感じろ!

ついに決着! リヴァイとジーク

リヴァイ兵長とガビのちびっコンビ来たな……
対巨人砲は反動デカいから、兵長の安定感がないと飛びながら撃つのは危険だからね。

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


カツオお好きですね……

しかしだいたいの狙撃当ててるガビすげぇよあんた……外したのって飛行船の2発目くらい?
あれ、ファルコがいなきゃ、ジャンと相打ちになってヤバかったんじゃぁ……

それはそれとして兵長。あんた足折れてんのに無茶しやがって……!

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


読者にも自分でも『もう無理』と思わせといて、標的発見した途端すっ飛んでくんだもんな……指2本なくそうが片足折れようが立体機動出来る兵長、最後まで超人。

リヴァイ兵長がちっとも嬉しそうじゃないワケ

さて、そんなわけでついに決着がついたリヴァイとジークですが。
注目点は、リヴァイがちっとも嬉しそうじゃない点なんですよね。むしろ身を引き裂かれたみたいにお辛そう……

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


だってリヴァイが殺したかったのは、命をなんとも思わない『クソ野郎のジーク』。
実際、今の今までジークが姿を見せなかったのは『もう世界滅びてもいーやと思ってた(存在の否定)=エレンに協力した』ってことだからね。

ジークの状況がどんなんかなんてリヴァイにわかりっこないけど、なんにせよ、リヴァイ的にジークは『地鳴らしを止めるための『障害』となる『敵』だから、殺さなきゃいけないクソ野郎』と思ってたんですよ。

ところが137話のジークは、すっかり憑き物が落ちたきれいなジーク。しかもリヴァイ的ビックリポイントが『自らの意思で出てきた』ってこと。

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


このジーク、『未来への夢と希望』のために戦っていたエルヴィンやハンジさん『調査兵団の仲間達』と同じ目ぇしてんですよ……
進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

↑『世界は美しい』と思ってる面構えだ……

これまで『去勢計画』という『存在を否定するために生きてきた』ジークが、理由はなくとも純粋に『生きたい』と思ってんだよなぁ……これは存在の肯定。
だからこそ『人を殺しまくったこと(存在を否定し続けてきたこと)』を初めて悔やむことが出来た。だから『虫が良すぎる』。

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


そしてリヴァイを呼んだのは、『死に救い』を求めたからのようにも見えます。

ここでの『死に救い』って意味が変わるんですよね。『死んだほうがマシ』とか『もうヤだ。解放されたい』って意味の『救い』じゃなくて、『もう一回生まれたい』という自分の未来と『誰かの命を救うための死』って意味になる。
意味的に近いのがトロスト区奪還作戦のピクシス司令の『ここで死んでくれ!』と、エルヴィンの『我々はここで死に、次の生者に意味を託す!』の特攻かな。
ハンジさんも、誰かの未来を救うために、自らの心臓を捧げました。前回の136話タイトルの『心臓を捧げよ』は、まさに『未来への希望』のために心臓を捧げていったリヴァイの仲間達のことですね。

進撃の巨人136話[ 諫山創 ]

進撃の巨人136話[ 諫山創 ]


つまりリヴァイが、『自ら出てきたジーク』に衝撃受けてんのは、ちょっと前まで、何人殺しても『救ってやったんだよ(死んだほうがマシの意味)』と言ってたはずの『クソ野郎』が、『未来の希望と誰かの命を救うために自分の心臓を捧げます』という意味で出てきたからに他ならない。
進撃の巨人137話[ 諫山創 ]

進撃の巨人137話[ 諫山創 ]


それ、まんまリヴァイの仲間達と同じじゃねぇかジーク……(;ω;)

しかもリヴァイ的に辛いのが、『心臓を捧げたジーク』に『死』を与えるのが自分ってことでしょうか。ほんの数時間前、ハンジさんに『心臓を捧げよ』言って送り出したばっかなのに。

ジークが自ら出てきて、リヴァイを求めた瞬間、ジークとリヴァイは『敵』じゃなくなったんだよなぁ……むしろ、同じ想いを持つ『仲間』。その『仲間』を兵長に斬らせるっつー……
おまえ……最後の最後まで兵長を苦しめやがって……!(;ω;)
こんのばかちんがぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!(何故金●になる)

互いの存在を否定して殺し合ってた者同士が、言葉を交わすことなく『理解しあった』。これはウーリが信じてた『奇跡』そのものやん……(この2人、再会したらなんか会話とかないんかなーと思ってたけど、もはや『言葉による理解』は不要の域にまで来ちゃったよ……)
ここに至るまで、ジークを殺すことが出来なかったのは、まるでお互いの存在を肯定出来るようになるまで待ってたみたいやね……

でも『理解し合った瞬間』が『お別れの時』とか、ハンジさんに続いて兵長、辛すぎるやろ……頼むから『死こそ救い(前向きな意味)』を肯定はしても、兵長自身は『死に救い(後ろ向きな意味)』を求めんとって……(;ω;)
兵長はエルヴィンやハンジさん達に続いて、ジークが捧げた心臓の意味も託されたんだから、最後まで生き延びなアカン……(;ω;)

* * *

たかぴーさん、お返事ありがとうございます!
ホント、ワインだけであんなことになるの怖いですよね……
ピクシス司令はエレンにとって恩人なのに、どうにもならなかったのかと思うと辛い(;ω;)

それでは今回はこの辺で。
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